第1章 SeeD-62


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「一体誰に話しかけているんだ?」
先程から沸き上がっていた感情を俺は言葉にした。
「え?」
少し冷たい語気をはらんだ俺の言葉は彼女のペースを打ち切った。
「だから、スコールでしょ。あなたに……」
「そうじゃない……!」
自分で驚くほど俺の言葉は冷静で鋭い。
「結局、俺は必要だったのか? 話は…まだ続くのか? そういう話は嫌いなんだ……
他人の不満や不安…そんなこと聞かされても俺には無にも言えないだろ?」
先程とはうってかわり俺は言葉を矢継ぎ早に彼女へと送り込む。
「何か……いってもらおうなんて思ってないわよ……話を聞いてくれるだけでいいのよ」
「だったら……」
たじろぎつつ放たれる彼女の返答あったが、俺はまだ言葉を続ける。
「だったら……壁にでも話してろよ。自分のことは自分でどうにかするしかないだろ?
俺は他人の荷物を持ちたくない」
言い終わらぬ内に俺は身を翻し、秘密の場所から駆け出していた。
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