FF7AC The black brothers5


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まずい。
クラウドの今の心情を表現するとしたなら、この一言だった。
尋常ではない殺気を放つ2人組に追いまわされ、逃げきれたと思ったところへ間が悪い事にモンスターの群れが襲来し、
それに乗じて謎の追手は完全に追いついてきた。すぐ近くまで来ている。
そう、その声が聞こえるほど、近くに。

「母さんはどこだぁ?」
謎の襲撃者の片割れがクラウドの隣まで来て並走し始めた時、はっきりとそう問いかけてくるのが聞こえた。
重く低い、どこかで聞いたことがあるような声だ。
見ると、バイクに乗っているのは屈強な体つきの男で、左腕に鍵爪のような武器――スタンクロー――を装着している。
彼がその左腕を振り上げると同時に剣で防御体勢をとり、クローの一撃を受け止める。
剣と爪とが触れ合って火花を散らし、クラウドは振り払うように剣を一閃させて引き離す。
と、同時に、逆の方向からもう一人が大型の短銃――ナイトメア――で銃撃してきた。
今度はバイクの車体を倒してなんとか回避するが、その隙に更に接近される。
「兄さんが隠してるんだろ?」
語りかけてくる。
先程の声と比べて、こちらは冷たく、鋭い。だがやはり何処かで聞いたような気がする声だ。
銃を持った追手は、クラウドが車体を起こしたところを狙って銃身で殴りつけてくる。
クラウドは剣で受け止めるが、爪を装着したほうの追手が逆側から迫って来た。
挟み撃ちの状態から脱け出すため、一瞬だけ減速する。
こうすることで2人からの攻撃は回避できたが、今度はモンスターが攻撃してくる。
クラウドが跳びかかってくる獣を斬り捨てる間に、またも2人の追手が彼に並んだ。

彼らの戦いを、カダ―ジュは丘の上から見物していた。
彼はしばらくの間楽しそうに荒野の追走劇を眺めていたが、やがて手に持っていた携帯で誰かを呼び出し始めた。
「ああ、あんたか。いきなりごめんね。ちょっと話したい事があるんだけどさぁ」
相手に繋がるや否や、勢いよく話し出す。
「彼、なんだか母さんのことを知っすらいなさそうなんだけど、どういうことかな?」
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