FF7AC Vincent Valentaine8


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 クラウドはその視線を受け止め、俯いた。頭の中には、いつも通りの言い訳が浮かんでいる。
 『だって…見殺しにしたんだぞ?』
 だが、クラウドは、その言い訳を振り払い、ヴィンセントの目を正面から受け止め、口を開いた。
 「…すまない」
 ただ謝るだけという、無責任な答え方だった。答えになっていなかった。
 それでも、ヴィンセントの視線を和らげてくれた。
 「別に謝ることではない。ただお前の場合、、独りで背負い込むのは愚かだというだけのことだ」
 今度は、クラウドにも余裕が出来ていた。
 「…それ、あんたが言えたことなのか?」
 こういってやると、ヴィンセントは「フン」と鼻を鳴らして顔をマントの大きい襟にうずめた…笑ったのだろうか?
 そんなヴィンセントに、クラウドはなおも訊いた。

 「ヴィンセント…罪って、許されるのか?」
 「…試したことはない」

 その言葉が頭の中で反芻する。試す…試す、か…
 それから、クラウドはマリンに声をかけた。
 「帰るぞ」と。
 少女は朗らかな表情を浮かべ、ヴィンセントのマントから出てくる。
 「やってみるよ」
 クラウドはヴィンセントの目を見たまま、決然と言い放ち。そして、「結果は連絡する」といい、マリンとともにその場を後にした。

 「…それは電話を買えということか?」
 独り残されたヴィンセントに、クラウドは答えなかった。
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