三節 光を求めて4


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「ローザ!ローザ、僕だよローザ。ローザ……」
セシルは先程の女性に寄り添い、何度も何度も名前を呼びかけている。
家の主の老人は突然の来訪者に戸惑い、どうしたものかと困りこんでいた。
「セシル……?」
リディアは恐る恐る呼びかけたが、彼女の声は全く届いていないようだった。
セシルは一心に女性に話しかけている。
「どうやら、彼女は彼の想い人らしいのう」
「…オモイビト?」
「おや、お嬢ちゃんにはちょいとわからんかのう」老人は髭をかきながら、穏やかに笑った。
オモイビト、という言葉の意味がリディアには分からなかったが、
大切そうに女性の顔に手を添えるセシルに、なぜだか無性に腹が立っていた。
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