三節 山間17


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「じゃあ、そろそろ行くよ二人とも。きっと空耳か何かだよ」
「はい、セシル様」
セシルに声を掛けられると、ポロムは途端に上機嫌になった。
「行きましょう!」
元気よく駆け出そうとする。
「あーあ、全く調子いいぜ」
少し顔を膨らましたパロムもしぶしぶといった感じで歩き出す。
「しかし、さっきの声は本当に何だったんだろうな?」
二人を見送るセシルは釈然としない思いであった。
彼らにはああはいったものの、とても空耳には思えなかったからだ。
「やはり、お主にも聞こえたのか?」
後ろからテラが同意を求めるかのような疑問を投げかけてくる。
「二人に嘘を言うのは気が引けましたけど……」
「やはりお前は優しすぎるぞ。いずれはその甘さが命取りになる可能性もあるぞ、
少しは他人にも厳しくならないとな」
「……分かりました……」
「では行くか」
「はい……」
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