三節 山間33

「二人とも僕に付いてきて。大丈夫、下を見なければ怖くないよ」
「でもよ……」
「ええい、何を怖がっとる! 早く行くぞ」
躊躇を続けるパロムの背を今まで黙っていたテラがぽんっといった感じで押す。
そのまま流されるようにパロムは橋に歩み出す。
「ちょっとじいちゃん! いきなり何すんだよ」
「いいから行くぞ。ここで立ち往生って訳にもいかんからな」
「分かったよ」
急かすテラの言葉を受け、それ以降は黙りきってしまった。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2007年12月14日 04:07
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。