三節 山間53


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「それと、ちょっと気になることが……」
ふと思い立ったかの様にセシルは口を開く。
「山頂での試練の際、剣を授かったのですが、この剣、よく見てください……」
セシル自身も下山の折、剣を扱っていく中で、偶然にも気づいた事だった。
刃の部分に何か文字らしきものが深く刻み込まれていた。
「幸い、文字が読み取れない事は無かったのですが、何について書かれているのか長老に伺っておきたい
と思いまして」
一度、セシルも全てに眼を通したのだが、今ひとつその言葉が何を意味するものなのかが分からなかった。
だが、長老なら何か分かるかも知れない。
「剣にはこう書かれています……」

龍の口より生まれしもの
天高く舞い上がり光と闇を掲げ
眠りの地にさらなる約束をもたらさん。
月は果てしなき光に包まれ
母なる大地に大いなる恵みと慈悲を与えん。

「これはミシディアに伝わる伝説と同じ内容だ……」
最後まで聞いた長老は
「ちょっと見せてくれ……」
セシルから剣を受け取った長老はその文字を一字一句、丁寧に何度も読み返した。
「間違いない」
「それで、これはどういう意味をさしているんでしょうか?」
断言した長老にセシルは聞き返す。
「ただ、伝説として伝わっているだけであってそれが何を示しているのかまでは現時点では
分かっていないのだ」
「そうですか」
となると、もうミシディアで知ってる者は誰もいないと見た方がいいだろう。
「ミシディアに伝わる起きてではこの伝説の為に祈れと言われている。ひょっとすると今がその時なのかも
しれん」
長老のことば何処か予兆めいていた。
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