三節 山間59


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夜中、セシルは神殿を抜け出し夜道を歩いていた。
試練を成し、あとはバロンへと向かうだけだ。その為の手段も確保出来てる。
だが、その前にどうしてもあっておきたい人がセシルにはいた。
本当なら、こんな夜中でなく、もっと早く――できればパラディンになった後、
一番最初にでも会いに行きたかった。
しかし、ミシディアにはまだ、自分を許していない人間がいるだろう。
許したくても、多少の時間つまりは心の整理をしなけれなならない者も多くいる事はセシルも
分かっていた。
そんな者に自分の姿を見せるのは得策では無い。そう判断した為、人通りの多い昼間でなく、
皆が寝静まった時間を選んだのだ。
そして町はずれの墓地にはやはりセシルの求めていた人影が見えた。
黒い法衣をまとったその影は闇に紛れるかのようにしてそこに静かに立っていた。
「やっぱり此処にいたんだ」
その人影に声をかける。
「ジェシー……」
「なんで、ここにいるって分かったんですか……?」
振り返ったその女性はまず最初にそう問うた。
「正直、ここで君に必ず会えるとは思っていなかったよ。でも良かったよ……」
「何がです?」
「もうこの機会を逃してしまったら当分は君に会えないからね」
「そこまでしてもらわなくても結構でしたのに……」
「でも、君と二人で話したかったから。それに……」
「それに?」
「ここが、一番君と話すのに向いていると思ったし」
本当のところ、今まで余計な時間はあったのだし、その時に長老辺りにでもとりついでもらえば
いつでも話す時間を作れたはずだ、
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