二節 再開の調べ4


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「確かにその姿はモンク僧……」
一人の兵士がその姿を見て呟く。
「隊長……」
ヤンの言葉に傾きつつあるのだろうか。自身の隊長へ判断を委ねる。
「黙れ! 嘘に決まっている」
「ですが……そういえば、この前ここに流れ着いた者も似たような事を
言っていたではありませんか!」
「はっ! あの放浪者か、奴の言葉を信じるとでも!大体、どこぞや王子だと
名乗るのからしておかしい!」
「何!」
一連のやりとりを聞いて、セシルは少しばかり疑問を感じた。だが……
「皆の者!」
途端、いなすような言葉が聞こえてきた。
「大臣殿か!」
声と共に、波が引けるように直ぐさま道がつくられ、そこから一人の老婆は姿を見せる。
「其処の者達……クリスタルが目的なのですね?」
「はい」
セシルが答える。彼女の言葉には嘘は通じないであろう厳格さがあった。
丁度ミシディアで長老と話した時に近いであろうか。
「そうですか……ですが残念ですね。一足遅かったようです」
「どういう事で……?」
「既にクリスタルはこの国にはありません」
「では、奪われたと!」
大臣の告げた言葉にセシルは驚きを隠せなかった。
「安心しなさい、少なくとも貴方達が思っている人物の手には渡っていません」
その言葉はセシル達を二度の意味で安心させた。
一つは言葉の通りゴルベーザが全てのクリスタルを手に入れていないこと。
もう一つは、大臣がセシル達以外にもクリスタルを狙う者の存在を理解していおり、
セシル達を敵視していない事。
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