二節 再開の調べ11


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「えーと、という事はミスリル製を初めとした金属器類を使用して使われた、
剣、盾、鎧、兜等は一切使えないという事か?」
シドがとりあえずと言ったまとめを口に出す。
「使えないんじゃなくて、身に纏ったものが少しでも足を運ぶと、身動きが
とれなくなってしまうらしい……この前も、とある旅人が洞窟内の宝石目当てに
金庫を持って行った旅人が酷い目にあったらしいよ」
幸いにもその旅人は金庫を失っただけで、済んだのだが、その話は笑い話としては
いささか、今のセシルとは親密度が高すぎた。
「そうか、大丈夫なのか?」
シドが気遣うような声をかけてくる。
これは、その話の欲張りな旅人でも、自らに問いかけた訳でもない、紛れもなく
セシル本人に向けられた言葉だ。
「だから、今から準備をしないといけないね」
そう、これから行く先にあるダークエルフの根城の磁力とやらが、この噂通りであると
すれば一番とばっちりを受ける。つまりは戦力的に数えて問題になるのは紛れもなく
セシル自身である。
テラは魔法を使えるし、ヤンは己の肉体を武器にして戦う。シド影響を受ける事は
あるだろうが、彼の性格ならば木槌を振り回してでも戦おうとするであろう。
となると自分は……なにか打開策を応じる必要がありそうだ。
「とりあえず、街の方に宿があるらしいから、今日はそこに泊まることに
した。準備には時間が必要だろうし――」
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