四節 これから14


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「礼を言っておかねばなるまいな……」
「え?」
お互い大分の体力が戻ってきたときヤンが突然切り出す。
「私は操られていたのかもしれん……ゴルベーザという者に」
あのカインという者の様になと付け加える。
「だが、確かにいえるのは私は記憶喪失の所を利用されたのだ……」
セシルは黙ってそれに聞き入った。
「今になって言うことができるが、私はゴルベーザという者にもの凄い憎しみを持っていた。祖国の者を
無惨に殺し、クリスタルを奪っていったあの男に。そして王もあのような有様に……」
「ヤン……」
「私怨に支配されていた。今ではそう思っている。あの時、王にセシル殿との同行を進言したのも、あいつを
この手で倒したいと思っていたからなのだ。記憶を失ってもその怒りは消えていなかったのかもしれない……
そこにゴルベーザはつけ込んだのであろう。あろうことか私は憎むべき相手の手助けを……そう思うと今でも
悔しい想いは消えない」
ヤンは立ち上がる。
「だが、今の気持ちでは決して勝つこと等は……今のセシル殿の太刀を受けたらそう思った」
セシルの方に向き直る。そして言う。
「もう一度、あなたと一緒に戦いたい。過ちを犯してしまった事は認めるので――」
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