一節 刻む足跡24


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

白い外壁。円を描くように立ち並ぶ家屋。そして来訪者迎えるよう
建造された神殿、其処へ誘う為の直進の道。
何もかもが変わらないミシディアの町であった。
「テラ、何をするつもりだったんだ?」
そして神殿への道を町の入り口へと向かいながら、セシルは訪ねる。
飛空挺での移動中、テラはずっと無言のまま黙っていた。
ヤンにもシドにも詳しくは話していなかったそうだ。
「あの子達は自分達で……だから」
「だから……」
「まずは、あの子達が戻りたいと思わせなければならないのだ……」
「二人の想いを解き放たなければならない……か」
一通りの話をそう解釈した。
「それで長老に頼る事にしたのか」
「そうだ。だが、あやつは……私に会わんとは!」
「なら、どうするつもりだ……」
「あやつが私に会うまで待っておく!」
「……ねえ、テラ?」
断固として主張するテラにセシルは声をかける。
「本当に、今あの子達を元に戻すことが、僕らのやるべきことなの
だろうか?」
「何……!」
テラは驚き、絶え間なく疑問を投げかけてくるセシルを見る。
「あの子達は自ら……僕等を救うために自分達を犠牲にした
ならば無理にでもそれを解くのはあの子達にとっても本意では
ないんじゃないか?」
自分でもやや驚くほどの突き放した意見だと思った。
しかし、二人のあの瞬間を見た時、その後の石となった姿を見た時、
一番先に思った事だ。
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。