FF6-リターナ本部12


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  バナンは周囲の動揺をよそに、再び話し始めた。
「危険だが…もう一度ティナと反応させれば、幻獣が目覚めるかもしれない」
「幻獣は…本当に意思の疎通を図る事のできる存在なのでしょうか?」
「エドガーの疑問はもっともだ。確証は何もない。
だが、ティナならば可能かもしれない。
危険な賭けだ、といわれればそれまでだが…」
 バナンの口調は歯切れが悪い。険しい表情のまま大きく息を吐きだすと、
続けて言った。
「いずれにせよ…それを実現させるにはティナの協力が必要だ」

 自然と全員の視線がティナに注がれる。
ティナは突然の注目に戸惑ってか、青ざめた顔色で忙しく瞼を瞬かせた。
そんな様子を見かねたロックはそっとティナの側に回ると、
その肩に手をかけた。
「ティナ」
 そう言ってからロックはティナにだけ聞こえるよう声をひそめた。
「断ったっていいんだぜ?」
 何度目だろうか、また脈打つように痛み始めたこめかみを、
ティナはそっと押さえた。数日前にまみえた、
幻獣の不思議な光に包まれた時の感覚を思い出していた。
(あの時は嫌な感じはしなかった。
もしかしたら本当に話すことができるかもしれない…)

 ティナはロックにむかって薄く微笑むと、言った。
「やってみましょう」
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