六節 双肩の意志10


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「こうらぁ~良くも今まで閉じこめてくれたな!」
扉を壊さんばかりにこじ開け怒声と共に飛び込んできたのは……
「シド!」
「おおうっ! セシルか! 今助けに来てやったぞ!!」
其処まで言って、勢い良く玉座へと目を向ける。
「覚悟せいっ! バロン王。良くもあんな黴臭い所に閉じこめてくれたな!」
異変に気付いたらしい。
「王は……僕が倒したよ」
後ろからセシルが言う。
「なんじゃと……そうか。なんとっ!」
一瞬、落胆と安堵混じりのため息を発せたかに見えたが、すぐさま驚いたかのように言った。
「いや正確には――」
それだけでは、説明不足であったのだ。
シドは王の変化は知っていても、王がすり替わっていた事は知らない。
それに、王とセシルの関係を知っていたのだ。いきなりそんな事を言われては
戸惑うのも無理は無い。
「王は、既に殺されていたんだ……ゴルベーザに」
今まで、分かっていながらも敢えて口にしなかった言葉を口にする。
こうして口にすると、その事実がより一層現実味を帯びたような気がした。
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