六節 双肩の意志13


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「お前がいながらなんたる事だ!」
ようやく事情を完璧に把握したのか、急遽シドが怒声を挙げた。
「あいつはなっ! どれだけお前の事を想っていたのか判ってるのか!」
「すまない」
シドには旅立ちの時、シドはローザを泣かすなと念を押されていた。
あの時は、まさか此処まで長い旅になるとは思っていなかった。すぐにでも
バロンに帰ってきて、ローザとも……それがこうなってしまった。
「お前がな死んだと報告が入った時のあいつの悲しみは計り知れないものであっただろう!」
そう、自分はミストでの一件以来、バロンでは死亡認定されていた。
事情はどうあれ、その情報が彼女を苦しめていた事は確かであろう。
「その上、お前に関係しているからといって……厳しい取り調べまで行われて!」
声には力が籠もる。まるで自分の事のように怒っている。
「どういう事だ……?」
その事――自分が謀反を企み、バロンを倒そうとしているという疑惑をかけられていた事を
セシルは知らなかった。
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