六節 双肩の意志17


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玉座が備え付けられた王の間と、城の中心部にある大広間。
この場所は直接繋がっている訳ではない。
その間には、控えの間と呼ばれる小広い部屋がある。
王との謁見を許された者はまずはこの部屋に通される。その後、一通りの手続きの
上で、改めて王との謁見に入る。
当然ながら、王が殺されてから今までの間、新しき王は謁見する事を許さなかった為、
しばらくは使われていない。

そして、二度と聞きたくないと思っていた、その声が聞こえてきたのは、
セシル達全員が王の間より足を踏み入れた直後であった。
「クカカカ……」
「カイナッツォ……!」
セシルは静かに声の主の名を呼んだ。
「この俺を倒すとはなあ。だがおれは寂しがり屋でな。クカカカ……」
その言葉がセシルの読みが当たっている事を示す。更にはカイナッツォが何かの
企み――策を用意している事を想像させる。
(しかし、奴はすでに倒したはず……!)
今更なにを……そう思った瞬間、問いが帰ってきた。
「死してなお凄まじい、この水のカイナッツォの恐ろしさとくと味わいながら死ねえ……!
先に地獄で待ってるぞお……;! ヘェッヘッヘッ――」
声はそこで途切れた。
これで奴が意識すらも途絶えたであろう事をセシルは何となく感じていた。
その直後の事――
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