六節 双肩の意志18


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最初に異変に気づいたのは、ヤンだった。かすかな地響き。
その音と振動は徐々に大きくなっていく。不安に駆られる一同。
「見ろ、壁が、壁が迫ってくる!」
シドが叫んだ。地響きの正体、それは迫りくる壁の仕掛けの作動音だったのだ。
「いかん、退け、退くのじゃ!」
一同は通路を引き返した。迫りくる壁のせいで、道幅はどんどん狭くなっていき、
通路の入り口に到着した時には、大人の肩幅程にまでなっていた。
「開かない。まずいぞ!」
入り口の扉をこじ開けようとしたヤンが、切迫した調子で言った。

(え――!
慌てふためく皆の中、セシル自体は平静さを保っていた。
何故なら……
既に何度か見た既視感のある光景。セシルにはそう映ったのだ。
段々と鮮明な色を帯びてそれが蘇ってくる。)
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