銀氷属
名前 | 解説 |
ガキ | 仏教世界に伝わる飢えた醜悪な鬼。 生前に強欲であった人間たちが、 餓鬼道に堕ちてなった姿である。 彼らの飢えは決して満たされず、 その苦しみを次の輪廻転生まで 受け続ける。 |
チョウケシン | 人間が死後になるといわれる蝶の妖怪。 この世と黄泉の国を行き来していると 伝えられる。 大群で行動することが多いとされ、 これに襲われると命を落とすという。 |
ジャックフロスト | イングランドに伝わる冬と霜の妖精。 普段は邪気の無い存在だが、 怒らせると相手を氷漬けにして 殺してしまう恐ろしい一面も持つ。 |
アズミ | 日本に渡来した南方系海洋民族の 安曇族の女神であり、 水を操る能力をもっているとされる。 黄泉の国から戻ったイザナギが、 体を清めた時に生まれたワタツミの三神を 祖とするとされる。 |
パピルサグ | バビロニアのサソリ獣人。 知性に優れた美しい聖獣として 人々に崇められた。 世界の果てにあるマーシュ山の 太陽が出入りする門にいて、 この世と暗黒世界の境を警護している。 |
ジュボッコ | 多くの死者を出した戦場や処刑場に 生えるという悪しき妖樹。 通りかかる人間を枝で捕まえると 血を吸い取り、殺してしまう。 |
アルラウネ | 美しい女の姿をした呪いの精霊。 絞首刑に処された男が血を落とすと、 そこから生まれるという。 もともとはゲルマン神話に登場する 悪しき女性霊で、その名には 「秘密に通じる」という意味がある。 |
ブラックウーズ | 人を襲い、その血肉を食らう、 アメーバ様の不定形な怪物。 その正体は実体化し損ねた悪魔で、 マグネタイトを求めてはいかいする。 |
オオクニヌシ | 農耕や医療の力を司る。 日本神話の国津神。 スサノオの課した難事に打ち克ち、 その娘スセリヒメと出雲に国を 築いたと言われる。 |
ライホーくん | ジャックフロストが、 風間刑事から譲り受けた無頼漢の証と 合体して誕生した突然変異態。 クールなボディにホットなハートを 兼ね備えた彼(?)の野望は、 十五代目葛葉ライホー襲名…らしい。 |
ナーガラジャ | インド神話の半人半蛇の神ナーガ族の王。 特に強大な力を持つナーガが この名で呼び分けられる。 八大龍王として知られるナンダ、 タクシャカらもこのナーガラジャに属する。 |
セイリュウ | 道教で、東方を守護するとされる聖獣。 玄武・朱雀・白虎らとともに 四神信仰の一柱となっている。 風水においては、 東側に流水を置くと青龍の力を導き、 吉相になるといわれる。 |
タラスク | フランス中部にあるローヌ河に 住んでいたとされる邪龍。 6本の足を持ち、巨大な口と長い牙で 人間をひと呑みにしたという。 |
オオヤマツミ | 日本神話に登場する国津神のひとり。 スサノオの妻クシナダヒメの祖父である。 山の神として知られるが、 水源や田の実りも支配したことから 水の神、田の神ともされた。 |
バジリスク | アフリカ北部に住むといわれる邪龍。 有翼で、王冠状の鶏冠を持つ。 その名は「蛇の王」という意味である。 吐く息と視線には猛烈な毒があり、 人間や動物をたちどころに殺害すると いわれている。 |
アラハバキ | 古代日本における主神の1柱。 その姿は遮光器土偶に象られ、表される。 天皇家への逆賊の象徴として、 長らく信奉が弾圧されてきた。 |
ヤマタノオロチ | 古事記に登場する、 八つの頭と八つの尾を持つ大蛇。 スサノオによって倒された。 このとき身体からでてきた剣が天叢雲の剣、 後の草薙の剣である。 |
アリオク | イスラエルの堕天使で復讐の魔神。 その名は「どうもうな獅子」を意味する。 まだ神に従う天使であったときには、 聖人エノクの守護天使を 務めていたといわれる。 |