イヌ

概要

犬(いぬ,イヌ,狗)とは、イヌ科の動物であり、ネコ目イヌ科イヌ属に分類される。

広い意味でのイヌはコヨーテ、狼、イエイヌ、ジャッカル、キツネ、たぬきなど、イヌ科に属する動物の呼称であるが、日本ではそのような用法はあまり使われていない。

日本で呼称されているイヌというのはイエイヌ(英名:Domestic Dog)のことを指す。

特徴

鳴き声

  • 日本:ワンワン(この鳴き声からワンコやワンちゃんやワン公とも呼ばれる)、ビョウビョウ(歌舞伎や狂言で用いられる)
  • 英語圏:bow-wow(バウワウ)、bark(バーク)、howl(ハウ)
  • ロシア:Гав-гав(ガフガフ)
  • 中国:汪汪(ワンワン)
  • 韓国:モンモン

嗅覚

警察犬の遺留品の捜査や災害救助犬の被害者捜索で知られるように犬の最大の特徴は、嗅覚である。においで、食べられる物かどうかや敵か味方かを判断する。また、コミュニケーションの手段としても、ここはどの犬の縄張りなのかや、他の犬の尻をかぐ事で、オスかメスか判断する事でも嗅覚が使われる。

犬の嗅覚は人の数千倍とか数万倍といわれているが、その能力は臭いの元によって異なる。特に、酢酸などのすっぱい臭いは人間の数億倍まで感知する事ができる。

聴覚

犬は聴覚も非常に発達している。また、聞く事のできる周波数の範囲も人と比べて高く広い。犬笛はこの性質を利用したもの。

寿命

犬は10歳を超えると老犬となり、12~20歳までできる。ただし犬種や生活環境によって違い、基本的に大型犬より小型犬の方が長生きする。

主な種類

小型犬

ミニチュア・ダックスフント

細長い胴体と短い足が特徴。元々は猟犬だったため性格は機敏で活発。前述した通り胴長短足という特徴的な体つきをしており、チョコチョコ歩く姿は可愛らしい。

中型犬

ビーグル

筋肉質で猟犬としては最小だが、がっちりとした体つきにより実際よりも大きく見える。

大型犬

秋田犬

日本犬としては最も大きい。素朴で見た目にも堂々とした風格があり、日本犬らしさを持っている。

ラブラドール・レトリバー

16世紀頃、北アメリカ沿岸に出漁した船に乗り込んでラブラドール半島へ渡った犬が祖先といわれているが、ルーツがまだはっきりとしていない。

全体的にがっしりとしており、胴は幅広く短い。従順で訓練がしやすく、感覚が鋭い。温和で利口。毎日の十分な運動は欠かせない。

超大型犬

ボルゾイ

かつては敏速で狼と戦えるほどだったが、1世紀以上にわたりペットとして飼われていたためその本能は衰えつつある。

犬の登場することわざ

  • 犬も歩けば棒にあたる
  • 犬が西向きゃ尾は東
  • 犬猿の仲
  • 夫婦喧嘩は犬も食わぬ
  • 羊頭狗肉
  • 飼い犬に腕を噛まれる


製作者:百鬼丸
最終更新:2008年07月17日 11:08
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