トカゲ

トカゲ

トカゲ(蜥蜴)は、爬虫綱有鱗目トカゲ亜門に分類される構成種の総称。
トカゲの他の爬虫類(はちゅうるい)には、現生のワニ、ヘビ、カメに加え、絶滅した恐竜なども含まれる。

 
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ニホントカゲ
動物界
脊椎動物門
亜門 脊椎動物亜門
爬虫綱
有鱗目
亜目 トカゲ亜目

目次
1.分布
2.形態
3.生態
4.食性
5.繁殖形態
6.人間との関係

分布

南極大陸を除く全体陸に生息
日本に生息する種類としては
・アガマ科-リュウキュウノボリトカゲ
・トカゲモドキ科-リュウキュウトカゲモドキ
・ヤモリ科-ミナミヤモリ、ニホンヤモリ、タワヤモリ等
・イグアナ科-グリーンアノール
・カナヘビ科-コモチカナヘビ、アムールカナヘビ、サキシマカナヘビ等
・スキンク科-ニホントカゲ、バーバートカゲ、キシノウエトカゲ等

などがいる。


形態

確認されている種類の中の最大種はハナブトオオトカゲ
最大で全長475センチのものが確認されている。平均は約250センチ。
尾が非常に長く、全身の3分の1を占めている。
最小種は正確には不明だが、西インド諸島に分布するヤモリ科の一種で全長2センチに満たないと言われている。

イグアナなどの樹上棲種を中心に、環境やストレスによって身体の色を変える能力を持っている。
色を変える種類としてはカメレオンが有名だが、その他の種類のトカゲにも若干の色の変化を見ることができる。

ヤモリ下目を除いて、目の下に瞼があり、通常は側頭部に耳孔がある。
奥に鼓膜があるが、鼓膜が表面に露出している種類や、耳孔がない種類もいる。

通常四肢をもつが、アシナシトカゲなどの例外も多くいて、四肢のない種でも骨格には足が残っている。
樹上棲種の中には指にうろこがあり、垂直面をのぼることができる種類のものもいる。

生態

極地や高山をのぞく陸上のさまざまな環境に生息する。
エクアドル固有種のウミイグアナは海中を泳ぐことができる。

食性

種類によって異なる
昆虫、節足動物、甲殻類、貝類、ミミズ、魚類、両生類、爬虫類、鳥類、哺乳類、動物の死骸、葉、
花やその蜜、果実、種子、海草等を食べる種が知られている。

繁殖形態

 主に卵生、卵胎生の種もいる。

人間との関係

コモドオオトカゲは過去に人間を食い殺したことがあったが、人間が縄張りに踏み込んだためで捕食のためではない。

殆どのトカゲは毒を持たないので、よほど大型種でもなければ人間に害を及ぼすことはない。
しかし、オオトカゲ類などに噛まれると口内の雑菌が傷口から入り込み、炎症を起こすこともある。
実際に毒を持つのはメキシコドクトカゲアメリカドクトカゲの2種類。
しかし、この2種類は動きが比較的遅く、ヘビの毒と異なり噛むことでゆっくり注入されるため、
それほどの危険はないと思っていい。

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作者:黒

最終更新:2008年08月28日 11:04
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