アホロートル(Axolotl)は、両生綱有尾目トラフサンショウウオ科トラフサンショウウオ属に分類される有尾類。
全長は15~45cmがだ平均は23cmで、30cmを超えるものは稀である。
本種は幼生の形態を残したまま成熟する個体が多いことで有名である。
一般に有尾目の幼生は、頚部の両側に鰓がはみ出した「外鰓(がいさい)」をもち、水中でえら呼吸で生活する。
その後、幼体(亜成体)になるときに変態し、外鰓が消失して肺呼吸を行うようになる。
野生個体はメキシコ中央部に生息しておりメキシコシティの成長に伴い食用として乱獲され、さらに近年では生息地の環境汚染により個体数が減少し絶滅危惧種になってしまった。
日本には、1980年代半ばに、アルビノ個体がウーパールーパーの流通名でTBS系の「わくわく動物ランド」などメディアで広く紹介され、一躍有名になった。
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