スベスベマンジュウ(滑々饅頭)は毒を持ったカニである。
甲長3.5cm、甲幅5cmほどの小型
インド洋から西太平洋に分布し、日本では千葉県から沖縄県にかけての太平洋岸の岩礁海岸とサンゴ礁の潮干帯から水深100mまでに生息する。逃げるスピードがあまり速くないため、磯遊びなどで見かけることもある。
名のとおり甲は突起物が目立たず全体に滑らかで、丸みを帯びている。
はさみは黒く、海藻、貝類、ゴカイなどを食べる。
本種は毒があるため食べられない。これまでに検出された成分には、麻痺性貝毒(PSP(プレーステーションポータブルじゃないぞ!))の成分のゴニオトキシン、サキシトキシン、ネオサキシトキシン、フグ毒のテトロドトキシンがある。