熱帯から亜熱帯にかけて23種が分布し、河川、湖沼、海岸などに生息する。水場からあまりはなれることはない。
背面は角質化した丈夫な鱗で覆われており、目と鼻孔のみが水面上に露出するような配置になっている。
おもに魚類、甲殻類、貝類といった水生生物や、水場に現れた爬虫類、哺乳類などを捕食する。
水中では四肢を体側に密着させて、体を大きく波打たせ、尾を左右に振り、すばやく泳ぐ。
水面に浮かび、岸辺に近づく動物を待ち構えていることが多い。
尾の力を利用して水面上に飛び上がることもできる。陸上では鈍重なイメージがあるが、短距離ならば意外なほどの高速で移動できる。
ワニの生息する地方では、水泳中の人間が襲われることもあり、ワニは邪悪な動物、魔性の動物とされていることが多い。
一方で、ワニを神聖視することもまたよく見られ、世界中にワニの姿をした神がいる。
ワニの肉は珍味として貴族、王族などに賞味されてきた。
淡白な味で、高蛋白低カロリー食として有名である。ワニの革は盾、甲冑に貼られてきた。
現在では鞄、ベルトなどに加工されて利用されている。
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