カラス

カラス(烏)

ここではカラスについて紹介していこうと思います。

カラスとは

翼長は約50cm。雑食でゴミや動物の死体をついばんでいるところが目撃される。
田畑やゴミステーションを荒らす話が多く、「不吉の象徴」として扱われる事が多い鳥である。
電柱や木の上などに巣を作るが、縄張り意識が強く近づくものを攻撃したりする。
鳥類の中で最も知能が発達してるといわれ、人間の固体を見分けたり協力して1つの事を行う
胡桃などを車の通る道に置いて車に轢かせるという話は結構有名である。
こうした報道の中には神社の賽銭を盗み、自動販売機で鳩の餌を購入してるとの報告もある。

カラスのイメージ

黒く、ゴミや動物の死体をついばむ、狡賢いなどから「カラス=不吉」というイメージが付いてしまっている。
が地域や神話などでは神の使いなどとされているところもあり解釈はまちまちである。

カラスにまつわるエピソード

:神武天皇の東征の際には、3本足のカラス「八咫烏(やたがらす)」が松明を掲げ導いたという神話がある。
日本サッカー協会のシンボルマークはこの八咫烏である。

:カラスは元々白い鳥だったが、フクロウの染物屋に綺麗な色に塗り替えを頼んだところ、黒地に金や銀で模様を描けば上品で美しく仕上がると考えたフクロウは
いきなりカラスの全身を真っ黒に塗ってしまい、怒ったカラスに追い掛け回され、今ではカラスが飛ばない夜にしか表に出られなくなった。
カラスはいまだにガアガアと抗議の声を上げている、という。

似たような話に、欲張りなカラスの注文に応じて様々な模様を重ね塗りしていくうちに
ついに真っ黒になってしまった、というものもある。

:イギリスに於いては、アーサー王が魔法をかけられてワタリガラス(大ガラス)に姿を変えられたと伝えられる。
この事からワタリガラスを傷付ける事は、アーサー王(さらには英国王室)に対する反逆とも言われ、不吉な事を招くとされている。

:北欧神話では、主神であり、戦争と死を司る神、オーディンの斥候として、2羽のワタリガラス「フギン(=思考)とムニン(=記憶)」が登場する。
このワタリガラスは世界中を飛び回り、オーディンに様々な情報を伝えているとされる。

:ギリシア神話では太陽神アポロンに仕えていた。色は白く言葉も話す事が出来る非常に賢い鳥だった。
しかしある時、アポロンの元を去ったコロニスがイスキュスと結婚した事をアポロンに密告したカラスは
悪戯好きな性格から、あること無い事を脚色して話したため、アポロンは必要以上に怒り、コロニスを焼き殺してしまった。
しかし、我に返ったアポロンは後悔し、きっかけを作ったカラスに行き場の無い怒りをぶつけた。
真っ白だったカラスは炎に焼かれて黒コゲに。声も潰れて、言葉を話すどころか、醜い鳴き声を発する事しか出来なくなった。
カラスは天界を追放されたが、今も反省はしていないようだ。

:旧約聖書では、大洪水の後初めて外に放たれた動物である。

:古代エジプトでは太陽の鳥とされた。

:洪水後船から放され、水がひいたことを知らせた。旧約聖書での鳩にあたる。

:日本ではカラスが幼稚園から石鹸を盗んで食べていたというニュースも。

:ニューカドレニアのカラスは葉や枝から道具を作り、昆虫などを取るのに使用している。

最終更新:2008年08月21日 11:35
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