スズメ


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ここではスズメ(雀)の紹介をしていこうと思います。

スズメとは?

スズメ目・スズメ科に分類される鳥類の一種。人家の近くに生息するなじみ深い小鳥である。
全長は約14~15cmほどで、雌雄同色。成鳥は頭部は赤茶色、背中は褐色で黒斑があり、頬から腹にかけては白色をしている。
くちばしの色は黒色であるが、幼鳥の時は淡黄色。頬にある大きな黒い斑点は遠くからも目立ち
これが他の近似種との区別点でもある。幼鳥は全体に色が淡く、頬の黒斑や喉の黒線がはっきりしない。
くちばしは短くて太い円錐形で、小さな餌をついばむために都合がよい構造となっている。
地上では両足で飛び跳ねてすばやく移動する。鳴き声は一般的に「ちゅんちゅん」と表される。
ユーラシア大陸を中心に世界に広く分布する。草原、農耕地から都市部まで、およそ人の居住域付近ではごく普通に見られ
人間生活に強く密着した鳥である。逆に山野で人里から離れるとスズメは生息しない。
また集団行動の1つとしてスズメは喉元の黒い部分が加齢と共に広がっていく。
頬の黒い部分も喉の黒い部分同様に多少広がるようで、階級章とも年功序列の目印とも言えるこの模様により
エサを食べる順番や見張りなどの役割分担がスムーズに行なわれるようだ。
時折、後から来たスズメが食事中のスズメを追い払う様子も見られるが
階級の高い者が階級の低い者を追い払う教育のようなものと思われる。
ちなみに、黒い部分が同程度の大きさだと時折喧嘩になることもあるが長くは続かない。

スズメの食性

食性は雑食性で、イネ科を中心とした植物の種子や虫を食べる。
また、都市部に生息するスズメはサクラの花、パン屑・菓子屑や生ゴミまで、何でも食料にする。
このようなタフな雑食性が、都会でも生き残る所以といえる。
虫を追い掛けているときは、視点が獲物に集中し周りが見えていないこともあり
しばしば低空で道路に侵入し車に轢かれたり、建物のガラスに激突することもある。
穀物を食害することから、古来より農民に敵視されてきたが、繁殖期には虫を捕食して害虫を減らすうえ
雑草の種子も多く食べる。特に5、6月の繁殖期には、甲虫類や蛾の幼虫、イナゴなどを大量に捕食し
農作物の害虫を駆除する役割を果たしている。
中国においては1955年当時、「四害追放運動」として、ネズミ、ハエ、カとともに、スズメを撲滅させるという計画が実施され
大規模な人海戦術で、年に11億羽以上も捕獲したと言われている。
しかしその結果、農作物の害虫が増え、全国的に凶作となった。
このためか1960年にはスズメがその対象から外された。
日本では農家による限定的なスズメの駆除は認められており、狩猟対象鳥類28種のひとつに指定されている。
捕獲したスズメは焼き鳥屋などで食用にされる。

スズメの文化、民俗

スズメはアフロディテの聖鳥で、愛、とくに夫婦仲のむつまじさを象徴し、ときには好色の代名詞にもされる。
そのために卵は媚薬 (びやく) に使用された。また海の泡から生まれたアフロディテとの結びつきにより、海に関連づけられることがある。
例えば、船の航行を助ける順風のあとにはスズメの群れがついてくるという言い伝えなどである。
どこにでもいるので、卑近なもの、子ども、民衆などに言及する際はよく引合いに出される。
他方、この鳥の雄が翌春まで生きのびないという俗信が根強いのは、雄の黒い前胸部が冬季に淡色に変わってしまうことによる。
キリスト教美術においては、原野に好んで住みつき孤独を愛すると考えられたことから
〈憂鬱 (ゆううつ) 〉〈孤絶〉の寓意として使われたりする。
半面スズメは個体数が多く、穀物やサクランボなどを食う害鳥という面をも有するので、ときには悪魔の手先と認められ
イギリスの童謡《だれが殺したか、コック・ロビン》でも弓と矢でロビンを殺す犯人にされている。
〈スズメ〉という語は、古くは小鳥類一般を総称していたらしい。四季を通じて人里近くによく見られる。
口達者によくさえずる小鳥だというので、 ノキバノオバサン、ユムンドゥリ、イタクラ (いたこまたはいたかのようによく物をいう小鳥) などの方言で呼ばれる。
害虫を捕食する反面、農作物に群がって甚大な被害を与え、農民生活を脅かす害鳥でもある。
その一種のニュウナイスズメは終生蔵人頭になれずに遠流の地で死んだ摂関家出身の歌人藤原実方 (?‐998) の亡魂が化したものとする俗説がある。
農民はスズメを駆除するために田畑にかかし、鳴子などを備えつけ、小正月の〈鳥追〉の行事でその一掃を願った。
だが一方、こうしたスズメの穀物をついばむ習性を善意に解釈して、穀霊神的な見方をして〈スズメが田をつくる〉といったり
昔話でもスズメが米をついばむのは親孝行の報いであると説いたりした。
スズメの色彩はじみで、人々に注目されることは少なかったが、喉部 (こうぶ) の黒色模様が特徴的なので
昔話の〈雀孝行〉では親の臨終の知らせにあわてたスズメが御歯黒をつけそこない、それが模様になったとする由来譚が語られている。
白いスズメは来福の兆しと考えられたが、昔話でも〈舌切雀〉のように、スズメは人間に富を与える鳥としても語られた。
《宇治拾遺物語》にも、腰を折られたスズメを老婆が助けたところ、そのスズメがヒョウタンの種子をもたらし
成長したヒョウタンの中から白米が生じたとするスズメの報恩譚が見える。
スズメをとると火事になる、夜盲症になるとする俗信は多く、スズメを保護しようとする思想のあったことが知られるが
かつてはスズメを飼うことも行われた。
《枕草子》にスズメの子飼いの記事があり、スズメの両足をそろえてとんで歩く姿をユーモラスなものとして愛玩したらしい。
また、スズメの歩く姿を踊りに見たて、これを芸能化したものに雀踊がある。
なお、スズメの肉は食用にされ、その黒焼きは夜盲症、百日咳などの民間薬として利用された。

スズメの慣用句

雀の涙 - 「小さい」「ごくわずか」などの形容として用いられる。
雀百まで踊り忘れず - 幼い頃からの習慣は容易に変わらないことのたとえ。
雀の巣も構うに溜まる - 量が僅かでも積もり積もれば大きくなることのたとえ(「塵も積もれば山となる」と同義)。
雀の踊り足 - 筆跡の拙さの形容。
雀の千声鶴の一声 雀のようにつまらない千の声よりも鶴のような優れた物の一声が勝っている事のたとえ。
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