あずまんが大王─登場人物─

【美浜 ちよ(みはま ちよ):通称「ちよちゃん」】

声優:金田朋子 / 齋藤彩夏

身長133cm(2年生時)。髪型はツインテールのお下げ。3月生まれ。

弱冠10歳で高校に飛び級で編入してきた天才少女。愛らしい容姿、素直で明るく人懐っこい性格、物事に対する飲み込みも早く非の打ち所のない優等生であるが運動能力だけは歳相応。負けず嫌いだが気遣いも人一倍で、自己主張は控えめ。礼儀正しく、同級生との会話では「さん」付けで敬語を用いる(智だけ「ちゃん」付けで呼んでおり、たまにタメ口になることも)。早口言葉、痛そうな話、雷やゆかりが運転する車が苦手。ジャンケンに弱い。自分が小さい事に、いささかコンプレックスを感じている。
プロ野球は読売ジャイアンツのファンであり、高橋由伸のサイン色紙を大切にしている。
1、2年生では学級委員長を務め卒業式に最優秀生徒に送られる金蘭賞を授与、卒業後アメリカへ留学した。
自宅は豪邸で、裕福な家庭環境。夏休みには海辺の別荘に皆で遊びに行くのが定番だった。
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【春日 歩(かすが あゆむ):通称「大阪」(智が命名)】

声優:松岡由貴 / 川澄綾子

身長156cm(2年生時。アニメ版では、身長が智や神楽より低く修正されている)。髪はストレートのセミショート。

大阪からの転校生という理由だけで通称が定着し、本名で呼ばれる事がほとんどない(ただし和歌山生まれの神戸育ちである。話す言葉のなまりはちよ曰く「大阪さん弁」)。テンポが遅くいつもボーッとしており、授業中はよく居眠りしている。ゆるい雰囲気を漂わせているが独特の視点や発想を持ち、突然突拍子のないことを言うことがある。運動が苦手で、足の速さや体力はちよ以下。勉強も苦手で、「ボンクラーズ」の一員(アニメ版の英語のテストでは回答した問題がすべて正解だった)。なぞなぞが得意で智の出す問題に即答していた。智と同じ大学に合格した。
小食で辛い物が苦手。
花粉症で、クシャミをする時は「へーちょ」と発する。
「大阪から来た」という設定は日本国内が前提で、海外版では対応が必要であった(#日本国外における展開参照)。
2002年に開かれた作者の個展「放課後の一年戦争展」は全イラストが歩尽くしであり、その中でガンダムに詳しいことが判明した。

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【滝野 智(たきの とも):通称「とも」】

声優:樋口智恵子 / 半場友恵

身長154cm(2年生時)。髪は当初はセミショートで物語中盤はセミロング、3年生でショートヘアになった。

自称「暴走女子高生」。いつも元気一杯にはしゃぎまわっており、破天荒な行動で周囲に迷惑をかけることが多い。良くも悪くも作中でのムードメーカー。運動神経はいい方ではなく勉強も苦手で、「ボンクラーズ」の一員。ちよによく意地悪をしている。暦とは小学校以来の幼馴染みで、小中高とクラスが一緒である。歩と同じ大学に合格した。
峰不二子が理想の女性像だったが、3年生時に原作では広末涼子、アニメでは浜崎あゆみに変更している。

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【水原 暦(みずはら こよみ):通称「よみ」】

声優:田中理恵 / 雪野五月

身長163cm(2年生時)。栗色がかったストレートのロングヘア。

勉強も運動も得意な優等生で眼鏡をかけ、黒のオーバーニーソックスを愛用している。周囲のツッコミ役で小学校以来の同級生同士である智の無鉄砲な行動を容赦なくたしなめているが、仲は良い。
食べ物の誘惑に弱く体重を気にしているが、スタイルは良い。激辛な食べ物が好きだが智には「味覚がおかしい」と評されている。音痴なのが弱点(歌う事自体は好き)。普段は常識派でクールを装っているが、極限状態に置かれると暴走する。国内の大学を受験したメイン5人の中では、最後に合格した。アニメ版では本命の大学という設定が付け加えられた。
作者の敬愛するゲーム『To Heart』の登場人物・保科智子(ほしな ともこ)へのオマージュである(実際、連載初期名前が判明していなかった頃、読者からの質問に対して本編の欄外で「保科智子」と答えられたこともある)。
単行本1巻の加筆修整まで初登場から1年近く名前がなかったため、「電撃大王」誌上で行われた第1回人気投票の時点では「メガネっ娘」名義だった。
「シュークリーム分が不足してきた」という台詞(アニメでは割愛)は有名となり、『現代用語の基礎知識』にも収録された。

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【榊(さかき)】

声優:浅川悠

身長174cm(2年生時)の長身。腰まで届くロングヘア。

勉強は得意でスポーツは特に優秀。スタイルも抜群、クールな印象もあり女生徒を含め人気は高いが、コミュニケーションが苦手で口数が少ない。動物やぬいぐるみなど可愛いものが大好きだが、人前では表に出せない損な性格。特に猫が好きだが、猫からは嫌われる報われない体質。
妄想癖があり、後述するちよ父のキャラクター像はほとんどが榊の脳内で作られた。当初は親しい友人がいなかったが、ちよ達との交流を経て表情は徐々に柔らかくなった。獣医学系の大学に合格した。
身長設定は物語の進行とともに定期的に更新され、最終的には約180cmになったと作者は語っている。原作の連載予告に描かれていたのは榊だけで、1999年5月に作者が『To Heart』の製作者に献上した絵も榊(と『わらびー』の登場人物)だった[3]。

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【神楽(かぐら)】

声優:桑島法子 / 斎賀みつき

身長156cm(2年生時)。毛先が尖った独特のショートヘアが特徴で、後に大阪からシーサーに例えられた。
水泳部所属のスポーツ万能少女。スタイルは良く豪快な振舞いが多いが、根は真面目で繊細な性格。涙もろい一面がある。勉強は得意ではなく、「ボンクラーズ」の一員。榊に対して当初は一方的にライバル視し闘志を燃やしては勝負を挑んでいたが、やがて友人として付き合うようになる。
1年生時は5組所属(上記5人は3組)。2年生以降は5人と同じ3組[4]に加わり、夏休みの別荘旅行を経て物語の中核となる6人組が揃った。
国内の大学を受験したメイン5人の中で、最も早く体育大への合格が決まった。


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【教師編】

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【谷崎 ゆかり(たにざき ゆかり)】

声優:平松晶子

ちよたちのクラス(1年3組→2年3組→3年3組)の担任。担当科目は英語で、英会話ができる。身長158cm。誕生日は原作では夏休み中、アニメで春休み中。独身で彼氏なし。親と同居している。
歩と智曰く、「黙っていればいい線いっている美人」。いつもマイペースでズボラで自由奔放な性格、自己中心的な素行と言動で周囲の生徒や教師を振り回すトラブルメーカー。みなもとは高校以来の親友。寝起きも酒癖も悪い。間違った箸の持ち方をする。
ちよたちの学校の卒業生。智と気が合い「ゆかりちゃん」と呼ばれる。よく、ちよに意地悪をしている。
車の運転が非常に荒く、初めて便乗したちよにトラウマを負わせた。彼女のボコボコの車(実際は父親の車)は「ゆかり車(ぐるま)」と呼ばれ皆から恐れられている。通勤にはマイカーを使わず、もっぱら自転車かみなもの車に便乗している。


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【黒沢 みなも(くろさわ みなも):通称「にゃも」(「みなも」が訛ったもの)】

声優:久川綾 / 平松晶子

体育担当で、水泳部顧問。1年5組→2年2組→3年2組担任。身長161cm。誕生日は原作が9月、アニメ版が4月。独身で彼氏なし、一人暮らしをしている。
ゆかりとは対照的な常識派。生徒の面倒見がよく、男女を問わず生徒から好かれている。
ゆかりとは高校以来の同窓生。休日には一緒に行動したり自宅に訪問を受けたりする仲だがその分彼女に振り回され、説教をする日々。毎朝ゆかりを車で迎えに行っている。冷静だが彼女にバカ扱いされるとムキになる。体育系は何でもこなせるが、数学は苦手。ゆかりに何らかの弱点(ラブレターに関するもの)を握られている。

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【木村(きむら)】

声優:石井康嗣

古文担当。細身で根暗な印象の風貌。眼鏡をかけ、よく口を開け放しにしている。ちよたちが3年生時、3年4組の担任を務めた。
「女子高生が好きだから」という理由で教師になったと公言するなど、女子生徒に対する変態的な言動や奇行が目立つ。かおりが一番のお気に入りで、彼女に自分を「キムリン」と呼ばせようとしたり修学旅行時にはかおりの買ったTシャツと同じものを買った。智や歩にはフェチをほとんど感じていない他、男子生徒には冷淡。学校の外では募金をしたり空き缶を拾ったりと人知れず善行を積んでいるいい人である。神出鬼没。美人の妻とかわいい娘がいる。
授業中に「女子の着替えがみたい」などということを平然と言う。セルフ・パロディ『あずまんが大玉』(あずまんがおおだま、1999年)に本編に先立って登場するが名前はなく、主要キャラやかおりと面識もない。

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【その他(生徒も含める)】

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【ちよ父】

声優:若本規夫

榊の夢や空想に「ちよの父」として登場するオレンジ色の生き物。「お父さん」とも呼ばれる。アニメ版ではかなり扁平で色も黄色になっており第1話で空中を漂い、オープニング・エンディングにも登場した。
たびたび唐突に登場しては異様な存在感をアピール。やさしく厳格だが、榊には厳しい。全身の色がグラデーション変化する。ちよの部屋には、大阪からプレゼントされた瓜二つのぬいぐるみがある。後に大阪の夢にも登場。
榊の空想の中ではマッハ100で飛び、その身体は銃弾をも弾く。また、サンタクロースとして国家予算でプレゼントを子供達に配っている。
現実世界にも度々登場するが、声を発するのは榊の妄想や榊と大阪の夢の中でのみ。
『よつばと!』で綾瀬風香が着るTシャツの絵柄やぬいぐるみとして出演したり、作者自身の肖像画として使われたりしている。

忠吉さん(ただきち-)
美浜家の白い大型犬で、種類はグレート・ピレニーズ。おとなしく、飼い主のちよを背中に乗せて散歩することができる。人に噛み付かないため、榊から非常に気に入られている。アニメ版では、彼女が5歳の時から飼い始めた。

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【かみねこ】

榊の登下校路に出没する灰色の猫で、榊が撫でようとするたびその手に噛み付く。徹底的に榊にはなつかない。
アニメでは、智にも噛み付いた事がある。

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【マヤー】

特別天然記念物のイリオモテヤマネコの子供。榊になついた珍しい動物。修学旅行中の榊と出会い別れて間もなく母猫が交通事故で死亡、榊を頼って本土へやってくる。榊が進学で一人暮らしを始めるまでちよの家で預かる事に。事情を知るちよ達以外には雑種猫として通している。
名前は「山猫」の沖縄方言「ヤママヤー」に因んで榊が命名。歩からは「ピカニャー[5]」と呼ばれる。

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【木村の奥さん】

声優:大原さやか
木村の妻。美人で性格も優しいが、独特の価値観・思考を持つ。ソバージュがかった長髪。

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最終更新:2009年05月17日 02:02