その名の通り格闘戦を想定した武器を主装備として武装したアームヘッドのこと。
アームヘッドの性質上最も歴史の長いアームヘッドの種類でアームヘッド自身の拳を使う超接近型から槍などの中距離型などをさす。
初期の傾向は重装甲で大幅な武器を持たせる傾向にあった。しかしレーザーなどの対アームヘッド用遠距離武装が発展してからの傾向としては速度が高く装甲が薄い。
リズ・ショックの影響下でも凡庸的なアームヘッドの形態として基本オンオフ機の原型を作る。
拳を使う主武装の無いアームヘッドのこと。
その歴史は意外と浅く、新興的なものではあるものの一部の特殊機体などに限っては古くから存在する。
利点はアームヘッドパイロットの格闘技的経験、つまり軍人としての訓練(どの軍も基本的に格闘術を訓練の一環として採用するため)がそのまま活かせるという点にありアームヘッドの訓練が基本操作で終了するという事はある程度即戦力になりえるということである。
欠点はレンジの狭さはもちろんのことパイロットの実力と胆力が極端にあらわれてしまう点にある。
格闘技の下手なものが超接近型アームヘッドに乗ってもほとんど活躍できずに終わる。また大きく敵に接近する必要があるため勇気と度胸が必要となる。
アームヘッドの中でもっともポピュラーな攻撃レンジを持つ分類のアームヘッド。
歴史も古く武装も剣や斧などとさまざま。ここから
レーザーソード、
超振動兵器が派生する。
利点は現在でも戦力の主力を担えるそのオールマイティーな戦闘力にある。
またレーザーの登場初期は戦場から姿を消すが超振動兵器としてのゴレンブレード(剣)がレーザー光線すら跳ね返すことのできるスペックを持っていることが知られるとたちまち戦場に舞い戻り、「やはり戦場の主役は接近戦型アームヘッドなのだ」ということを世界中に知らしめた。
アームヘッドの中で日陰者の役を負ってきた過去のあるアームヘッド。
歴史としては接近戦型並みに古いのだがアームヘッドでの槍の扱いというのは非常に難しく訓練に時間を要するため様々な軍が主用アームヘッドとして使うことを避けていた。
しかし御蓮王国の若き英雄とまで言われた
宝生 旬香操る
オーディンが
ラグナロク襲来時に軍よりも早く仲間を率先して祖国を護ったことから中距離アームヘッドのみられ方が一変。「真のリーダーは槍を持って戦うものだ」というジンクスまで成立しハルバート型のかなり扱いの難しい槍を持つことが指揮官の誇りとなった。
さらにレーザーの流行で格闘戦用アームヘッドの在り方が変わりヒットアンドアウェイの戦い方が定着すると逆に中距離型アームヘッドは分厚い装甲を纏って隊列を組み、かなり長い槍(50~70メートル)を持って槍ぶすまを形成。格闘戦型アームヘッドをけん制することが可能となり、日陰者は戦場の主役となった。
最終更新:2011年06月08日 21:45