首筋にキスを、お返しに愛を


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ストーリー


「彼女は、ちゃんと逝けたかな」
 北御蓮にある飛行場の柵に寄り掛かって俺が言うと、隣にいた男がカップに入った清酒を傾けながら答えた。
「さぁ、どうだろうな……。俺にはわかりっこない」
 俺も片手に持った缶コーヒーを傾けた。
「それでも、トモゾーは、ちゃんと生きていくんだぞ」
 柵の根元にしゃがみこんだ水色のセーラー服を着た少年がジュースの入ったボトルを片手に呟いた。
「……あぁ、そのつもりだよ」
 俺は自分の首筋に触れた。
 毎朝、起きるとそこにはあいつの噛んだ跡があった。
 ――今はもう、ない。
 ――今はもう、どこにもいない。

登場勢力

登場人物
 ほか