パディーウィーダー

製造:リズ連邦軍
所属:リズ連邦軍
武装:アームホーン・ラプトリアルナイフ×2・水圧レーザー砲・対艦用魚雷×2・アームニードル
パイロット:トリオプス・ダイバーズ

リズ連邦軍の開発した、水中専用試作アームヘッド
それまでの水陸両用機との差をつける為、完全に水中への対応だけを追求する事で他を出し抜こうと発案された機体である。

試験としては速度よりも水中挙動の安定を重視したため、そのフォルムは水生生物としての完成形の一つである”生きている化石”カブトエビを基にしている。
非人型のアームヘッドが出力に劣ることは既にニヴォーズなどが証明していたのだが、
水中や空中といった条件下では、物理的な影響を抑えるフォルムにすることで人型以上の安定を得る事ができ、
出力の差を埋めるだけの結果を得られた為、非人型アームヘッドの活路を開くこととなった。

3機が開発され、当初の試験では失敗も懸念されていたが、テストパイロットに選ばれたトリオプス・ダイバーズとの相性もあいまってその有効性が認められ、そのまま武装も追加され実戦投入に至った。


頭部に牙状のアームホーンが付いているが、これは主に尾先についたイージーホーン、アームニードルにテトラダイを供給するためのものである。
機体下部には、対艦用魚雷などをマウントすることが可能。
さらに収納されている捕脚・ラプトリアルナイフは伸縮が可能で、空中の敵機を捕縛し水中に引き込んでからのアームキルに使用する。
背に設けられた水圧レーザー砲は、水中で運用する為に地上用よりも強力なものになっている。

この機体以後、各国の水面下では多様な水中用機体の開発競争が始まり、あらゆる水中専用アームヘッドの先祖であるといえる。
最終更新:2013年02月22日 17:37
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