前作機能停止グンタムの熱狂的なファンが作った同人小説。
原作者もこれを大きく取り上げておりアニメ化の際には監督を担当した。
あらすじ
半年戦争から5年後、上層部の独裁により遂に仲間割れした地球軍…。
エーウゴーとタイタンズの戦いが始まった。
主要用語
見捨てられた地球軍の兵士達とグオン人残党が組んだ組織。共に地球に帰還するのが目的で、地球を占領するタイタンズと戦う。
地球軍のお偉いさんを中心にした軍団。地球の兵士達をも宇宙に追放して、安心して老後を過ごそうとするジジイ集団。グオン人の技術をパクって「人類強制グオン化計画」などのおぞましい計画を立てている。
前作でちらほら出ていた言葉だが本作で明らかになる。
人間は地球終了時の宇宙生活に適応できるようゆっくりと進化(グオン化)しており、
グオン人は宇宙への適応が他より早すぎた人類である。
つまりネオタイプとは地球人の外見と完璧なグオン人の持つ特殊能力を兼ね備えた新たな人種である。
モービルマシンに記憶・感情などを持たせる事が出来る特殊な周辺機器。
前作では一部のモービルマシンしか装備していなかったが本作では多彩な種類・人格が登場する。
主要登場人物
タイタンズが作った強化型グンタム。性格がひねくれている。
やっとこさ復活した初代グンタムを痛めつけて圧勝したりする。
後にエーウゴーに奪取され、タイタンズのパラパラアテナに撃破されてしまう。
またまた未来から来た謎のモービルマシン。エーウゴー側に所属する。
冷静でクールな性格だが冷酷。グンタムを旧型呼ばわりするが、本当は尊敬している。ツンデレ。
争いを何よりも憎む男。憎みすぎて暴走しがち。よく女に騙される。
次第に精神を蝕まれて、人格崩壊していく。 だが、最終回で…?
上井のガールフレンド。献身的である。メリィとはそりが合わない。
メタメータスのパイロットになる。影は薄いが実はスゴ腕のパイロットで、ネオタイプではないのに最終局面でも死ななかったスゴイ漢女。
グオン人の生き残り。見た目は怖いが心は優しい。ヘマが好き。
エーウゴー開設時からのメンバー。シロップに惹かれるが後で正気になる。
多方面で才能を発揮する何でも屋。
エーウゴー側の少年。あまり深く考えずに行動する上に臆病である。
土星帰りの男。タイタンズのメンバーの中では若い。
中盤でタイタンズのジジイを全滅させ、全派閥を混乱させて戦争を更に激化させた。
その目的は戦争後荒廃した世界で自分だけのハーレムを作る事。 だったが・・・
メーサラー、GGOなどのモービルマシンを操る。
タイタンズ最高責任者。
半年戦争後の「地球はワシらだけの物」発言により全世界の反感を買う。
最期はシロップによって殺されてしまった。
タイタンズ上官。トイレットペーパーの芯のようなゴーグルをつけている。
自分の事しか考えていなく、無罪の民間人をガス室に送るなど非人道的な行動が目立つ。
それらの行動が祟って四面楚歌になり、最期は敵にも味方にも攻撃されて散った。
強制グオン化計画の被害者であり、タイタンズの女パイロット。
サイコグンタムに乗せられて暴れるが、上井に惹かれて・・・
浮気性のタイタンズ女パイロット。
タイタンズのパイロット。
最後の戦いでも生き残る程の実力を持つ。
タイタンズのパイロットで上井のライバル。
実は上井のクローンだが劣化しすぎてとても美男ではない。
奪取前のグンタムMK-2、ガブスロンなどを操る。
シロップ専用のモービルマシン。またはそれに使うモービルメモリーの名前。
シロップの事は好いてはいないが、性格は非常に似ており狡猾。
Zグンタムのメモリーとは口喧嘩しながら戦う。
エーウゴーのモービルマシン。気さくでよく喋る。グンタムと仲が良い。
足が吹っ飛んでもめげない。しょげない。
タイタンズのエリートモービルマシン。
鰻のようなワイヤーで攻撃。三角形のエイ状に変形する。
メモリーがあり、侍らしい性格。
タイタンズのエリートモービルマシン。
すけべな性格のメモリーを搭載し、女しか乗せない。
最期は初代グンタムにタコ殴りにされて爆砕。
タイタンズのエリートモービルマシン。
高級感と渋さがジジイに人気。メモリーは無い。
タイタンズのエリートモービルマシン。
高い誇りを持っており、パイロットに盾突く事が多い。
ZグンタムとGGOを一方的にライバル視している。
前作より引き続き登場。
初っ端からMK-2に惨敗してしまうが、それがきっかけで後に…
前作より引き続き登場。
半年戦争で精神を鍛え上げられ、エーウゴーのエースパイロットとして大人らしく成長していた。
前作より引き続き登場。
グンタムの嫁になっている。
前作より引き続き登場。
エーウゴーを率いる実質的な指導者。
各話リスト
第1話:劇・出会いは宇宙
第2話:激・戦いは天空の彼方へ
第3話:撃・敵は貴方の中に
第4話:塔・闇の静寂へ
第5話:熱・全ての中枢に
第6話:新・Z発動
第7話:魔・それは後ろに
第8話:銀・散りゆく風と
第9話:彩・たった一つの
第10話:心・砕かれないように
第11話:前・滅びの始まり
第12話:零・戻れないあの頃
第13話:美・華は散る
第14話:善・信じれる者
第15話:光・駆ける戦士
第16話:末・暗雲たちこめて
第17話:裂・欠けた世界
第18話:災・許されざる罪
第19話:砕・鉄塊と退廃
第20話:惨・分かり合えない
第21話:紺・決められた末路
第22話:悪・終わりなき絶望
第23話:死・そして誰もいなくなった
第24話:虚・心の彼方へ
第25話:愛・おぼえてますか
第26話:再・愛を越えて
第27話:神・残された者
概要
最初は文章のみで一部の同人の間だけで配られていたが、作者オサツ・ガッポ本人が挿絵を描きたいと言い出し話題になり、公式の続編となった。
前作との大きな違いは内容の暗さであり、戦いが大きくなったら人もたくさん死にますという理論をそのまま体言したようなものになっている。
多くの人物が野心や過度なコンプレックスを抱えており結果それが原因で散っていく情景は悲哀を感じさせる。
後味が良いとは言えない最終回について、作者は「続編へのフラグじゃね?」と語っている。
メカデザインは前作同様、基礎部分を従兄弟の子供が担当しており、
変形メカのセンスが他を卓越した奇抜なものになっている。
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