CC_Iris: 春日第一高校。比較的成績が優秀な者が多い高校ではありますが別段進学校という程でもないそこなのですが、今朝はなにやら教室がざわめいていて……。
CC_Iris: 【アイリス】「(……どうしたんだろ、落ち着かないって感じで……少し楽しそう……?)」席に座り静々と一限目の教科の準備を始めるクラス委員長でもある白蓮院アイリスはそんな風に。そうすると彼女の様子に気づいたのか、クラスメイトが机に寄ってきて……。
CC_Iris: 【クラスメイト】「おはよ、白蓮院さん! ……ね、聞いた? 今日ねークラスに転校生が来るって」ゴシップ好きの新聞部員の少女だ。……どちらかというと、話たくって仕方ないから。といった風です。
CC_Iris: 【アイリス】「おはようございます。……転校生……? 変わった時期に、なんですね」目を丸くして。なるほどそれで……そんな風に小さく頷き。そんなアイリスの様子にさらに身体を前にズズイと突き出す彼女は続けざまに……。
CC_Iris: 【クラスメイト】「そうそう! そーなんだよ! それで、今朝その転校生をチラっとみたって子の話だともう、すっごい美人らしくって! 遠目だったらしいけどスタイル抜群でそりゃもお……っ!」
CC_Iris: エキサイティングっぷりに内心少し困った風ですね。放っておくとこちらの椅子が倒されかねない勢いで前へ前へ……両手を見せるようなジェスチャーで押しトドメ。
CC_Iris: 【アイリス】「ぁ、あ———……あの、それなら、皆さんが噂するのもわかりますね———……でも、そろそろホームルームの時間で……」興味が無いと言えば嘘ですが……この熱気溢れる彼らの視線を一身に受ける美少女?転校生に内心同情もあって。
CC_Iris: 【アイリス】「(……でも、そんなに綺麗な子ならこういうのも慣れてるかも……ですね)」等、考えていたら不意に廊下に響く足をを聞いて。
CC_Iris: ガラガラガラッ! 扉が鳴り、瞬間にシーン……と教室が沈む。入って来るのはよく見慣れた妖しく浮いた髪を七三分けにピッチリ固めた担任教師……。そしてその後ろには。
CC_Iris: 【アイリス】「起立、気をつけ————(……わぁ……)」思わず、見入りため息が漏れる。他の生徒たちも身な一様といった感じですね。
CC_Iris: 楚々とした顔立ちに、長い絹髪。目を引くのはその不思議に煌く髪の色か……制服の上からでもハッキリとその大きさを主張して止まない魔乳に、人形の様に括れた柳腰。ヒップも実に女性的な曲線で……なかなかお目にかかれないような、美少女の体現がそこにあったといいます。
CC_Iris: 【アイリス】「———れ、礼、着席っ!」少し間延びをした挨拶。ざざざっ、と一斉に生徒達が席につきますが、教師の前だというのにひそひそ話がはじまって…。
CC_Iris: 【教師】「あ———こらこら。ホームルームの前に今日からこのクラスの一員になる————っておい! 静かに静かに!」バンバン!と大きく教台に出席簿を叩きつけて、あやうい感じで髪が浮き上がる。……暫く見回すと、改めて喉を鳴らし。
CC_Iris: 【教師】「……よし、その様子じゃあもうわかってるだろうが……転校生の周防美由君だ。今日からこのクラスで君達と同じく学んで貰う事になる。それじゃ、自己紹介を」チラリと視線で前に出るように促して。しかし教師であってもいやらし系の視線にならざるをえないほどでありましたね。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「………その、周防 美由(すおう みゆ)です………——————」クラス中の注目が集まるまま、教師に促されるように自己紹介を強いられる美由……ミューリエル。他校の制服に比べると圧倒的にコンサバティブで、言ってしまえば地味な黒セーラー服を学校指定の制服としている一高の制服を着ていてもなお、その美貌とセーラー服の胸部を押し上げている規格外のバストは見る者の視線を惹き付けて
CC_meu: 止みません。思わず男女問わず大きな溜息が溢れてしまったかも知れません…。
CC_meu: 【ミューリエル】「………——————よろしく、おねがいします。」校則通りのスカート丈。アクセサリーらしい物と言えば頭に申し訳程度に巻かれた黒いカチューシャリボンと、同じく細いチョーカーだけ。そんな彼女の自己紹介を皆が食い入るように見入ってくるのですが、しばし逡巡した後に……一言だけ挨拶すると、小さく頭を下げて先生の方を見ます。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【教師】「———あ、ああ。教科書は確か配布されていたな。もし抜けがあったりわからない事はクラスの皆に聞くように。校内の案内なんかは……白蓮院。クラス委員長だしお前に頼む。周防をよろしくな」ガーネットを埋め込んだような瞳を向けられると、教師といえど一瞬固まってしまいますね。ともあれそのような風に一人の生徒を指名して……。
CC_Iris: 【アイリス】「(周防さんか……なんだか不思議な感じの……)っ、あ、はい!」そんな風に考えていたらばの指名に、らしくないあせりの様子をみせて。彼女の全体ではなく、その瞳をあわせるように視線を向け慣れた感じの微笑みを向けるのでしたね。
CC_Iris: 「……ちょっとクール系?」「でもすごい美人だよねー。なんか冷たそうだけどそれもかっこよかったり?」「やっべーなあの身体さ……」「話しに聞いてた以上じゃん? なんかいい匂いとかしそうだわ」「ばかおめー変態かよ……でもあの髪をこう……」
CC_Iris: やがてホームルームが始まってからもそんな声が途切れることは無く。やがて諦めた教師が退席するまで……。席は御あつらえされたように、真ん中に程近い所……アイリスからは二席前、といった感じですね。
CC_Iris: 【アイリス】「周防さん? さっきも先生に言われたけど……クラス委員の白蓮院アイリスです。何かわからないことがあったら聞いてくださいね」どうせ一限目の教師が来るには暫く在るだろうと。席を立って彼女の隣へ。ふわりと香る体臭に同じ少女ながら……少し変な気分になりそうでもあったりなかったり。もちろん笑顔で上手く隠してしまうカンジですが。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……はい、受け取ってます……——————(白蓮院……?)」教師の問いかけに小さく頷いて肯定します。伏し目がち……と言うかややジト目で無表情な上に、特徴的過ぎる銀髪の超ロングヘア。やや目隠れ気味の前髪に眼鏡と、教師であってもあまりに俗世離れした雰囲気のミューリエルと面と向かって話すのは難しいのか、あるいはその凶悪極まりないボディラインが目の毒なのか。チラ見しては目を逸ら
CC_meu: す教師の視線に逆に恥ずかしくなってしまって俯いてしまうミューリエル。『白蓮院』と言う名前を出されて、クラス委員のアイリスを案内係に指名されるに至り、ようやく顔を上げてガーネットを溶かし込んだような紅玉色の瞳をアイリスさんに向けて、僅かに首を傾げるのでした。
CC_meu: 【ミューリエル】「はい、わかりました……」自分の席を指定されると、そこへ向かいます。特に意識した仕草と言う訳ではないですが、学校指定の黒革の学生鞄を躯の前で両手で持つと両腕の間から、下から覗き込むと大きな空間が空く程にセーラー服を派手に押し上げているバストがむぎゅりと寄せ上げられて。コツ、コツと席に向かって歩く数歩さえメートルオーバーKカップバストが重たげに弾んで、クラス中の好奇の目を
CC_meu: これでもかと集中させてしまいます。
CC_meu: 【ミューリエル】「……あ、ぁの……———えっと……」先程担任に名前を呼ばれた少女……白蓮院アイリス。見るからに明るく利発そうな金髪の美少女。全体的に殺風景な身じろぎのミューリエルとは正反対で、いかにも育ちの良さを感じさせそうな『令嬢』然とした少女に名前を呼ばれて、挨拶を返そうとするも上手く出来なくって。傍目から見ると彼女のクールビューティと相俟ってもの凄く『無愛想』な風に見えてしまった
CC_meu: かも知れません。
CC_meu: 【ミューリエル】「……その、宜しく……おねがい、します……」一言挨拶を返すミューリエル。意図的になのか、無意識になのか、近づいてくる白蓮院さんを無視するように自分の席に着席すると、自分の鞄の中身を机の引き出しにしまい始めます。凄まじい量感を誇るバストが気の机にのしっと乗せられて、黒い制服に包まれた肉果がひしゃげる光景は凄まじい迫力なのです…!
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「はい、ぁ———うん。これからよろしくね」自身もかなりスタイルは良い方……と、自負しないまでも言われていますが、目の前の彼女はその一回り上をいっている気がしますね。歩くだけでも誘惑するような媚乳は男女問わず、もう嫉妬すら浮かばないレベルで……。と、思っていれば自分を素通りするように席へと着いた美由さんで。
CC_Iris: 【アイリス】「(……クール……なのかな? でも何か……)」拒絶ではありませんが、何か壁を作るような仕草。ですがどこか胸にひっかかるようなものをカンジてしまって……。【アイリス】「あ、よかったら休み時間に案内でも———」
CC_Iris: 「周防さんっ!」「すっごいスタイルいいよね———あ、美由ちゃんって読んでもいい?」「ね、前はどこの学校だったの?」「あ、よかったら私達がガッコ案内したげよっか? 食堂とかでもおいしいのがね————」
CC_Iris: と、続けようとしたアイリスかた横入りするように。クラスメイト達が美由さんの席を取り囲んで。まるで有名人が転校してきたかぐらいの扱いですね。一見して不躾な質問も多いカンジですが……。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……ぁ、の……そ…っ! の? ……ぁ、あの……———その、前の学校は……あの、その……———っ…」アイリスの申し出にどう答えていいか判らないままに逡巡していたら、教師がいないのをいい事に周囲から一気に質問責めにされるミューリエル。元々『普段』人と話すのが苦手…と言うか、どちらかと言うとコミュニケーション障害なレベルで他人と接するのが下手くそなせいもあって、しどろもどろ
CC_meu: になってしまって受け答えする事も出来ずに、まるでクラスメイトを拒絶するかのように俯いてしまうのです。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「その、皆さんそろそろ先生も来ちゃいますから……」助け舟を出すようにそう皆に言いますが、少し不服そうで……俯く美由さんの様子にもあまり気づいていなさそう。
CC_Iris: 「あ、うーん……そうだね。それじゃまたね美由ちゃん!」「白蓮院さんも忙しいだろうし、案内とかも私達やったげるから〜」「うんうん!」 そんな風に勝手な事をいって。ある意味でアイリスにクギを指す様に繰り返し……。
CC_Iris: 【アイリス】「え、でも……うん、じゃあ周防さんをお願いしますね。……周防さん、何か困った事があったらなんでも言ってくださいね」半ばお仕事を奪われるように。それでも最低限は…と囁いておくのでしたね。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……ぁ、あの…っ ……(は、はい……)……」クラスメイトに促されるようにミューリエルから引き剥がされるアイリス。最初に話しかけてくれた彼女にまだお礼も言えてないうちに、クラスメイトと言う名の濁流に押し流されて行く彼女に何とかお礼を言おうと口を動かすのですが、小さすぎるその声は彼女に届いた……いや、気付かれていたでしょうか。
CC_meu: 【ミューリエル】「…………———っ…」そうこうしている間に一時限目の鐘がスピーカーから鳴り響いて、皆が元通り自分の席に戻って行って。チャイムが鳴るだけで波が引くように自分の席に着席する辺りは流石に最優秀学校である一高生徒ならでは、でしょうか。いよいよもって周防美由……ミューリエル・W・スオウの第二の人生が本格的にスタートするのでした。
CC_meu: ▽
CC_Iris:  
CC_Iris: それから一週間が過ぎて……。
CC_Iris:  
CC_Iris: 「ありがと、助かったよ〜〜〜っ! ぁーこれで無事次も新聞だせるわぁ……」新聞部の部室でそんなふうな大きな声が響きますね。続いてガラガラと、部室の扉が開いて出てきたのはアイリスで……。
CC_Iris: 【アイリス】「いいよ、これくらい……でも記事はもう少し大人しくした方がいいかなと思うけど……」少し困り顔で。一高の校風にあらざる記事で教師から睨まれるクラスメイトのその手伝いを今までしていたのでした。内心、いいのかなと思いながら頼まれると断れないのは彼女の性ですね。
CC_Iris: 「いいんだよ。私の記事はその……エンターテインメイトだしさー。スポ記事っぽいって言われちゃうけど……。その意味だと今週はやられたなー……絶対あの転校生でいい記事かける! ってぇ。思ってたんだけど……」ふう、と。何か聞き捨てならない事を呟いて。
CC_Iris: 【アイリス】「……転校生って……周防さんの事?
CC_Iris: 「うん———……最初はもう学校のアイドル的なー? そういうの期待してたんだけどなんかツンケンしてるっていうかさ……いい噂ないんだよね、何誘っても乗ってこないとか、すぐに黙りこくって睨んでくるとかって……ああ、」
CC_Iris: 「白蓮はそういうの話すグループじゃないもんねぇ……なんかこう、顔もスタイルもバツグンじゃない? なんか女の嫉妬混じりーみたいな噂もあって———」えっぐいよねぇって。こっちもそんな風です。
CC_Iris: 【アイリス】「……うん、初耳でした……。その、休み時間とかお昼とか教室にいない事が多いから、あの子達と一緒だって……」さすがに、任されておきながらって罪悪感もありショックを隠せない様子ですね。
CC_Iris: 「ああー三日目にはもう別グループっていうか半ばシカトみたいな……あいや、シカトっていうか恐がってるみたいな感じかなぁ……?」
CC_Iris: 【アイリス】「そんなっ! ……そんな事……」ぎゅっと、スカートの裾を握って俯いてしまいます。「(そんな風には、見えないよ。なんだか寂しそうで……何でも言ってなんて自分でいって、全然気が回ってなくって……)」ぐるぐる自問気味で。
CC_Iris: 「ああ、いや。白蓮が気にするこっちゃないって……。なんか周防さん奪ったみたいにした手前、あの子らも言い出せないんでしょ? えーと……」少し気まずいという風に身体を揺らすと、不意に机に肘があたって……一枚の記事がアイリスの目の前に滑り込んできますね。
CC_Iris: 「あ、ああ———! あのさそれそれ! しってる? ここの旧校舎のあのでっかいプラネタリウムの設備。元天文部のヤツさ。……なーんかあそこから放課後、女がすすり泣くような声がぁーって……」これ幸いと、目の前にずずいとつきつけ。
CC_Iris: 「推敲中なんだけど、なーんかインパクトたりないから……よかったらなんか現地取材とかさ! してくれないかな? 時間あるときでいいから〜〜〜」パンッと顔の前で手を合わせ拝む様子。その様に少し顔を綻ばせて……。
CC_Iris: 【アイリス】「……うん、そうですね……でも、これってますます新聞に載せる内容じゃないですね……」記事に目を這わせ安い三文記事も今は少し気休めにはなって。「(……周防さんのことはゆっくり考えよう。みんなと一緒かもしれないけど、謝って話してみて……)」
CC_Iris: そんな風に。時計に目を這わすと部室をでて。散歩気分に旧校舎へと足を運ぶのでしたね。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【???】「———……♪ ——————……♪♪」春日第一高校旧校舎。まだ三恵市が出来て間もない頃に急ごしらえで作られた学び舎であり、現在校舎として主に用いられている新校舎に比べていかにも即席工法で建築されている事がアイリスの目にも判るでしょうか。一部の専門教室と文化系の一部の部活が部室を構えているくらいで、現在は半分以上が放置状態の旧校舎の廊下にはうっすらと埃が積もっていて。……そんな旧校舎の奥、半地下になっているプラネタリム室……かつては天文部の部室としても使われていた放棄教室から、女性の声が響いているのでした。
CC_meu: 【???】「ふんふん……———♪ ふん……ふんふふ……———♪」放課後、既に日は傾いていても、廊下の照明が点く時間ではなく。廊下の窓は北向きで、しかも比較的高層の新校舎によって日が遮られた旧校舎の廊下は埃っぽく、じめじめとしているのです。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「(時間がある時って……結局今なんですよね。思ったより早く終わっちゃったし……)」既に授業で使われる事もないもない旧校舎。サボりにくる者であっても日の当たりが悪く照明も劣化し薄暗いソコへと入るものは少ないでしょう。……しかし、その声は入り口に立ったアイリスの耳にしかと届いてしまうのでしたね。
CC_Iris: 【アイリス】「—————っっ!?(……か、風で校舎が軋んで……そんな訳ないですね。これ、人の声、でも呻きじゃなくってこれ……)……歌声……?」ギィィ……あんなに気味悪がっていた校舎へと、無意識に歩を進めていきます。まるで誘われるようでもあって……。
CC_Iris: 【アイリス】「こっち、こっちって……たしか天文部の……」ギシ、ギシ、ギシ……。大ホール。古く動かないプラネタリウムが設置されているというそこの前へと来たアイリスは……恐る恐るというよりも、その歌を邪魔しないように。ゆっくりと扉を開いていったのでした。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【???】「ふーふふんふんーふふんふん———…♪ ふん……———ふふん、ふん、ふふふん…———♪」薄暗い廊下を進めば、それは紛れも無く女性の歌声だとアイリスにも判ります。二度ほど廊下を直角に折れ曲がると、目的の旧天文部室……プラネタリウム室に辿り着きます。切れ掛かった非常灯が明滅するだけの廊下の奥、プラネタリウム室の防音扉は立て付けも悪く半開きになっていて……誰もいない筈の向こうからは、『少女』の物とハッキリ判る歌声と淡いプラネタリウムの……———数年前に錆び付き故障して、既に動かなくなってしまった筈のスターライトが覗いているのです。
CC_meu: 【???】「……——————♪ ……っ!? …………」アイリスが黴臭い空気のプラネタリウム室に足を踏み入れると、その気配に気付いたのか歌声がピタッと止まって。それと同時に何故か稼働していたプラネタリウムが機能を停止して、ドーム状の天蓋に映し出されていたほのかな星空が消え失せて漆黒の闇と重苦しい沈黙ががプラネタリウムを包むのでした。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「(動いてる……壊れてるって聞いてたのに……)」使うモノもいない、分解するにもお金のかかる厄介物のはずのプラネタリウム。しかし目の前で稼動し星空を室内いっぱいに映し出していて……歌声と重なり酷く幻想的に見えてしまいましたが……。
CC_Iris: 【アイリス】「あっ」突然それらが停止。照明もついていないそこに暗闇のカーテンが下りて……。しかし歌声は止むも、息を呑んだ明らかな人の気配をカンジましたね。
CC_Iris: 【アイリス】「……そ、その、お邪魔してごめんなさい! こんな、まさか人が本当にいるとは思わなくって……っ」自分のせいで、と少し焦って。コツコツと靴を鳴らしプラネタリウムの主へと近づきますね。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【???】「…………——————っ」声の主がここに居るのは明らかですが、こう暗くては中々見つけられないかも知れません。息を呑んで縮こまっているような、まるで猛禽に巣穴を荒らされて縮こまる小動物のような、そんな気配でしょうか。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「(く、暗いです……初めて入ったしどんなところかもちょっと……っ)あっ!」がたっ、がたたっ! 初めから部屋にいたならまだしも目が慣れていないアイリスが自由に動ける訳もなく……埃を巻き上げ転倒してしまって。
CC_Iris: 【アイリス】「けふ、けほっ!(ひ、酷い埃……大分放置されてたみたい……)」という事は、ここの主も最近ここに来たのかなとか考えて花の刺繍のハンカチを鼻にあて。少し痛むまんまるな桃尻を撫でながら……。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【???】「…………——————っ!? …っ………………——————…… …    ……くしゅっ!」暗がりに足を取られて床に転んだアイリスの巨尻がドタンっ!と大きな音を立てて、それを聞きつけた『何者』かが声を上げそうになって、あわてて声を飲み込み殺します。照明を落とされている為にアイリスがそれを察知する事は出来ないのですが、座席や擂り鉢状になっているフロアから捲き上げられた埃がぶわっと舞い上がって。……息を殺していた『彼女』も舞い上がる埃を吸い込んでしまったのか、おもわず小さなクシャミをしてしまいます。例え小さく可愛らしいクシャミであっても、退魔士として訓練を受けているアイリスの鋭敏な聴覚からは逃れる事など出来ないでしょう。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「……(いたましたっ)」少し目が慣れてきたのもあって。くしゃみの方向に目を向けるとうすぼんやりとした人影が浮き出るように見えてきて……。そろそろと転ばぬように。しかし足早に近づくと……丸まって可愛らしいクシャミを堪える背中をぎゅっと抱き締めて。
CC_Iris: 【アイリス】「捕まえましたよっ! ……あの、さっきの歌とか、プラネタリウムとかが綺麗で……邪魔するとか、先生に報告するとかそんなのでは————あ、あれ……?」ぐにゅっ!! その小さな背中に自身の乳房を押し付けつつ……回した腕はその大きさ凌駕するド級の大きさと柔らかさのマシュマロの感触をアイリスに使えますね。ぶるぶると震える背中はおびえる小動物といった風で……。
CC_Iris: 【アイリス】「……この香り……」ふいに鼻をつく、埃と黴とはまったく別の香り。それは最近嗅いだ覚えのある感じのもので……恐る恐るという風に。抱きついた相手の背中を目を凝らし確認しようとするのでしたね。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【???】「…ぁ、ぁ……———っ!? 〜〜〜〜〜っ……」部屋の隅で膝を抱いて小さく丸まっている『ソレ』を抱き留められると、『ソレ』はぴくんっ!と跳ねて。きゅーっと横一文字に結ばれた口からは何の言葉も漏れては来なくとも、密着した背中越しに激しい動悸が伝わってきます。間近で見ればその特徴のある容姿に見覚えが有る事に気付くでしょう。くるぶしの辺りまで伸びた、どこか浮世離れした幻想的な印象すら覚えさせてしまう白銀の超ロングヘア。差し伸ばした両手にズシリと感じられる桁外れの容積、量感の柔らかな肉果の感触。……そして、鼻腔をくすぐる甘く蕩けるようなフレグランス。
CC_meu: 【ミューリエル】「……あ、あの……っ、その……———手、離して……ください……っ…」背後から聞こえる声、それは転入初日に何かと自分に気を揉んでくれた『白蓮院』さんの声。……———そして、一高一年屈指の巨乳っぷりを誇るこの少女は……噂の渦中の少女、周防美由その人でした…。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「す、周防、さん……っ!?」渦中の。アイリスの胸中を埋めていたその人こそが小動物の正体なのだとようやく気づいて……目を見開いて唇をぱくぱくとさせ。「……ごっ、ごめんなさいその、私……周防さんの事……え、ええっと……」それこそ一晩かけて考えようとしていた言葉がこんなに咄嗟にでるはずもなく、何か場違いに抱きついたことでなく、クラスでのことを謝ろうとしてしまってあわあわとなってしまいます。
CC_Iris: 【アイリス】「(手? 手って私————〜〜〜〜っっ!?!?)」ばっと、そのマシュマロの正体に手を離し後ろへと飛びずさって……どすんと尻餅を着き倒れてしまいますね。勢い良く、目尻には涙まで浮かぶほど……。ふわりっ。広がる白銀の毛先が顔をかすめてそのキメ細やかさを伝えますね。
CC_Iris: 【アイリス】「ごめんなさい、これもその……(あ、謝ってばっかりです私……!) ……その、まさか周防さんだとは、思わなくって……」どくんどくんと心臓が早鐘を打つ。パニックのせいか息も上がってしまいたわんだ乳房が上下に大きく揺らされる。紅昂した頬も合わせて、何か発情したような風でもあって……自分も落ち着かせるため、胸に手を置いて浅く深呼吸をして。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……びゃ、びゃびゃ…っ、白蓮院、さん……—————— です、か?」いきなり自分の名前……正確には社会生活を送る為にイシュタル本部によって与えられた偽名であり、未だにその名前で呼ばれる事に違和感を拭い切れないのですが……を背後の少女に呼ばれて、ちょっとした恐慌状態になってしまいます。表情自体は何時もと同じようなクールビューティを貼付けたような無表情なのですが、紅玉の瞳はフワフワと踊ってしまって。 自分の名前を呼んでくれた少女……始めて声を掛けてくれた少女。そして、その事に未だ礼を言えないまま一週間を無為に過ごしてしまった事を悔やんでいて、その声を忘れた事など無かったのですぐ声の主の正体に気付いたのでした。
CC_meu: 【ミューリエル】「………あ、あの……——————そ、その……別に、気にしないで……」ふに、ふにっと何度かその感触を確認するかのように、アイリスの指が深くめり込んだKカップ規格外バストを抱くようにして座り込んだまま振り返って。セーラー服ですらその凄まじいボリュームと触感はアイリスさんの指先に染み付いたように離れないかも知れません。そして触った感触は明らかにノーブラのそれで……!
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「う、うん……(す、すっごく、柔らかかったな……)」むしろ触られる側の事が多かったが……これはなるほど、といわざるをえない感触。むしろ制服以外の生地の感触が無く……。「ブラ、つけてない————じゃ、じゃなくって! ……周防さん、まず……ごめんなさいっ! 私頼ってだなんていったクセに、全然気にかけてなくって……」半ば奪うように。美由さんの白魚のような細い指を両手で握って。ずいっとおしりが痛いのも忘れて身体を前にして顔を近づけます。そうしないと見えないせいもありますが……両の乳房が近づきふれあい、柔らかな感触を伝え合って。
CC_Iris: 【アイリス】「……でも、でも……こんなところで何をしてたんですか……? ここ、たしか鍵も掛かってるハズなのに……」ふいにそんな事を思い出して。しかし真っ赤な頬で見つめてくる娘さんです。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……ぁっ、その…それ、は……——————」オープンバストのブラしか持ってなかったから……体育の時間とか凄いユサユサ揺れて、みんなに凄い目で視られてしまう……と言うべきか言わざるべきか、そんな事を考えているうちに指を取られて謝罪されてしまって。一瞬なんで謝られているのか理解出来ずに眼鏡の下の瞳を白黒させてしまいます。
CC_meu: 【ミューリエル】「……え、えっと……その、謝る事なんて……どっちかって言うと、私の方が謝らないと……いけないのに……」困ったような表情を浮かべるミューリエル。と言っても僅かに眉が困り眉になって、申し訳なさそうな口元になるだけの微妙すぎる変化。……しかし、がばっ!と令嬢然とした清楚な顔が目前に迫り真摯な瞳を向けられてしまうと、ぽぉ…っと頬が赤く染まって行く様をこれ見よがしに見せ付けてしまいます。2枚のセーラー服越しに互いの豊乳が擦れ合って、その奥の鼓動をトクン、トクン…!と伝え合います。
CC_meu: 【ミューリエル】「ぁ、え…っと……———そ、その……それは……」何でこんな所に居たのか、と聞かれていよいよ進退窮まった感じで俯いてしまうミューリエル。なにやらよほど恥ずかしい理由なのか、耳朶まで真っ赤にして黙りこくってしまいます。明るい光の下ならばうっすらと冷や汗をかいているのも判ったかも知れません。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 一見しては、何も変わらない無表情……しかしこんなにも近くで見詰め合えば……。
CC_Iris: 【アイリス】「(……あ、眉尻が下がって……口元もなんだか……)」一度そうと判ってしまえば、逆に判りやすいほどに表情が読み取れてしまいます。やはり、皆がいうようなことはなくて中身は普通の女の子なんだと……頬が染まり少し瞳が潤む様は清楚なお姫様のようでさえありますね。
CC_Iris: 【アイリス】「その、言いにくいことならいいです……けど、私は……周防さんと、仲良く、友達になりたいです。だから……」もっと知り合いたいという風に。お互いの鼓動がシンクロして、目の前の少女しかみえなくなってしまいますね。クラスではみたことのない、他人がしらない周防美由の本当の顔がこれなのだなと思うと、何か嬉しくなってしまって……。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……そ、その……———……」目前で興味深そうに迫ってくる美少女……アイリス。育ちの良さを感じさせる柔らかい物腰、整った目鼻立ち、自分とは正反対の社交性。心遣いが眩しすぎて目が眩んでしまいそうな錯覚すら覚えてしまって。そんな彼女の瞳で見つめられてしまうと、逆らう事が出来なくなってしまって。……観念したような表情……と言っても、俯いていた視線を上げただけの無表情なのだが。
CC_meu: 恐る恐る上目遣いでアイリスを見ると、ボソ、ボソ…と小声で話し始めるミューリエル。「わ、笑わないで……聞いてくれます、か…?」
CC_meu: 【ミューリエル】「……———わ、私 人とお話しするの、凄く苦手で……恥ずかしくて……『同年代』の『女の子』と話した事、殆ど無くって……———それで、他の人と、上手く話せなくて…みんなに、迷惑かけちゃうから……先生にお願いして、私だけの天文部にしてもらって……———その、いつも放課後は一人で、ここに居たんです……」
CC_meu: 【ミューリエル】「は、恥ずかしい…ですよね…… いい歳して、人の目を見て話せないとか……一人じゃないと、落ち着かない……とか……」何度も何度もどもりながら、ようやく事情の説明を終えるミューリエル。あまりに恥ずかしいのかいつの間にかうっすら涙すら浮かんでしまって、聞いてくれたアイリスに自重気味な笑顔を向けるのです。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「……笑う訳ありません、周防さんのお話ですもの……」ぎゅっと、表情を見るにそうとうに恥かしくって……無理をして、それでも話してくれたのでしょう。感極まって手に力が入って、全身の毛が逆立つような感覚まで……。
CC_Iris: 【アイリス】「……それじゃ、目を閉じますね」こつんとおでこをくっつけて。自分は眼を閉じ話しやすいように。「その、それなら……私がいても落ち着けないかもしれないですけど……でも、時々だけこうやってお話させて貰えませんか? ……プラネタリウムも、歌もステキでしたから……」片手を離すと赤い頬に手をやって。目を瞑ったまま安心させるように笑顔になって。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「……そ、その……そう言う訳じゃ……———」アイリスの凄い包容力に、思わず甘えてしまいそうになって。学校に転入すると言う時は自分は10年余分に生きているから余裕だ、なんて思っていた頃が懐かしくて。頬を撫でられるとしなやかなその手に撓垂れ掛るように甘えてしまいます。
CC_meu: 【ミューリエル】「…あ、そうだ……———折角だから、プラネタリウム……見て行きませんか…?」おでこ同士が触れ合うと、互いの眼鏡が軽く衝突して。静かな室内に澄んだ音が響きます。 沈黙とアイリスの呼気の齎す緊張に耐え切れなくなったミューリエルが、慌てて話題を変えて。
CC_meu: 【ミューリエル】「凄く、奇麗なんですよ……———」すぅ…と息を吸い込むと、微かにPW力を高めて機能停止したプラネタリウムに流し込む。式神を呼び出す要領で機械を作動させると、鈍い音と共にプラネタリウムが起動します。淡い光が真っ暗な天蓋に放たれて初春の夜空が描きだされます。……一般人(だと思っている)彼女相手なら、PW力を使ってもバレないだろうと判断して。当然の違法行為なのですが……!
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「あ、はい……さっきもチラッと見えてただけ……だったんですけど。……でもそれって壊れてるって聞い、て———」ぞわりと、カモフラージャで隠れた魔鎧が蠢く感触に少し顔色を変えて。「(あ、あれ……? お、おかしいですね……?)」少し目をぱちくらせながら、プラネタリウムと美由さんを見比べて。
CC_Iris: 【アイリス】「それと、えっと……よ、よかったら……」そう思いながらも顔を上げて。燐光に照らされる美由さんの横顔が酷く幻想的に見えますね……白銀の髪が光を吸収して仄かに輝いているようにも見えて。少し言葉に詰まりましたが、意を決して。
CC_Iris: 【アイリス】「わ、私の事はその……アイリスって、名前で呼んで頂いていいので……周防さんのこと、名前で呼んでいい……ですか……っ!?」耳まで真っ赤にして……必要以上に立ち入らぬようにして生きてきたアイリスにはなかなかの決断でもありましたね。
CC_Iris: ————PiPiPiPi ……しかしその答えを邪魔するかのように、アイリスの携帯に、退魔士にしか判らぬ緊急の呼び出し音が……いや。それに被さるようにもう一つ。
CC_Iris: ▽
CC_meu: 【ミューリエル】「………!……(そう言えばこれ壊れてるって事になってたんだっけ……)……そ、その、直してもらったんです……———」慌てて目を逸らして取り繕うミューリエル。あまりにも怪しい、怪しすぎるのです。作り物の星明かりで照らし出される銀髪は彼女の身じろぎに釣られるようにふわり、ふわりと舞い上がって恐ろしく幻想的な光景なのです。
CC_meu: 【ミューリエル】「……あ、あのっ……私の顔……へ、変……ですか…?」ふと自分の顔を見るアイリスの視線に気付いて、小首をかしげて訪ねてみて。無表情でどちらかと言うとクール系美少女な彼女がふと見せる童女の仕草を思わせる動きはとても可愛らしく、アイリスの瞳を惹き付けてしまうかも知れません。
CC_meu: 【ミューリエル】「名前、ですか……それじゃ、アイリス…さん、で…… 私の事は……ミュー…『美由』で、いいです……『美由』と呼んで下さい……」一瞬何かを言いかけて慌てて言い直すミューリエル。何やら怪訝な物を感じさせてしまうかも知れませんが、そんな疑問を打ち消すようにプラネタリウム室に鳴り響く携帯端末のアラーム。複数の端末が同時に呼び出し音を奏でて、耳障りな狂想曲を鳴り響かせるのです。
CC_meu: ▽
CC_Iris: 【アイリス】「あ、ありがとう……! その、恥かしい話ですけど、私家族以外に名前って……美由さんそのアラーム……」動かないはずのプラネタリウム、魔鎧の胎動……色んなものが繋がってきて。
CC_Iris: 【アイリス】「……たしか、もうすぐバスが出るはずですから……美由さん、いきましょう!」冷静を取り繕っているだけで頭の中はパニックで……だからか、珍しく強引な風に、美由さんの手を取り、引いて……。
CC_meu: 【ミューリエル】「……それって、アイリスさん……も……———退魔士、なの?」退魔士の端末にしか登録されていないアラーム。擬似的なPW波を発生させる事により聴覚が機能しない環境下でも退魔士にのみ知覚出来る呼び出し音は彼女の呟きを肯定していて。
CC_meu: 【ミューリエル】「ハ、ハイ……———っ!」……———手を引かれるなんて、何年振りだろうか。彼女には珍しく口元を僅かに綻ばせてちょっとだけ大きな声で返事をして。……掴まれた手を無意識に握り返すのでした。
CC_meu: ▽
CC_Iris: そうして、二人のもう一つの日常が始まるのでした。
CC_Iris:  
CC_Iris:  
CC_Iris:  
CC_Iris: 裏切りのイシュタル CC
CC_Iris:  【星空の出逢い】
CC_Iris:  
CC_Iris:  
CC_Iris:  
CC_Iris: 閉幕となります。ありがとうございました!