【アリエス】「――――ここ、ですね。メイプルリーフ工房……」『不死鳥の尾羽』亭でもらった地図片手に工房の看板を見上げ。「―――すいません、パルミラ・メイプルリーフさんは御在宅でしょうか…?」コンコン、と目の前のドアをノックして。
【パルミラ】今日も今日とて、工房工具の調子は上々――とは言え、まだ若い+実績が無い。そんな理由で煮え湯を飲まされるような思いを何度も繰り返してきた私だ。 武器の依頼がとんと来ないことも気にしないように、今は自学研鑽……腐らないのだ。
【パルミラ】「お客かしら?――手が離せませんから、開いてますのでどうぞ?」と、工具を打ち鳴らす金属音が部屋の扉から聞こえる。 防音で、扉の前に立つまで気づかないほどの音だが……
【アリエス】「―――はい、では……失礼します」ドアノブに手を掛け、扉をカチャリと押し開ける。工房の中に2、3歩踏み込むと後ろ手にドアを閉めて、小さくお辞儀を。「『不死鳥の尾羽』亭から紹介でやってきました、冒険者のアリエスと申します。―――実は、メイプルリーフさんに、武器の製作をお願いしようと……」
【パルミラ】「はい、いらっしゃいませ――と、今少し手が離せないの。待ってもらえますか?」手にしたのは大きなハンマーと金属の棒一本 なにやらそれをじっと見ては、叩きなおして カンッ、トンッ!と良い音を響かせる。  「『不死鳥』から?また随分と凄いところに名が売れたものね……それで、武器ですか。――どんなものを御所望で?」とは言え、実績だのが無いのだ。どんな無茶を注文に来たのかと、軽く自嘲するような笑み
【アリエス】「―――ああ、お邪魔して申し訳ありません」パルミラの言葉に口をつぐみ、振り下ろされる金槌をじっと見つめて。「………剣、です。両手で扱えて、それなりの重量のある……今は、短刀を使っているのですけれど……どうしても、魔物相手には力不足になってしまって」腰に下げた短刀を鞘ごと手に取りパルミラに見せる。柄や鞘に美しい装飾の施された、見るからに高価そうな短刀。
【パルミラ】「……――他を当たった方がいいんじゃないでしょうか?」カンッ!と最後の一たたきをして、其の鞘と短刀を見つめてから、仕事に向き合っていた鉄の棒をみて……直線に仕上がりを満足すると「――王族貴族の道楽で……魔族の討伐部隊に入ったのでしょうけど……そんな玩具を使う素人じゃ、工房士の設計する武器は扱えないわよ?」すっと立ち上がると、自分が使っている大型ハンマーを返して、相手に柄を向ける「これ一本だって振るえるかしら?」
【アリエス】「――――――驚きましたね。一目で私の正体を見抜いたのは、あなたが初めてです」にこ、と薄く微笑を浮かべ、「……仰る通り、ただの道楽かもしれません。ですが……」大型ハンマーの柄に手をかけると、「……そうですね、ここでは……狭すぎます。少し広い部屋か、庭のようなところがあれば…案内していただけますか?」
【パルミラ】「っ!?……――」ハンマーを受け取る相手を見て絶句する。「――貴方、メイデン?」 魔力をこめて軽量化を重ねたハンマー。普通に人間なら筋肉質な男だって碌に持てる代物じゃない……そして、一瞬、触れた時に感じる魔力の流れ……「……いえ、いいわ。合点がいったわ。 私に依頼をもちかけた理由も   ね?」なんだか嬉しそうに作業用手袋をした手を額に当てて笑いを堪える
【アリエス】「――――ええ。ということは――貴女も、ですね?」魔力の流れを感じたのはお互いのこと、優雅に微笑を浮かべるとハンマーをパルミラに返して、「……そう言っていただけるなら、幸いです。……では、改めて…武器の製作、お願いできますか?」
【パルミラ】「ええ、いいわ。私でよかったら――ね?実績はないし、経験値も言うほどじゃないけど  他の工房士と違って、自分でもメイデンやってるからね」ハンマーを返してもらうと、それを肩に担いで「いいわ。ただの道楽お嬢さんと思って、最初に無礼を行った返礼もかねて……ね?それで、剣って言ったけど、ただ剣をくみ上げれば良いのかしら?」ニヤニヤと笑いながら、どこぞの貴族なら、名前を売るにも丁度良い機会だと
【アリエス】「貴女が名のある工房士になった暁には……私の武器は、名工・メイプルリーフの処女作です。……なかなか、素敵だと思いませんか?」悪戯っぽい口元を作り、パルミラに言葉を返すと……おもむろに、短刀を鞘から抜いて。「……私、本来は肉弾戦向きではないんです。ですので……」短刀の美しい刀身に魔力が込められ、ぱりぱり、と雷の力を帯びて……「こうやって貯めた魔力を、相手に飛ばして戦っています。ですが……」さすがに人の工房で魔力の刃を飛ばすわけにも行かず、短刀を鞘に納め、わずかに口ごもり。
【パルミラ】「いやよ。メイデンの武器が処女作なんて――貴方だって、いつどこでどんな魔族に苗床扱いされてるかわからないのに――其の噂はごめん被るわね。」べぇと舌を出して見せて、それでも嬉しそうに笑いながら「……くくくっ、OK。 瘴気と魔力を掛け合わせた……遠距離魔道武器……そんなところかしら?」くすくすと笑いながら、こんな仕事ならわくわくしてこないわけが無い
【アリエス】「――――うふ、確かにその通りですね。……ですけど、勘弁してやってください」ちょっと困ったような表情を浮かべつつ、それでも暖かな笑いを返し、「―――ご名答、です。今のままだと、魔力が拡散してしまって……無駄が多くなってしまいますので。……ですが、相手の数が多い時にはそれも役立ちますので……できれば、魔導武器と大剣、二つを組み合わせた形で……お願い、できますか?」
【パルミラ】「また、随分とやりがいのある仕事になりそうだけど――報酬は何をもらえるのかしら?」くすっと笑いながら、椅子に座って、商談に入る
【アリエス】「報酬は――――完成した後に、まず……これを」パルミラの前に、美しい装飾が施された儀礼用の短剣を差し出す。ほんの少し刀身を抜いて見せると、「この短刀には、華美な装飾と……それから、希少価値の高い瘴気結晶が多量に使われていますので……換金すれば、かなりの値が付くと思います」
【アリエス】「それでも足りなければ、私にできることなら……何でも、差し出しましょう。今は持ってきていませんが、少々の蓄えなら…まだ、ありますので」
【パルミラ】「金額面――なんてのはあんまり興味ないわよ?」……くすくすと笑いながら 「最低条件は、一緒に鉱物の採掘に付き合ってもらうわ。 勿論、魔族が絡むでしょうけど――私一人で、瘴気がらみのものを集めるなんて……無理が勝ちすぎだもの。それから、瘴気武器に関するそっちの持ってる情報と、研究資料内容――貴族なら、そのくらい持ち合わせがあるわよね?」べぇと
【アリエス】「―――ええ、わかりました。魔族の数減らしもできますし、私としても……望むところ、です」くすり、と小さく口元で笑いを洩らし。「多少の人脈もありますし……事情がありまして、国の援助は受けられませんが……手持ちの書物に、ある程度瘴気武器の記述がありました。そちらを提供する、ということでいかがでしょう。」
【パルミラ】「出来れば、貴方の持てる全資料って言いたいところだけど、まぁ、成功報酬だしOK。」国?――ただの貴族ってわけでもないのかしら? そんなことを頭で考えながらも、此処は交渉術として強くでるのがよかろうと「で、形は剣……がいいのよね?」一応設計図をさっと頭に想像する
【アリエス】「――――ありがとうございます。他にも私にできることがあれば、いつでも呼んで下されば」パルミラの口から出たOKの言葉に小さく頭を下げて、「――――ええ、一応……使い慣れた形ですし、一番取り回しがしやすい、ので」
【パルミラ】「そうね……なら、忠告。 どこの高貴なお方で、どんな事情があるか知らないけど――交渉の際に、簡単に勝負札は切らないほうがいいわよ?」とくすくすと笑いながら、トンカチを抱えなおして「もし、私が男で、お前の体とか、一生の牝奴隷とか言ったらどうするつもりよ?」べぇと舌を出して……メイデンで最近覚えた単語なぞ使ってみる
【アリエス】「……………勝負札、ですか?」どうやらよく意味が分かってないらしく、小さく首を傾げ、「――――か、から………!!………そ、そのときは、その………!!」パルミラの言葉に前回の自分の痴態を思い出してしまい……ぽん、と顔を赤らめてわたわた。
【パルミラ】「貴方には、今自分の身以上に払えるものが無い――自分に出来る約束なら何でも――は、最後の最後に、譲れなくなった時にきる勝負札……でしょう?」と、ニヤニヤしながら「やっぱりメイデンなのよね……貴方もそういう経験ありってことか――」苦笑いを零して、其の様子を覗う
【アリエス】「―――くぅ……その通り、ですね。ご忠告、ありがとうございます」まだちょっと俯きつつ、小さく、それでも優雅に頭を下げる。「………メイデンとして動く以上、やはり………その経験は、避けられません、から」ほんの少し声色を沈ませつつも、意外に芯の通った強い声で。
【パルミラ】「やっぱり――世間知らずで、無鉄砲って部分は…素人お嬢様と変わらないわね。貴方――」作業用手袋を外して、流しで手を洗うと「お茶も出さないでごめんなさい。今、用意するから、適当にかけてもらえるかしら?」そういうとお湯を沸かし始めて……「私も、まさか初体験の相手が触手になるとは思わなかったけどね……」とかからから笑う。
【アリエス】「………それに関しては、弁解の余地もありませんね…」自嘲気味の苦笑を浮かべつつ、パルミラに指示された通り手近に椅子に掛けて。「―――しょく、しゅ………!……その、メイプルリーフさんは……平気だったん、ですか………?」自分よりも遥かに壮絶な経験談、驚きに目を見張って。
【パルミラ】「私みたいに、磨り減ってどうにかしてるのも問題だとは思いますけどね?」と紅茶を入れると、トレイにお茶菓子くらい乗せて 「平気だったと思うのかしら?――痛みで流石に、数日は悶えたわよ?――でも、私は女だけど、メイデンで――本文は工房士だから……気にしても始まらないじゃない?」とかくすくす笑うと、おなかをさすって ショックではあるけど……とかぼそりっ
【アリエス】「――――あ、ありがとうございます………いい、香り……」パルミラから紅茶のカップを受け取ると、口元に近付けて立ち上る香りを楽しみつつ、「――――すいません、変なこと………聞いてしまって…無神経、でしたね」自分の、仲間の従者に純潔を奪われた経験―――それでも凄まじいショックだったのに。相手への思慮のなさに内心自分を責めつつ、パルミラの笑いに微笑を返し。
【パルミラ】「ま、過ぎたことを気にするよりも……これからを気にしないとでしょう?どう生まれるかよりも、どう生き抜くか……でしょうからね?」と紅茶を啜りながら 「なに?謝ったりして――メイデン同士なんだから、そのくらいは事情を弁えてるのだし――私が口にしたんだもの、聞いて悪いって話じゃありませんよ。」肩をすくめて見せる
【アリエス】「――――ええ、本当に。これからのために………今回も、武器の依頼に来たんですし」紅茶に少し口をつけるとカップをテーブルに置き、口元だけで笑いを見せて。「………パルミラさんは、強い……んですね。本当に。羨ましいです」何でもなさげに肩をすくめるパルミラにほんの少し羨望を滲ませた声色でポツリと。
【パルミラ】「強いって言うのは語弊がありますね。私は――変わり者で、自分に正直なだけです。」ずずぅと紅茶を飲み干すと 「女手で工房なんて構えたり、メイデンしながら武器を作ったり……本気で瘴気を研究したり……周りの目を気にしてたら、それこそ潰れて何も出来ないですよ?」べぇと舌を出して、結構世捨て人ってわけじゃないけど、数奇の変わり者って自覚はあるらしい
【アリエス】「でも―――それも、やっぱり……強さ、なんだと思います。きっと………まぁ、私も……そういう意味では、変わり者、なのかもしれません、けど」舌を出しておどけてみせるパルミラの様子、思わずぷぷっと笑いが噴き出して。何か、この人と話していると……力づけられてくるような、そんな感覚が胸の奥からせり上がってくる。
【パルミラ】「考え方なんて、十人十色。好きに思うのはいいと思うけどね?――浮世離れして、本気で自由人やろうなんて馬鹿はそうそう居ないでしょう? 私は、たぶん其の浮世離れの達人域に憧れてるのよ。 そう、数奇にして稀代の工房士にならないとね?」ぐっと力瘤を作って見せて、にっこり
【アリエス】「ええ、少なくとも――――私は今まで見たこともありませんね。……ですけど……素敵なことだと、思いますよ?」作って見せた力瘤にほぉ、と感嘆の息を漏らしながら、こちらもにっこりと微笑みで返す。「―――期待してますよ?………私の武器はあのメイプルリーフ工房で作ってもらった、って人に自慢できるように、ね。……もちろん、不本意な噂は…立てさせません、から」
【パルミラ】「ふふ、そうね。不本意な噂を立てようものなら、私の研究の粋を集めて……其の魔族ごと焼き払って、持ち帰ってきてあげる。 あぁ、其の時は、私の実験対象になるでしょうから……覚悟して苗床になってくださいね?」なんとも血も涙もない光景の会話をするのも、冗談めかしているが……冗談なのか怪しいところ
【アリエス】「――――あら、その逆も……無きにしもあらず、ですよ?その時は、全力で魔族を焼き払いに行って、その後は…………うふふ、どうなるのでしょうね?」パルミラとの短いやり取りの中でほんの少し成長したか、余裕すらうかがえる微笑を見せて……こちらも冗談めかして返し。
【パルミラ】「私ならそうねぇ~ 徹底的に昼夜を問わずにベットに貼り付けて……理性が戻ってくるまでお預けするとかどうかしら? 苗床になるといわゆる性交狂になるわけでしょう?」とか淡々と抑揚が付いていてもこんな口調でする会話じゃないことを口にしてみたり
【アリエス】「――――ふぅ………やっぱりまだ、パルミラさんには敵いませんね………」割とあっさりと自分の放った冗談が返され、しかもその過激な内容にちょっと胸をドキドキさせてしまいながら、「―――まぁ、そんなことには……ならないのが一番、なんですが」苦笑気味の笑いを洩らし、残っていたカップの紅茶に口をつけ。
【パルミラ】「私なりの……嫌だったら、這ってでも帰って来いってことですよ?」べぇと舌を出して、お茶菓子をもぐもぐ
【アリエス】「――――えぇ、それはもちろん。お気遣いありがとうございます、パルミラさん」カップを置き、いつもの所作で頭を下げると「パルミラさんも、お気をつけて―――もっとも、言うまでも無さそうですが」パルミラに合わせて自分もお茶菓子に手を伸ばし。
【パルミラ】「言われるまでも無く……私の目標は、工房士であって牝奴隷とか、苗床じゃないもの?言う間でもなく……ね?」くすくすと笑うと背凭れにもたれて 「それはそうと、貴方は……一体どういった理由があって魔族と戦ってるの? 貴族とかなんですよね?」
【アリエス】「―――――私が戦う理由、ですか……」パルミラの言葉に一瞬動きが止まる。しばらく黙った後……ぽつり、と口を開いて。「―――ここで聞いたことは、できるだけ内密にしておいてください。それを守っていただけるなら……お話しましょう」
【パルミラ】「あ~ ストップ……人に話せないような事情ならいいです。 おかしなことに深入りしたくないし……それに、貴方は顧客……無用な詮索だったわ。」手を前に突き出して、せいせいっ!
【アリエス】「――――ですか。……まぁ、いつかお話できる時が来れば………またその時に」こう、まだ国の方で捜索とかが続いてるそうです、そのほとぼりが冷め次第。「――まあ、とりあえず今後ともよろしくお願いします。まだこちらに来て日が浅いので……生活雑貨品も揃えなくてはなりませんし。その時は、よろしくお願いしますね?」
【パルミラ】「住む場所はちゃんとしてるわけね……さすが貴族。そういうあたりは、庶民にはうらやましい限りね。 コッチなんて、住む場所一つ変えるのだって苦労するのに」……職人学校卒業後、この工房を手に入れるのだって苦労したものである。
【アリエス】「いえ、これでもなかなか苦労したんですよ?そんなに手持ちのお金があるわけではありませんから……とりあえず、帝都の片隅に小さな部屋を借りて、細々とやってます」少し気恥ずかしそうに頬を染め、照れ隠しの笑みを浮かべつつ。
【パルミラ】「帝都の隅って……え? あの、貴族街じゃないの?」物凄く不思議そうな顔をして、場所によってはこの工房よりも多分酷いだろうと「あなた、貴族なのに、良くそんな部屋で持つわねぇ? あの、よかったら此処、間借りさせて上げましょうか?」工房ってのは工場が広い分。他の部屋が少し手狭である……が、工房で寝泊りしてるぱるみらには他の部屋なんて余り意味が無いとか
【アリエス】「――――正直な話をすると、少し……辛いのは辛いですけど。……でも、少なくとも寝泊まりする場所は必要ですし……」苦笑、というか自嘲気味の声色。パルミラの申し出に、すこし魅力的だなぁと思うけれど、「……十分な謝礼もお支払できませんし……申し訳ないですから。ご厚意、ありがとうございます」そう言って頭を下げる。
【パルミラ】「ねぇ?貴方って料理と洗濯……くらいは出来ないのかしら?」顎に手を当てて、見た目は美人だ。使用人にしてはちょっと見た目がよすぎる気もするが……「謝礼は体で払うって言うのはどう? 丁度……工房仕事が立て込むと、料理の支度をする手間が掛かって困ってるのよねぇ~」とにやにや
【アリエス】「――――料理や洗濯、ですか?………とりあえず、全部自分でまかなってますから………できなくはありません、が」突然の申し出、その意図が分からずに少しきょとんとした表情を浮かべるが、「………つまり、この工房のお手伝いとして雇っていただく……という、ことですね」ふむ、と少し顎に手をやり、しばし考える仕草。
【パルミラ】「そういうこと――武器の製作費用の変わりに、なんでもするって言う貴方が――本当に私の役に立つかどうか  肉奴隷にしかならないか試してみるってことで」にっと笑いながら先ほどの冗談をまた穿り返して笑う
【アリエス】「――――ええ、わかりました。ただ――――」ほんの少し言葉を濁し、「冒険者の仕事が入ってきたときには、工房を空けることがあるかもしれません。……もし、それを了承していただけるなら……雇っていただいても、構いませんか?………ただ、奴隷は勘弁していただきたいところですけど」
【パルミラ】「ええ、元々は一人で使ってる工房……開いてる部屋が2・3あるから、貸すだけだし……ボードを用意しておくから、冒険の用事が在る時は書き出しておいてくれれば、自分で勝手にやるわ   さぁてね?貴方が本当にそれしか使いようがないって思ったら……ベットに括り付けて瘴気の研究用に、蟲とか触手でも連れてこようかしらね?」べェと舌を出して、やっぱり冗談のように酷いことを言う
【アリエス】「――――では、向こうに置いてある荷物もありますから……2、3日の猶予を頂いて、こちらに住まわせてもらおうと思います」小さく頭を下げ、くすりと笑いを浮かべつつ、「――――そうなったら、パルミラさんに捕まる前に前の部屋に戻らせていただきますね?」
【パルミラ】「ふふふ、それは困ったわねぇ……まぁ、そうならないくらい、アリエスの料理が美味しくて、白いタオルが使える生活水準が維持されることを祈ってるわ。」くすくすと笑いながら……口元を手で隠して
【アリエス】「――――えぇ、私もパルミラさんに気に入ってもらえるように、天に祈りたい気分ですよ」冗談めかしてそう言うと、椅子を引いて立ち上がり。「――――では、今日はこのあたりで……引っ越しの準備が整い次第、また連絡を取らせてもらいますね?」
【パルミラ】「ええ、それじゃ――倉庫代わりになってる部屋を……使える程度に片付けておくわ。 と、それから瘴気武器の設計図も……ね?」
【アリエス】「―――はい、こっちに来る際に手持ちの文献は全部持ってきますから……そちらも、ご自由にお使いください。それでは、末長く―――よろしくお願いします」