~~~たのしいカレーパーティ 開幕~~~

≪スクアハ≫ある晴れた夕方。訓練が終わり我が家に帰りつくスクアハ。最近は涼しくなってきており、コートを一枚羽織っている。家のドアを開けると
≪スクアハ≫【スクアハ】「ただいま帰りました!」 元気よく帰宅を告げる
≪セフィラ≫【セフィラ】「…む、帰って来ちゃったわね……」玄関には黒いローブに本を抱え、旅支度を整えたセフィラ。出迎えというわけでは無い様子で、むしろ気まずそうに
≪スクアハ≫【スクアハ】「あれ、セフィラさん、お出かけですか?」キョトンとした顔。しかし旅支度に気がつくと
≪スクアハ≫【スクアハ】「どこかでお仕事ですか?」
≪セフィラ≫【セフィラ】「そ、そういうわけじゃないんだけれど……そろそろ、ここを出ようか、って思って…」言いにくそうに視線を逸らし・・・けれど誤魔化そうとせずにボソボソと
≪スクアハ≫【スクアハ】「えっ、なにか問題でもありましたか?」目に見えて暗い様子で
≪セフィラ≫【セフィラ】「そ、そんなのあるわけ……べ、別にそういうわけじゃなくて……」大慌てで否定しようとして、慌てて口をつぐんで。思わず口に思想になった言葉を恥じるように顔を真っ赤にしながら、小さく首を振る
≪スクアハ≫【スクアハ】「でしたら……とりあえず、少しお話を聞かせてください。せめて夕食くらいは……」 とりあえず話を聞こうと、いまだ玄関で
≪セフィラ≫【セフィラ】「……ま、まあ…それくらいは……」ぐぅ、と小さくお腹の音。食事に釣られたわけではないのだろうが、恥ずかしげに俯いて
≪スクアハ≫【スクアハ】「よかった、今日は一緒に食事の支度をしましょうか。」なかなか当番をこなさないフライアドの代わりに、今日は二人で食事の準備
≪セフィラ≫【セフィラ】「…仕方ないわね……」やれやれ、と肩を竦めながら、いつの間にかやりなれてしまった共同作業を
≪スクアハ≫二人で支度を開始する。人数が多くなったために大きな鍋にたくさんの食材
≪スクアハ≫【スクアハ】「セフィラさんはどこに向かうのですか?」 すでに十分考えた末のことならば止めはしないと、しょんぼりとしながらも器用にじゃがいもの皮をむきながら
≪セフィラ≫【セフィラ】「ふふん、もう覚えたわよ?」得意げに、場所を覚えた食材を取りながら、鼻を鳴らして
≪スクアハ≫【スクアハ】「そうですね。ナイフの使い方もしっかりしてきましたし……」
≪セフィラ≫【セフィラ】「…ぅ……そ、それは、特には……まあ、どこかに宿でも取って、仕事をこなそうかと……」今後の事は何も考えていない。その事を今更ながらに思い知って
≪スクアハ≫【スクアハ】「セフィラさんが、しっかり考えて自分の道を行くというのでしたら……応援します。不死鳥の尾羽亭などに泊まれば、お仕事も多いですしね。」ニコッと無理に笑って。
≪スクアハ≫【スクアハ】「しかし、行き当たりばったりでは……」迷宮にのみこまれたメイデン達のことを思う
≪セフィラ≫【セフィラ】「……だ、だって……私は、スクアハの魔瘴炉の事が知りたかったから暫くお世話になる、って言ったのよ…?……それが済んだのだから、いつまでもここにいる理由は……」スクアハの表情を見てしまうまい、と顔を背けて
≪スクアハ≫【スクアハ】「お世話とか、そう言うのじゃ……こうして互いに家のことをして、お金も一緒に稼いで。もうかぞ……」もにょもにょと語尾が小さくなり
≪セフィラ≫【セフィラ】「……す…スクアハは、ちょっとその範囲が広すぎるわよ……?」語尾が聞こえずとも、言いたい事は分かってしまう。けれどその単語を口にする事ははばかられて。
≪スクアハ≫【スクアハ】「……でも、頑張るセフィラさんの邪魔はできませんから。また帰ってきてくれますよね。」そう言って、手を止めるとじっとセフィラを見て
≪セフィラ≫【セフィラ】「……ど、どうしてよ……?」視線を受け止める事が出来ず、俯きながら、自分で何を尋ねたいのか分からない問い掛けをも
≪スクアハ≫【スクアハ】「……ダメですか 」 言葉の意味をそのままとって、しょんぼりとしながらナイフを使う。2人の間に気まずい沈黙が流れ……
≪スクアハ≫しばらく無言のまま二人で調理を続ける
≪スクアハ≫【スクアハ】(最後の日なのに、こんな雰囲気じゃ)「えぇっと……」なんとか話題を探す
≪スクアハ≫【スクアハ】「セフィラさんは竜とたたかうことが目標なんですよね。」なんとか話題を見つけると
≪セフィラ≫【セフィラ】「……ねえ、スク……ぁ…そ、そうよ……?」何かを考え込みながらの調理…漸く口を開いたものの、同時に口を開いたスクアハの言葉に頷いて
≪スクアハ≫【スクアハ】「でしたら、竜との戦いについて情報交換したらきっと」 せめてそれくらいなら役に立てるかと
≪セフィラ≫【セフィラ】「……そ、そういえば、スクアハも竜と因縁があるんだったわね……」小さく頷きながら、何か考えて
≪スクアハ≫【スクアハ】「はい、凄烈な氷の使い手でした。何度も何度も叩きつけるような冷気。あのときの私では、なすすべもなく。」 その時のことを思い出す。
≪セフィラ≫【セフィラ】「…べ、別に話さなくても良いわよ……」自分の経験と同じようなスクアハの言葉に、慌てて首を振り、言葉を遮って
≪スクアハ≫【スクアハ】「ですが……竜は人を相手にするときは、間違いなく慢心していると思います。」なんとか役に立つ情報を探して
≪セフィラ≫【セフィラ】「…それは、そうね……」こくん、と頷きながら、役に立つはずの情報なのに、その表情は暗く。
≪スクアハ≫【スクアハ】「それに……」自分の経験から得た知識、それをいま思いつく分を話していく。しかしそれはすぐに尽き、再び沈黙がおり
≪スクアハ≫コンコンコン。ナイフで食材を切る音が続く
≪スクアハ≫【スクアハ】(……なにか気の利いたことでもいえればいいのに) ナイフを使いながら、言葉に詰まり、暗い表情
≪セフィラ≫【セフィラ】「……ありがとう…参考になったわ……」話し終わり、口を閉じてしまったスクアハに小さく頭を下げて
≪スクアハ≫【スクアハ】「そうですか。良かったです……」 ざらっっと具材を鍋にいれ、火で炒め始める
≪セフィラ≫【セフィラ】「……竜の話ついでなんだけど……スクアハにとっては、フライアドも家族なの?」暫しの沈黙の後で、考え込んだ末に思い浮かんだ言葉を口にして。
≪スクアハ≫【スクアハ】「ええ、まだ心を開いてくれないですけどね。そのうち本当の家族になれると思っています。」 しっかりとした声。確信をもった瞳
≪セフィラ≫【セフィラ】「……お人好しね……この前倒せたのだって、慢心していたから、かも知れないのよ…?」溜息をつき、先程のスクアハの言葉を用いて注意を促して
≪スクアハ≫【スクアハ】「大丈夫ですよ。私もそれ以上に強くなってますし。それに、あの子はきっとそんなに悪い子じゃないですよ。」 炒め終わった鍋に水を足し
≪セフィラ≫【セフィラ】「……甘いわよ…それに、それこそ慢心じゃないの?」もはや調理には加わらず、スクアハの様子をじっと見詰めて
≪セフィラ≫【セフィラ】「…だから…ここにはもう少し厳しい人がいてあげないといけないわね……!」ふん、と鼻を鳴らして
≪スクアハ≫【スクアハ】「そんなことないですよ。それに実はいろいろ計算もしているんですよ。」すこし会話をして気分が晴れたのか、パチリといたずらっぽく片目をつぶって
≪スクアハ≫【スクアハ】「えっ?」驚いた声
≪セフィラ≫【セフィラ】「…な、なによ…?……そ、それに、スクアハはちょっとぼんやりしてたりするから、計算だって当てにならないでしょう…?」気恥ずかしそうに視線を逸らしながら、腕組みをして、偉そうに
≪スクアハ≫【スクアハ】「は、はい、そうです。私の計算はあてにならないです!」 突然の展開に笑顔を浮かべて、きっぱりとおかしな宣言をして
≪セフィラ≫【セフィラ】「……私の計算は正しいわよ…?……スクアハに見つかったら、出て行けないだろう、って予測してたもの……」喜びのあまり変な宣言をするスクアハを見ながら、やれやれ、と肩を竦めて。けれど顔は真っ赤になって。
≪スクアハ≫【スクアハ】「ふふふっ。頼りにしますね。今日はお別れパーティーではなく、ただのパーティーにしましょうね。」 それを見ながら嬉しそうに笑う
≪セフィラ≫【セフィラ】「…い、言っておくけど……私を家族にする以上は家事とかしっかり教えてもらうんだからね!?…そ、それにあの子達にはちゃんと勉強もしてもらうんだから…!」スクアハの笑顔を見れば、思わず釣られそうになり……慌ててそっぽを向けば、そんな家族宣言を。
≪スクアハ≫【スクアハ】「そうですね。では、裁縫とかもしましょうね。これから冬になって、閉じこもる機会も増えるでしょうから、ちょうど良いですね。」満面の笑みのままセフィラに応えて。美味しそうな匂いが鍋から昇り始めると、雑多な作業に追われ始めるがそれでも笑顔わ変わらずに

≪スクアハ≫お疲れ様でした!
≪セフィラ≫お疲れ様でした!頑張ってパパになる!
≪スクアハ≫ヤル気だ!しかし、パパのためには厳しい壁が!!
≪セフィラ≫切り裂かれて死ぬかもしれない!

≪スクアハ≫ラブ分を補給!
≪スクアハ≫ならば、悪のプレイも楽しむさ!
≪セフィラ≫あれで補給になったなら良かった!

≪スクアハ≫ではまた、よろしくお願いしますね!
≪セフィラ≫ こちらこそ!

~~~たのしいカレーパーティ 閉幕~~~