福山で中学・高校で生活指導をされて、その後、教育相談所を開設し、さらに福山東林館および東林館高等学校を設立されて、さまざまな理由で中学・高校に行けなくなった生徒が自分の力で生きていけるように教育をされている喜田先生の本です。
社長の推薦で読ませてもらいましたが、個人的には普通の人がこれを読んでどれだけ参考にできるか疑問を感じました。
◆三つのた:「たこつぼ」、「たらいまわし」、「たてまえ」
「たこつぼ」 外から見えない状態、または外を見ようとしない状態
「たらいまわし」 責任のたらいまわし、原因を誰かのせいにする
「たてまえ」 何かあったときだけ対応する
◆こころ:「ころばぬ先の杖」、「こわれたおもちゃ扱い」、「ろんずるだけ」
「ころばぬ先の杖」 子どもがかわいそうだからといって、苦労をさせないと自分で解決できる力を奪い、甘えた大人になってしまう
「こわれたおもちゃ扱い」 かわいいときだけ可愛がり、自分の思うようにならなくなると放棄してしまう
「ろんずるだけ」 背景や子どもの気持ちをいろいろ考えるだけでは解決しないし、間に合わなくなってしますので、まず目の前の問
題にぶつかっていくこと
◆その他
他人が情を伝える大切さ。本人が言ったのでは伝わらないので周りの人が伝えてあげる。
過去を批評せず、現在を評価してほめてやる。
子どもの非行などで、親が自分を被害者だと思わないこと。
「たかが親、されど親」子育て20ヶ条 http://www.tohrinkan.com/syoseki/syoseki.htm
料理店の家を継ぐつもりだった筆者が剣道で教えることに目覚め、料理学校の先生から食品調理科の先生になって、高校生が運営するレストランで実践教育する
これを実現するために地域全体でバックアップしているところが素晴らしい