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<p>週刊誌【週刊新潮】12月27日号(51頁)<br>
http://www.shinchosha.co.jp/magazines/images/10/poster_m/20071220.jpg<br>
http://www.uploda.org/uporg1163453.jpg</p>
<p>●「子猫を焼き殺した」でブロク炎上の公務員が特定されるまで<br>
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「(子猫を)優しく焼却炉で燃やしてあげた、いきたまま」― そんな体験を告白した公務員のブログが"大炎上"。<br>
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ネットでは、この人物の住居まで特定され、嫌がらせが始まった。「ネットは怖い」と、ご本人は恐怖に震えてる<br>
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ネット上の巨大掲示板「2ちゃんねる」で、この"子猫殺し"が大非難の対象になったのは、12月9日の日曜日からだ。<br>
<独身寮に住みついたネコがやたら子供を産むので、親ネコが外出している時を見計らって、<br>
敷地内の焼却炉にまきをくべてガンガン燃やし、頃合いをみて新聞紙に包んだ子ねこ3匹を放り込んだだけである><br>
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<子ネコは「にゃーにゃー」いって愛くるしい目で私を見ていたが、<br>
「大丈夫だよ、ちっとも熱くないからねぇ」と言って優しく焼却炉で燃やしてあげた、いきたまま。><br>
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<親ネコも可哀相だから、ズタ袋に入れて多摩川に流したのだが、はたして泳いで東京湾にまで<br>
たどりついたのか、ちょっと心配である。ふむふむ>……それは、なんとも残酷な記述だった。<br>
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しかし、この「猫殺し」が「2ちゃんねる」にアップされるや、ネット上で凄まじい攻撃が始まった。<br>
事情通によると、「ブログは日記風に綴られていたので、本人を特定する記述がたくさんあったのです。<br>
本人は千葉県内に住む公務員で、妻は中学の英語の教師をしていて、息子は高校生。ほかにも最寄りの駅や<br>
バス停、近所の家の様子、自分の家の庭の木、あるいは近所のテニス場のことなど、いくらでもヒントがあった。<br>
その一つ一つを"ネット住人"が実際に足を運んで確かめ、ついに特定してしまったのです」 </p>
<p>「ブログ氏の住所と電話番号がネットで報告されるや、"死ね""猫殺し!""地獄におちろ!"といった罵声が<br>
ネットを通じ、あるいは直接電話で、浴びせられるようになった。<br>
「恐ろしくてたまりません。家のまわりを不審者がウロウロするし、無言電話や脅迫電話も沢山かかってきました。<br>
今は電話線も抜いてしまいました」というのはそのブログ氏当人(49)である。<br>
「私が公務員というのは事実です。以前、ゼネコンに勤めていましたが、リストラされ、<br>
職安に通ってある工場にも勤めてました。でも、そこも倒産。その後、地方官庁の雇用促進事業で<br>
採用され、公務員となったのです。言い訳できませんが、猫を焼き殺したというのは事実なんです」<br>
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ブログ氏によると、それは20年程前のことだという。<br>
「それはまだ私がゼネコンに勤めていた若い頃のことなんです。<br>
担当していいた建設現場の飯場から"猫を何とかしろ"という苦情が寄せられたのです」<br>
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なぜ猫なのか。<br>
「その飯場のおばさんが野良猫にえさをやって棲みつかせ数が15、16匹になってしまった。<br>
おかげで飯場に蚤やダニが大発生した。仕方なく生まれたばかりの子猫を3匹、新聞紙に包んで<br>
飯場の焼却炉に入れたのです。そのことを脚色してブログに書いてしまいました。<br>
親猫を川に流した話は嘘ですし、子猫も生まれたばかりで目も開いていませんでしたが。<br>
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が、その反響はご当人の予想を遙かに超えていた。<br>
「怖くなって警察に相談に行き、家の前には"警察に通報済み"という貼り紙もしました。<br>
妻には怒られ、息子にも"お父さんは人間じゃない"と言われました・・・。ほんと、猫の祟りです。<br>
申し訳ありません」ネット住人の執念と追跡力、げに恐るべし。 (終わり)</p>