伊勢神宮の祭神


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本稿では今回訪れる内宮の祭神を取り上げる。



伊勢神宮内宮の祭神は天照大神である。大日孁貴神 (おおひるめのむちのかみ)とも呼ばれるほか、伊勢神宮では天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)、あるいは皇大御神(すめおおみかみ)といわれている。「古事記」によると、黄泉の国からイザナギが帰ってきて、穢れを落としたときに生まれた三柱の神の一(他の二柱はツクヨミ、スサノオ)にして、高天原を治める神。太陽の神でもある。また、天皇家の祖先(皇祖)たる神の一つとされる。このように、天照大神への信仰はは日本民族(本稿では日本国に住む民族を便宜的にこう呼ぶ)にとっては祖神としての信仰と、世界中に存在する物と同様な太陽神信仰という二重の意味を持つ。
太陽神としての側面では天岩戸のエピソードは有名であり、このことによって起こったことは農作物の不作も含まれており、天照大神の豊穣の神としての側面がうかがえる。
一般には女性神といわれているが、それを推古天皇即位をスムーズに行うための蘇我一族による捏造とし、男性神であったとする説も存在する。たしかに高天原でスサノオを迎撃する時に武装するなど、男性的な一面も神話に記述されており、軍事を象徴する神という側面も持つ。。しかしながら、日本が農耕社会で女系社会であることや日本書紀においてスサノオから「姉」と呼ばれているなどの事項からすると女性神説の方が有力であるといえる。
日本書紀によると天照大神が現在の形になったのは698年(皇大神宮創建*1)のことで、これを機会に「天皇家の祖先神」としてのアマテラスが確立され、持統天皇をモデルとして自然神から人格神へと変更された。この前までは「大日孁貴」(おおひるめのむち)などとよばれ、太陽神としての性格が強かった。

さて、内宮にて祭られる神は主祭神であるアマテラスのほかに、天の岩戸からアマテラスを引きずり出した天手力雄神(アメノタヂカラオ)と天孫降臨をおこなった神である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の母神、栲幡千千姫命(たくはたちぢひめのみこと)がまつられている。天手力雄神は肉体的な力を象徴する神で、スポーツの守護神としても有名である。一方、栲幡千千姫命はアマテラスの息子の嫁で、名前は機織や織物と関係するものである。