新・千休さん

「新・千休さん」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

新・千休さん」(2008/01/05 (土) 01:58:45) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

新・千休さん *概要 「あとはテキトウに頼む」とまさしく投げやりに「続・千休さん」の連載は終わってしまった。その理由としては読者アンケートの悪さや、作者であるぽんす中村と編集部との折り合いの悪さが噂されたが、関係者の話によると単に作者の怠慢によるものであったようだ。しかし、大いに慌てたのは勿論、編集部である。頭を抱えた彼らは「作者の都合により暫く休載とさせていただきます」という当たり障りのないことを紙上に明記した上で、ぽんす中村との折衝に入ったが、「あかんねん。寺子屋があかんねん」と世界一の鴨を頬張りながらの返答が来るのみであった。その鴨も印税で買ったに違いないというのに、と歯軋りを覚える気持ちで彼に見切りをつけた編集部は、新たなる作者を探すこととなった。 当たり前だが一筋縄ではいかない。一度はベストセラーとなり、そして人気が急降下した現状を踏まえながらも引き受けてくれる作者などそうはいない、半分諦めかけた矢先に「それはあれですか。福井英一が急逝して『イガグリくん』の連載を急遽、引き受けることになった竹内つなよしみたいなものですか」と笑顔で語りかけてきたのがgyoxayである。以前より、作中にてぽんす中村(晋右衛門)に蹂躙され続けるギョクセイに対し、彼は「もうやめてあげないか」と主張し続けていた読者だったのである。こうして、第3期「千休さん」プロジェクトが幕を開けた。 *設定 時は江戸末期。室町時代からひたすら転生を続けていた主人公たちは、また同じ時代に生を受けることとなった。しかし、転生を続けるたび、時代が変わるたびに彼らの立場には少しずつのズレが見られるようになっていった。市井へと溶け込むもの、逆に溶け込まないもの。隠遁生活を送るもの、自分のシンパをひたすら集めるもの。彼らの生き方の差は、江戸時代を経た、この動乱の時代に爆発することになる。異能力者としての自らの力を保持し続ける晋右衛門と、自分自身の絵画能力によって意のままに操ることができる軍隊を構築しつつある石尊という対立を軸に、ストーリーは新たな展開をみせる! *登場人物 ***千休 瓦版執筆を糧に生きる。一応の主人公。しかし、作中では瓦版を市中にて売り歩く読売として登場することが多く、既に脇役と言える。ただ、町を練り歩く者として晋右衛門や石尊らの耳に様々な情報を入れているという点では、貴重な人材である。 ***晋右衛門 琵琶を片手に、諸国を練り歩く浪士。「示現一刀流は俺が開祖だ」と言っては、各地の茶屋でタダ飯を食うのが日課である。その琵琶を弾いて金をもらえばいいのに。しかし、浪士仲間の婚礼の儀式では、琵琶をかき鳴らす。石尊の仇敵主。剣の腕が未知数なのが玉に瑕である。 ***石尊 絵師。いつの時代も絵師として生きてきた。幕末には、他の絵師を尻目に「ようやくわしの時代が来た」といち早く遠近法を取り入れた絵画を世に送り出したにも関わらず、コマ割で描いたため、当時の人たちには理解できなかったようである。しかし、まだ見ぬ時代の予感を感じたのか、コマ割絵画によって一部の豪商たちから熱狂的な信者を排出することになる。「おぬしら、手伝え」と仁組から悌組まで8組にも渡る武装集団を組織し、その頭首になる。晋右衛門と抗争中。自分自身の戦闘能力は限りなく低い。 ***ギョク・セイ 幕府の戌として登場。石尊軍に入り込み、智組のトップとして活動するが、特に幕府に対して恩義を感じているわけではないので、目立った活動はしていない。「刀は左手で持つのが男の粋ですよ」とか言っているけれども、重過ぎるので、両手で構えることにしている。ちなみに智組は事務方専門なので、戦闘に出ることはない。 ***那須妙 那須家の姫。一応、転生してくる。旅先で晋右衛門に厠の場所を尋ねるというだけの登場にまで落ちぶれる。しかし、晋右衛門にそのようなことを聞くのは、やはりお嬢様なのである。 ***徳川慶子 時の将軍であり、ギョク・セイの上司。男性として育てられたが、列記とした女性である。京都から恋人の和之助を婿に迎えようと躍起になっているが色々あって頓挫中。その腹いせに時たま、ギョク・セイに八つ当たりをする。嫌な上司である。しかし、仕事はできる。写真好き。 ***渡辺恒夫 千休の上司。この物語にも登場する。京都と江戸をくっつけて大連立にしようと画策中。その間に挟まれた男女の物語はどうなる、という感じだが、その話は本編ではあまり触れられない。葉巻が好きで、最近、部下に羅身礼素や区瑠雲といった外国人を加えることができて、ほくほくしている。石尊のパトロンだが、あまり彼のことを気にしている様子はない。 ***橋爪先生 京都守護職として赴任する。普段は旗本の三男坊として京都の町を巡り歩いて事件を解決している。徳田新之助か、あなたは。もちろん、好物は赤カブ。タイムパトロールとして未来から派遣されてきたという設定だが、それが生かされることは少ない。京都編にて登場。 ***斎藤一 オダギリ・ジョーにそっくり。神泉組の三番隊組長をつとめる。初対面で「オダギリくん」と橋爪先生に呼びかけられて以来、親交を厚くしている。橋爪先生の直属の手下ではないはずだが、まあ、いいのか。最近、結婚することにしたけれども、髪の毛は伸ばし過ぎだと思う。珍しく転生人間ではない、と思いきや、記憶喪失というありがちな設定であった。何かあったら、紙切れに印形を押し、「誰にも言いません」と誓うことにしているらしい。 ***尾理是 オリゼーのこと。Aspergillus oryzaeとか言うらしい。完全なる脇役。コマの端っこに少し出てくるだけだが、晋右衛門より人気が出ている。オリゼーかわいいよオリゼー。たまに「がんばれよ、晋右衛門」というように話しかけているが、もちろん人間には言葉は通じない。 *各話紹介 第1話 千休、江戸に生まれるの巻 第2話 千休、寺子屋で晋右衛門と机を並べるの巻 第3話 石尊と晋右衛門も同級生の巻 第4話 どんと来い、転生人生の巻 第5話 やっぱり絵を描く石尊の巻 ↑転生編の連載当初において、読者の反応は両極端であった。従来のギャグ漫画を期待していたファン層からは「裏切られた!」、「作者、氏ね」、「中村、帰って来い」、「中村、仕事しろ」という声しか返ってこなかった。その反面、比較的若い読者層からは、日常のほのぼの漫画として江戸の人たちの様子がよくわかる、と概ね好評であった。しかし、急転直下するのが第4話である。それまで、淡々と日常を描いていた本作品が、実はSF的世界の一部でしかなかったことが判明するのである。この回は後にファンたちに「あの時の衝撃は凄かった」と語られるほどで、これをリアルタイムで経験しているか、していないかでファン層が二分されているのである。 第6話 江戸の町で絵を発表してみるの巻 第7話 石尊の絵が売れないの巻 第8話 葉巻のパトロンが付くの巻 第9話 軍隊作ってみましたの巻 第10話 頭首というのは眺めが良いものだの巻 ↑転生編最初の石尊五部作となる。ファンの間で衝撃覚めやらぬ中、淡々と綴られる石尊の人物像は「続・千休さん」で描かれたそのままであったかのように思われた。しかしながら、第8話以降、彼の辿る軌跡は既に前作の範疇を超えており、ファンはまたヤキモキする日々を送ることになったのである。 第11話 ギョク・セイもいましたの巻 第12話 間者として潜り込んでみるの巻 第13話 石尊、軍隊を八分割にするの巻 第14話 釣りをするギョク・セイの巻 第15話 そろそろ絵を描け、石尊の巻 ↑ついに前作までにも登場していたギョク・セイが本作品でも登場する。しかし、ファンは溜息でそれを迎えた。既にギャグマンガではないということは頭では分かっているのだが、彼が登場したというのにシリアス・ペースが続くというのはどういうことだ、という投書が何通も編集部へと届けられた。そう何通も。しかし、編集部は全て無視を決め込んだ。新しいファンを待つのだ。男たちはぐっと我慢をするだけである。 第16話 晋右衛門の諸国漫遊記の巻 第17話 晋右衛門の隣の晩御飯の巻 第18話 晋右衛門は隣の昼御飯も気になるの巻 第19話 晋右衛門は隣の朝御飯まで気になるの巻 第20話 晋右衛門が茶店の湯のみを割って、皿洗いするの巻 ↑転生編での晋右衛門五部作となる。寺子屋を飛び出した彼が諸国を気ままに、無銭飲食をするという話は概ね好評をもって受け入れられた。ただし、PTAと街の飲食店からの苦情は凄まじいものであった。作者も担当から「昼によく行く定食屋から文句言われます。キャベツを減らされるんですよ」と言われる始末である。皆さん、お代はしっかり払いましょう。 第21話 千休の婚姻の儀で信濃に行くの巻 第22話 晋右衛門は鴨を食うの巻 第23話 晋右衛門は甘味を残すの巻 第24話 実は千休は葉巻の支配下の巻 第25話 江戸の町に暗躍する千休の巻 第26話 千休、晋右衛門に耳打ちするの巻 第27話 千休、石尊にも耳打ちするの巻 ↑前作までは主人公だというのにいるのかいないのか分からなかった千休だが、ここに来て突然の大活躍をみせることとなる。渦巻く陰謀の中、様々な情報を流す千休という存在に従来までのファンだけでなく、連載を斜め読みしていた読者まで引き込んでいくことになる。キャベツ千切り減少事件を受けた作者による意地のシリアス路線だと編集部内では話題持ちきりであった。ちなみにこれを受けて担当のキャベツは元通りになったそうである。 第28話 動き出す石尊軍の巻 第29話 話せばわかるよ晋右衛門の巻 第30話 仕方なく京都へ向かう晋右衛門の巻 第31話 仕事しろ、ギョク・セイの巻 第32話 上司に呼び出されるギョク・セイの巻 第33話 京都へ行かされるギョク・セイの巻 ↑ここへ来て、ストーリーは石尊軍、晋右衛門、幕府、京都といった様々な要素が複雑に絡み始める様相を見せ始める。そして京都編へと突入していくのである。ちなみに作者は京都へは行ったことがないのである。このプロットは企画倒れではないかと思う。 (作者取材のため2週間休載) 第34話 橋爪先生登場の巻 第35話 ギョク・セイと橋爪先生の巻 第36話 京都の町で事件を解決する橋爪先生の巻 第37話 赤カブを食べる橋爪先生の巻 第38話 斎藤一と橋爪先生の巻 第39話 その時、道に迷う晋右衛門の巻 第40話 中山道を歩いてたはずの晋右衛門の巻 第42話 なぜか備後国にいる晋右衛門の巻 第43話 八つに分けたはずの石尊軍の軍師が足りないの巻 第44話 石尊軍軍師募集のため組決戦が行われるの巻 第45話 第一試合の巻 第46話 第二試合の巻 第47話 第三試合に決まってるじゃないかの巻 第48話 第四試合ってもうこのタイトルじゃなくていいよねの巻 第49話 やっぱり第五試合の巻 第50話 面倒なので準決勝の巻 第51話 これで終わりな決勝戦の巻 ↑一応は取材をしたことになっている京都編へ突入かと思いきや、晋右衛門は道に迷い続け、橋爪先生は京都の町で遊び、そして編集部の意向か突如としてトーナメント決戦が開始される。ここに来ると、もう漫画作品としては一つの終わりが見えたような、見えないような感じである。 (休載) 第52話 晋右衛門、そうだ京都に行こうの巻 第53話 斎藤一と晋右衛門の巻 (休載) 第54話 二人で焼き肉の巻 第55話 晋右衛門、ついに剣の修行をするの巻 第56話 石尊の戦闘力は12の巻 (休載) 第57話 晋右衛門の戦闘力がどんどん上がるの巻 第58話 ちなみに斎藤一は16万の巻 (休載) 第59話 晋右衛門、京都方を取りまとめて石尊に牙を剥くの巻 (休載) ↑晋右衛門が京都に着いたあたりから休載が目立つようになった。作者が別に京都に思い入れがないのと、編集部の意向によって戦闘力という概念が導入されたことによって、どんどんやる気を失っていったようである。作者は「妖力値じゃなくて、まだ良かったよ」と言っているらしいが、どちらにせよ話が途中で頓挫したのは明白である。またもや頭を抱えた編集部は原点回帰とばかりにぽんす中村の家へと向かったのである。もちろん菓子折り持参なのは言うまでもない。堅煎餅ではないことは明記しておこう。 第60話 晋右衛門、事態の収束に乗り出す 第61話 激突!石尊対晋右衛門 第62話 晋右衛門、「伊賀福」を食う 第63話 石尊、沖縄そばを食う 第64話 あ!石尊も玉井も氷になった! 第65話 フォーエバー!千休さん ↑長期休載の後、5週連続掲載だった。突如石尊軍と晋右衛門軍との間の戦いが決着に向かう。作者は「超人強度」を導入したかったようだが、編集部により却下されたため、すねたという説がある。64話は最終回となるが、あまりに唐突なエンディングのためにショックを受けた読者も少なくなかった。戦いの結果、石尊がスライムになったままに終わってしまったが、これは次回作への伏線であるとされる。 <カウンター> &counter(total)---- ---- **登録タグ &tags() ---- - いくらなんでも面倒すぎる。 -- gyoxay (2007-12-28 14:50:53) - と言いつつ、続きを少し書いた。 -- gyoxay (2007-12-28 16:25:37) - 意外と面白い。本シリーズも目を通さなくちゃいかんかな。 -- いしたける (2007-12-28 19:02:44) - 少し追加した。 -- gyoxay (2007-12-28 19:16:47) - 飽きたんで、終わります。 -- gyoxay (2008-01-01 23:45:50) - お、僕が投げ出した後の部分が追加されている。 -- gyoxay (2008-01-03 01:47:32) #comment
新・千休さん *概要 「あとはテキトウに頼む」とまさしく投げやりに「続・千休さん」の連載は終わってしまった。その理由としては読者アンケートの悪さや、作者であるぽんす中村と編集部との折り合いの悪さが噂されたが、関係者の話によると単に作者の怠慢によるものであったようだ。しかし、大いに慌てたのは勿論、編集部である。頭を抱えた彼らは「作者の都合により暫く休載とさせていただきます」という当たり障りのないことを紙上に明記した上で、ぽんす中村との折衝に入ったが、「あかんねん。寺子屋があかんねん」と世界一の鴨を頬張りながらの返答が来るのみであった。その鴨も印税で買ったに違いないというのに、と歯軋りを覚える気持ちで彼に見切りをつけた編集部は、新たなる作者を探すこととなった。 当たり前だが一筋縄ではいかない。一度はベストセラーとなり、そして人気が急降下した現状を踏まえながらも引き受けてくれる作者などそうはいない、半分諦めかけた矢先に「それはあれですか。福井英一が急逝して『イガグリくん』の連載を急遽、引き受けることになった竹内つなよしみたいなものですか」と笑顔で語りかけてきたのがgyoxayである。以前より、作中にてぽんす中村(晋右衛門)に蹂躙され続けるギョクセイに対し、彼は「もうやめてあげないか」と主張し続けていた読者だったのである。こうして、第3期「千休さん」プロジェクトが幕を開けた。 *設定 時は江戸末期。室町時代からひたすら転生を続けていた主人公たちは、また同じ時代に生を受けることとなった。しかし、転生を続けるたび、時代が変わるたびに彼らの立場には少しずつのズレが見られるようになっていった。市井へと溶け込むもの、逆に溶け込まないもの。隠遁生活を送るもの、自分のシンパをひたすら集めるもの。彼らの生き方の差は、江戸時代を経た、この動乱の時代に爆発することになる。異能力者としての自らの力を保持し続ける晋右衛門と、自分自身の絵画能力によって意のままに操ることができる軍隊を構築しつつある石尊という対立を軸に、ストーリーは新たな展開をみせる! *登場人物 ***千休 瓦版執筆を糧に生きる。一応の主人公。しかし、作中では瓦版を市中にて売り歩く読売として登場することが多く、既に脇役と言える。ただ、町を練り歩く者として晋右衛門や石尊らの耳に様々な情報を入れているという点では、貴重な人材である。 ***晋右衛門 琵琶を片手に、諸国を練り歩く浪士。「示現一刀流は俺が開祖だ」と言っては、各地の茶屋でタダ飯を食うのが日課である。その琵琶を弾いて金をもらえばいいのに。しかし、浪士仲間の婚礼の儀式では、琵琶をかき鳴らす。石尊の仇敵主。剣の腕が未知数なのが玉に瑕である。 ***石尊 絵師。いつの時代も絵師として生きてきた。幕末には、他の絵師を尻目に「ようやくわしの時代が来た」といち早く遠近法を取り入れた絵画を世に送り出したにも関わらず、コマ割で描いたため、当時の人たちには理解できなかったようである。しかし、まだ見ぬ時代の予感を感じたのか、コマ割絵画によって一部の豪商たちから熱狂的な信者を排出することになる。「おぬしら、手伝え」と仁組から悌組まで8組にも渡る武装集団を組織し、その頭首になる。晋右衛門と抗争中。自分自身の戦闘能力は限りなく低い。 ***ギョク・セイ 幕府の戌として登場。石尊軍に入り込み、智組のトップとして活動するが、特に幕府に対して恩義を感じているわけではないので、目立った活動はしていない。「刀は左手で持つのが男の粋ですよ」とか言っているけれども、重過ぎるので、両手で構えることにしている。ちなみに智組は事務方専門なので、戦闘に出ることはない。 ***那須妙 那須家の姫。一応、転生してくる。旅先で晋右衛門に厠の場所を尋ねるというだけの登場にまで落ちぶれる。しかし、晋右衛門にそのようなことを聞くのは、やはりお嬢様なのである。 ***徳川慶子 時の将軍であり、ギョク・セイの上司。男性として育てられたが、列記とした女性である。京都から恋人の和之助を婿に迎えようと躍起になっているが色々あって頓挫中。その腹いせに時たま、ギョク・セイに八つ当たりをする。嫌な上司である。しかし、仕事はできる。写真好き。 ***渡辺恒夫 千休の上司。この物語にも登場する。京都と江戸をくっつけて大連立にしようと画策中。その間に挟まれた男女の物語はどうなる、という感じだが、その話は本編ではあまり触れられない。葉巻が好きで、最近、部下に羅身礼素や区瑠雲といった外国人を加えることができて、ほくほくしている。石尊のパトロンだが、あまり彼のことを気にしている様子はない。 ***橋爪先生 京都守護職として赴任する。普段は旗本の三男坊として京都の町を巡り歩いて事件を解決している。徳田新之助か、あなたは。もちろん、好物は赤カブ。タイムパトロールとして未来から派遣されてきたという設定だが、それが生かされることは少ない。京都編にて登場。 ***斎藤一 オダギリ・ジョーにそっくり。神泉組の三番隊組長をつとめる。初対面で「オダギリくん」と橋爪先生に呼びかけられて以来、親交を厚くしている。橋爪先生の直属の手下ではないはずだが、まあ、いいのか。最近、結婚することにしたけれども、髪の毛は伸ばし過ぎだと思う。珍しく転生人間ではない、と思いきや、記憶喪失というありがちな設定であった。何かあったら、紙切れに印形を押し、「誰にも言いません」と誓うことにしているらしい。 ***尾理是 オリゼーのこと。Aspergillus oryzaeとか言うらしい。完全なる脇役。コマの端っこに少し出てくるだけだが、晋右衛門より人気が出ている。オリゼーかわいいよオリゼー。たまに「がんばれよ、晋右衛門」というように話しかけているが、もちろん人間には言葉は通じない。 *各話紹介 第1話 千休、江戸に生まれるの巻 第2話 千休、寺子屋で晋右衛門と机を並べるの巻 第3話 石尊と晋右衛門も同級生の巻 第4話 どんと来い、転生人生の巻 第5話 やっぱり絵を描く石尊の巻 ↑転生編の連載当初において、読者の反応は両極端であった。従来のギャグ漫画を期待していたファン層からは「裏切られた!」、「作者、氏ね」、「中村、帰って来い」、「中村、仕事しろ」という声しか返ってこなかった。その反面、比較的若い読者層からは、日常のほのぼの漫画として江戸の人たちの様子がよくわかる、と概ね好評であった。しかし、急転直下するのが第4話である。それまで、淡々と日常を描いていた本作品が、実はSF的世界の一部でしかなかったことが判明するのである。この回は後にファンたちに「あの時の衝撃は凄かった」と語られるほどで、これをリアルタイムで経験しているか、していないかでファン層が二分されているのである。 第6話 江戸の町で絵を発表してみるの巻 第7話 石尊の絵が売れないの巻 第8話 葉巻のパトロンが付くの巻 第9話 軍隊作ってみましたの巻 第10話 頭首というのは眺めが良いものだの巻 ↑転生編最初の石尊五部作となる。ファンの間で衝撃覚めやらぬ中、淡々と綴られる石尊の人物像は「続・千休さん」で描かれたそのままであったかのように思われた。しかしながら、第8話以降、彼の辿る軌跡は既に前作の範疇を超えており、ファンはまたヤキモキする日々を送ることになったのである。 第11話 ギョク・セイもいましたの巻 第12話 間者として潜り込んでみるの巻 第13話 石尊、軍隊を八分割にするの巻 第14話 釣りをするギョク・セイの巻 第15話 そろそろ絵を描け、石尊の巻 ↑ついに前作までにも登場していたギョク・セイが本作品でも登場する。しかし、ファンは溜息でそれを迎えた。既にギャグマンガではないということは頭では分かっているのだが、彼が登場したというのにシリアス・ペースが続くというのはどういうことだ、という投書が何通も編集部へと届けられた。そう何通も。しかし、編集部は全て無視を決め込んだ。新しいファンを待つのだ。男たちはぐっと我慢をするだけである。 第16話 晋右衛門の諸国漫遊記の巻 第17話 晋右衛門の隣の晩御飯の巻 第18話 晋右衛門は隣の昼御飯も気になるの巻 第19話 晋右衛門は隣の朝御飯まで気になるの巻 第20話 晋右衛門が茶店の湯のみを割って、皿洗いするの巻 ↑転生編での晋右衛門五部作となる。寺子屋を飛び出した彼が諸国を気ままに、無銭飲食をするという話は概ね好評をもって受け入れられた。ただし、PTAと街の飲食店からの苦情は凄まじいものであった。作者も担当から「昼によく行く定食屋から文句言われます。キャベツを減らされるんですよ」と言われる始末である。皆さん、お代はしっかり払いましょう。 第21話 千休の婚姻の儀で信濃に行くの巻 第22話 晋右衛門は鴨を食うの巻 第23話 晋右衛門は甘味を残すの巻 第24話 実は千休は葉巻の支配下の巻 第25話 江戸の町に暗躍する千休の巻 第26話 千休、晋右衛門に耳打ちするの巻 第27話 千休、石尊にも耳打ちするの巻 ↑前作までは主人公だというのにいるのかいないのか分からなかった千休だが、ここに来て突然の大活躍をみせることとなる。渦巻く陰謀の中、様々な情報を流す千休という存在に従来までのファンだけでなく、連載を斜め読みしていた読者まで引き込んでいくことになる。キャベツ千切り減少事件を受けた作者による意地のシリアス路線だと編集部内では話題持ちきりであった。ちなみにこれを受けて担当のキャベツは元通りになったそうである。 第28話 動き出す石尊軍の巻 第29話 話せばわかるよ晋右衛門の巻 第30話 仕方なく京都へ向かう晋右衛門の巻 第31話 仕事しろ、ギョク・セイの巻 第32話 上司に呼び出されるギョク・セイの巻 第33話 京都へ行かされるギョク・セイの巻 ↑ここへ来て、ストーリーは石尊軍、晋右衛門、幕府、京都といった様々な要素が複雑に絡み始める様相を見せ始める。そして京都編へと突入していくのである。ちなみに作者は京都へは行ったことがないのである。このプロットは企画倒れではないかと思う。 (作者取材のため2週間休載) 第34話 橋爪先生登場の巻 第35話 ギョク・セイと橋爪先生の巻 第36話 京都の町で事件を解決する橋爪先生の巻 第37話 赤カブを食べる橋爪先生の巻 第38話 斎藤一と橋爪先生の巻 第39話 その時、道に迷う晋右衛門の巻 第40話 中山道を歩いてたはずの晋右衛門の巻 第42話 なぜか備後国にいる晋右衛門の巻 第43話 八つに分けたはずの石尊軍の軍師が足りないの巻 第44話 石尊軍軍師募集のため組決戦が行われるの巻 第45話 第一試合の巻 第46話 第二試合の巻 第47話 第三試合に決まってるじゃないかの巻 第48話 第四試合ってもうこのタイトルじゃなくていいよねの巻 第49話 やっぱり第五試合の巻 第50話 面倒なので準決勝の巻 第51話 これで終わりな決勝戦の巻 ↑一応は取材をしたことになっている京都編へ突入かと思いきや、晋右衛門は道に迷い続け、橋爪先生は京都の町で遊び、そして編集部の意向か突如としてトーナメント決戦が開始される。ここに来ると、もう漫画作品としては一つの終わりが見えたような、見えないような感じである。 (休載) 第52話 晋右衛門、そうだ京都に行こうの巻 第53話 斎藤一と晋右衛門の巻 (休載) 第54話 二人で焼き肉の巻 第55話 晋右衛門、ついに剣の修行をするの巻 第56話 石尊の戦闘力は12の巻 (休載) 第57話 晋右衛門の戦闘力がどんどん上がるの巻 第58話 ちなみに斎藤一は16万の巻 (休載) 第59話 晋右衛門、京都方を取りまとめて石尊に牙を剥くの巻 (休載) ↑晋右衛門が京都に着いたあたりから休載が目立つようになった。作者が別に京都に思い入れがないのと、編集部の意向によって戦闘力という概念が導入されたことによって、どんどんやる気を失っていったようである。作者は「妖力値じゃなくて、まだ良かったよ」と言っているらしいが、どちらにせよ話が途中で頓挫したのは明白である。またもや頭を抱えた編集部は原点回帰とばかりにぽんす中村の家へと向かったのである。もちろん菓子折り持参なのは言うまでもない。堅煎餅ではないことは明記しておこう。 第60話 晋右衛門、事態の収束に乗り出す 第61話 激突!石尊対晋右衛門 第62話 晋右衛門、「伊賀福」を食う 第63話 石尊、沖縄そばを食う 第64話 あ!石尊も玉井も氷になった! 第65話 フォーエバー!千休さん ↑長期休載の後、5週連続掲載だった。突如石尊軍と晋右衛門軍との間の戦いが決着に向かう。作者は「超人強度」を導入したかったようだが、編集部により却下されたため、すねたという説がある。64話は最終回となるが、あまりに唐突なエンディングのためにショックを受けた読者も少なくなかった。戦いの結果、石尊がスライムになったままに終わってしまったが、これは次回作への伏線であるとされる。 <カウンター> &counter(total)---- ---- **登録タグ &tags() ---- - いくらなんでも面倒すぎる。 -- gyoxay (2007-12-28 14:50:53) - と言いつつ、続きを少し書いた。 -- gyoxay (2007-12-28 16:25:37) - 意外と面白い。本シリーズも目を通さなくちゃいかんかな。 -- いしたける (2007-12-28 19:02:44) - 少し追加した。 -- gyoxay (2007-12-28 19:16:47) - 飽きたんで、終わります。 -- gyoxay (2008-01-01 23:45:50) - お、僕が投げ出した後の部分が追加されている。 -- gyoxay (2008-01-03 01:47:32) - すばらしかった。早く次回作を作ってくれ。ギョクセイ先生。 -- 名無しさん (2008-01-05 01:58:45) #comment

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示:
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。