屋根と道路を白く塗る条例で、15%のCo2削減

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 地球温暖化を単純な手段で防止する方法がある。
 それは、世界の道路と建物を白くすることだ。
 太陽の赤外線を吸収せずに跳ね返してしまえば、地球外へ逃げて温暖化を防止出来る。
 温暖化対策に加え、ヒートアイランド現象を緩和することが出来る。
 東京を始め、大都市はヒートアイランド現象で平常気温より暑くなっている。
 都市が蓄熱して気温を上げるのは、屋根やアスファルトが黒っぽい色で、太陽光を吸収して熱されるからだ。
 条例や法令で、屋根とアスファルトを白くすることに決めると、それだけで表面温度が大きく変わり、都市の面積の多くが白くなることで、気温も大きく下がる。
 実はこの動きは東京都で既に始まっている。それが以下の動画だ。



 ビルの屋上を白くしただけの場合でも、室内の温度影響は大きなものになり、クーラーの電気使用が15%減るデーターもある。夜半までの蓄熱効果も残らず、深夜の冷房は必要なくなるだろう。Co2削減と共に、夏場の電力ピークの減少にもなる。

 白く塗るよりもさらに良い効果を上げる遮熱塗料も開発されている。

遮熱塗料ミラクール

 遮光塗料ミラクールは長島特殊塗料が開発した遮熱塗料だ。  日光を反射する遮光性とセラミックバルーンによる断熱性を兼ね備えているため、このミラクールを建物の屋根や壁に塗布することで、大きなエネルギーの節約になる。
 特に大きな倉庫での省エネに優れているため、導入企業も増え始めている。
 倉庫での実験&BR()

 また、最近話題となるエコハウスを作るにも欠かせないパーツではないだろうか。もちろんエコハウスとしてはエコガラスセルロース断熱材などの断熱建材が加わることとなり、それらを総合した省エネルギー性はどのくらいになるのか、実験が待たれる。
 白以外にも様々なカラーバリエーションがあり、建物に合わせて色を選ぶことも出来る。白が一番遮光性があるのは確かである。  道路に塗装するタイプのミラクールウェイも開発されている。

ワールドビジネスサテライト


スーパーニュース・2m10sより


 道路用には石炭灰(フライアッシュ)を使用してアスファルトを白くする技術が既に実用段階に至っている。

アスファルトを白くする「涼路」

 この涼路は石炭灰(フライアッシュ)をそのまま利用した白い路盤材で、アスファルトの代わりに利用出来るが、アスファルトの上に塗って表面を白くすることが通常工法となっている。白くすることに加えて保水性、浸水性があり、フライアッシュそのものを路盤に使用すると浸水性の為、地下からの水分の気化熱でさらに道路冷却性が高まる。地下水の枯渇を防ぐために涼路を使用することも出来る。
 一斉にやれば気温が2℃下がるとされる打ち水大作戦などを行うと、保水性があるために気化熱による冷却効果がしばらく持続し、冷却効果は高くなる。

 現在東京都では条例によって一定以上の面積の建物に屋上緑化が義務づけられている。ヒートアイランド現象防止では、白く塗るよりも、屋上緑化の方が遥かに効果がある。夏場の直射日光下では白いコンクリートでも40℃まで熱される。一方、草木の葉の上は光合成と生体反応で熱が吸収され、表面温度が気温を超えることはほぼ無い。正しく温暖化の計測が出来ないが、体感温度では緑化の方に軍配が上がる。地球温暖化が表面化し出したのも、森林面積の縮小と砂漠化の進行が進行して以来のことだ。これは温暖化防止の要は、緑化にあることを示しているとも言える。  しかし現状では、屋上緑化は設備コストの面や毎日のケアの面で負担が大きすぎ、申し訳程度にしか実現していないのが実情では無いだろうか。
 新しい建物の屋根を白くするだけで良いならば、屋上の無い建物や小さな面積の建物にも適用でき、実効ベースとして広大な面積での温暖化対策となる。行政としても隗より始めよで先行して道路を白く塗り替え、建物も全て白くし、環境重視する国として名乗りを上げ、都市の見た目から生まれ変わるのはどうだろうか。

 屋根と道路の色は、黒よりも白。屋根の色は白よりも緑化。そんな小さく見えることでも、地球は大きく変わる。


  • 屋根と道路を白く塗る条例で、15%のCo2削減
    「地球温暖化を単純な手段で防止する方法がある。それは、世界の道路と建物を白くすることだ。」に大いに感銘を受けました。

    当方は、窓ガラスから入る日差しを、裏面は黒地、表面を白地下した自己粘着性パンチングシートにより遮光し、且つ室内から①パンチングを通して外観を透視できる素材の基本PAT.を保持し、現在、ブラインドステッカーとして、更に一定の印刷を加え、店舗ウインドのデコレーションや車後部ウインド用に販売しております。(当方url http://cgi3.osk.3web.ne.jp/~pitack/ 参照)
    従前より、素材そのままで、②日よけ用としての耐候性(屋外貼りでも8年、屋内貼りで10年以上持久力・保持力があり現在も進行中)をテストし、成果を挙げております。

    ③白地の為、外光を約75%遮光し室温を下げ、④穴以外のシート面はUVを99%カットし、⑤室内側は黒地の為、冬季は室温を逃がさず保温効果があり、しかも⑥ガラス飛散防止効果を持ち⑦、自己粘着性により、一切の溶剤系糊を使用せずに、水貼りで素人でも簡単に脱着できる一石七鳥のシートです。

    この画期的PAT.シートを如何に世の中に広め、地球温暖化防止のお役に立てる事ができるか、さらには大量生産し如何にコストを安価にできるのかに、現在苦慮しておりますので
    よき知恵をお貸し下さい。
    -- (ヒロ クリエイティヴ 代表者) 2009-09-26 11:04:14
  • 気温が上がって、水が蒸発して(気化熱)雲ができれば(白)何にもしなくても平衡しないのかの -- (名無しさん) 2012-01-04 11:46:44
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