リバーブ

原理

自然界の音には原音のほかに何かしらの残響が含まれている。この残響成分をシミュレートする。
残響…時間、大きさの不規則なディレイの集まり。

用例

  • 空間的な広がりを得る。

パラメータ

  • REVTIME
リバーブの響く時間。ただし周波数帯により時間が違うので通常は500Hzもしくは1kHzの残響音が60dB減衰するまでの時間。通常は2~3秒。1秒以下では残響感ではなく金属的な響き。5秒以上でトンネルの中。10秒以上で原音のサスティンが伸びたような印象。
  • HIGH
自然界に存在する残響音は周波数によって異なる。大きなホールでは低域に比べ高域の残響時間が短い。この残響は壁や床の材質によっても変化する。このパラメータによってその残響を再現する。このパラメータが1の時高域と低域の残響時間は等しい。通常は0.6程度である。
  • DIFFUSION
リバーブの左右の広がりを調整する。大きくすれば広がり感は大きくなるが、リバーブの密度は小さくなる。
  • INI DLY
リバーブの発生する時間を遅らせる。原音までの距離をシミュレートする。スネアなどにかけることが多い。

種類

エコールーム

その名のとおり箱。箱に音源とマイクを立てて残響を得る。

スプリングリバーブ

糸電話の糸をバネに変えたような物。バネの強さ、張力、重さによって響く時間などを変える。

鉄板式リバーブ

バネの代わりに鉄板を用いる。

デジタルリバーブ

メモリーにデジタル化した音を録音し様々な残響効果を持たせ再生する。

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最終更新:2011年01月22日 23:38