換気設備の検討

うちの古い家(1986年築)は、玄関扉の隙間から朝日の光が差し込む。つまり機密性が低い家だ。その後、住宅は機密性が増し玄関扉にはゴムパッキンが入り、窓等の機密も格段に向上してきた。これとあわせてシックハウス症候群という病が始まった。2000年頃のテレビでもよく特集が組まれていた気がする。

シックハウス症候群の原因として様々な化学物質が挙げられているが、建材を対策しただけでは解決しない。結局、様々な要因による室内の空気の質が悪化していることが問題であり、2003年の建築基準法の改正で、機械換気設備の義務付が行われた。

この改正で、居室では換気回数0.5回/h(2時間で家の中の全ての空気が入れ替わる)が必要となり、その方法としては以下の3種類の換気設備がある。

·                     第1種換気
部屋ごと、家全体で吸気、排気のファンをつけ、機械で強制的に空気の入れ替えを行う。

·                     第2種換気
第3種の逆で、吸気口に吸い込み用のファンをつけ、自然排気を行う。

·                     第3種
各居室に吸気口を設け(一般的に高い位置)、廊下へのドアをアンダーカットし(床側に1cmほどの隙間を空ける)、廊下からトイレや浴室に設置した換気扇で空気を排気する。

最終更新:2008年08月01日 10:17