第1種換気

第一種換気では、外気を取り込み(OA:Outdoor Air)熱交換器を通じて室内に給気(SA:Supply Air)する。また、室内からの還気(RA:Return Air)を熱交換器を通じ、排気(EA:Exhaust Air)する。

ここで熱交換器で室内の還気(RA)の熱を給気(SA)に渡す。渡すのが空気の熱のみの場合が「顕熱交換」、水蒸気も渡すのが「全熱交換」と2種類の交換器がある。

熱交換器の性能は、交換効率で表わされる。

顕熱交換

温度交換効率(tη) = (外気温 - 給気温) ÷ (外気温 - 還気温) × 100%

例:外気温(OA)が0℃、還気温(RA:要するに室内の気温)が20℃としたときの、交換効率と給気温(SA)の関係は以下のとおり。

潜熱交換

顕熱交換では温度のみ交換するが、潜熱交換は、膜を通して水蒸気をRAから、SAへ移動させる。

全熱交換

全熱交換では、エンタルピを交換率で利用する。単位はkj/kg[DA]。DAは乾燥空気を示す。その前にエンタルピ=

 

 

 

交換効率(%) 50 60 70 80 90 100
給気温(SA:℃) 10 12  14 16
18
20
最終更新:2008年08月01日 17:43