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「薩次&キリコシリーズ」(2013/12/09 (月) 22:16:07) の最新版変更点
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**概要
辻ミステリの原点となったシリーズ。
推理作家志望の中学生・ポテトこと[[牧薩次]]と、そのガールフレンド・スーパーこと[[可能キリコ]]とのコンビが、学園周辺で起こる事件を追うパターンから事件が始まった。また、薩次が書く推理小説内の事件がドラマにからんでいくメタ・フィクション的な展開もある。
基本的には薩次が推理担当、百芸に秀でたキリコが行動担当であったが、二人が大人になるに従ってキリコの超人性は影を潜め、現実的なカップル探偵になっていく。
二人はシリーズを重ねるにつれて、友達から恋人へと関係を深めていき、薩次は本職の推理作家業の傍ら、キリコと共に実際の殺人事件にも数多く出会っていく。
キリコの兄・[[可能克郎]]は、その後多くのシリーズにも出演し、辻ミステリワールドの顔となっていく。また、第6作の「[[TVアニメ殺人事件]]」では[[近江由布子]]をはじめとして、スナック[[蟻巣]]ゆかりの面々がデビューしている。そうしたクロスオーバー的な面からも、本シリーズが辻ミステリワールドの中心であることは間違いない。
「[[本格・結婚殺人事件]]」を最後に、しばらく長編からは遠ざかっていたが、2008年に牧薩次名義で現実に新作「[[完全恋愛]]」が出版された。
そして、2013年にキリコの出産がテーマになる完結編「戯作・誕生殺人事件」が出版され、40年に及んだシリーズにピリオドが打たれた。
***タイトルについて
辻ミステリ作品の中では作者のこだわりにより、本シリーズのみ「~殺人事件」のタイトルで統一するというルールが存在した。そのルールが定着する以前の'79年に出版された単発作品「離島ツアー殺人事件」は、ルールに合わせるために'82年のFUTABA NOVELS収録時に「紺碧(スカイブルー)は殺しの色」に改題されている。
しかし、'92年に単発作品の「安曇野殺人事件」が出版されて以降、上記の縛りはなくなっている。
また、'93年の「[[湾岸鉄道殺人事件]]」は、[[克郎&智佐子シリーズ]]でありながら、ストーリーは薩次・キリコシリーズの体裁に近いという番外編的な造りになっている。
**シリーズリスト
***長編
-[[仮題・中学殺人事件]]
-盗作・高校殺人事件
-改訂・受験殺人事件
-SFドラマ殺人事件
-SLブーム殺人事件
-[[TVアニメ殺人事件]]
-[[宇宙戦艦富嶽殺人事件]]
-急行エトロフ殺人事件
-寝台特急ひかり殺人事件
-電気紙芝居殺人事件(鬼堂修一郎シリーズ最終作を兼ねる)
-幻の流氷特急殺人事件
-東海道36殺人事件(文庫化の際に『東海道本線殺人事件』に改題)
-沖縄県営鉄道殺人事件
-[[合本・青春殺人事件]]
-[[『殺人事件』殺人事件]]
-ガラスの仮面殺人事件
-ユートピア計画殺人事件
-究極の鉄道殺人事件
-本格・結婚殺人事件
-戯作・誕生殺人事件
***牧薩次名義の長編
-完全恋愛
-郷愁という名の密室
***短編
-特急『燕』驀進す(『死ぬほど愛した』に収録)
-一件落着!(『合本・青春殺人事件』に収録)
-祖神の声(新潮文庫『ミステリー大全集2 ミステリー日本地図』に収録)
-臼杵2時間52分の危機(天山文庫『トラベル推理傑作選 日本縦断殺人』に収録)
**概要
辻ミステリの原点となったシリーズ。
推理作家志望の中学生・ポテトこと[[牧薩次]]と、そのガールフレンド・スーパーこと[[可能キリコ]]とのコンビが、学園周辺で起こる事件を追うパターンから事件が始まった。また、薩次が書く推理小説内の事件がドラマにからんでいくメタ・フィクション的な展開もある。
基本的には薩次が推理担当、百芸に秀でたキリコが行動担当であったが、二人が大人になるに従ってキリコの超人性は影を潜め、現実的なカップル探偵になっていく。
二人はシリーズを重ねるにつれて、友達から恋人へと関係を深めていき、薩次は本職の推理作家業の傍ら、キリコと共に実際の殺人事件にも数多く出会っていく。
キリコの兄・[[可能克郎]]は、その後多くのシリーズにも出演し、辻ミステリワールドの顔となっていく。また、第6作の「[[TVアニメ殺人事件]]」では[[近江由布子]]をはじめとして、スナック[[蟻巣]]ゆかりの面々がデビューしている。そうしたクロスオーバー的な面からも、本シリーズが辻ミステリワールドの中心であることは間違いない。
「[[本格・結婚殺人事件]]」を最後に、しばらく長編からは遠ざかっていたが、2008年に牧薩次名義で現実に新作「[[完全恋愛]]」が出版された。
そして、2013年にキリコの出産がテーマになる完結編「戯作・誕生殺人事件」が出版され、40年に及んだシリーズにピリオドが打たれた。
***タイトルについて
辻ミステリ作品の中では作者のこだわりにより、本シリーズのみ「~殺人事件」のタイトルで統一するというルールが存在した。そのルールが定着する以前の'79年に出版された単発作品「離島ツアー殺人事件」は、ルールに合わせるために'82年のFUTABA NOVELS収録時に「紺碧(スカイブルー)は殺しの色」に改題されている。
しかし、'92年に単発作品の「安曇野殺人事件」が出版されて以降、上記の縛りはなくなっている。
また、'93年の「[[湾岸鉄道殺人事件]]」は、[[克郎&智佐子シリーズ]]でありながら、ストーリーは薩次・キリコシリーズの体裁に近いという番外編的な造りになっている。
**シリーズリスト
***長編
-[[仮題・中学殺人事件]]
-盗作・高校殺人事件
-改訂・受験殺人事件
-SFドラマ殺人事件
-SLブーム殺人事件
-[[TVアニメ殺人事件]]
-[[宇宙戦艦富嶽殺人事件]]
-急行エトロフ殺人事件
-寝台特急ひかり殺人事件
-電気紙芝居殺人事件([[鬼堂修一郎シリーズ]]最終作を兼ねる)
-幻の流氷特急殺人事件
-東海道36殺人事件(文庫化の際に『東海道本線殺人事件』に改題)
-沖縄県営鉄道殺人事件
-[[合本・青春殺人事件]]
-[[『殺人事件』殺人事件]]
-ガラスの仮面殺人事件
-ユートピア計画殺人事件
-究極の鉄道殺人事件
-本格・結婚殺人事件
-戯作・誕生殺人事件
***牧薩次名義の長編
-完全恋愛
-郷愁という名の密室
***短編
-特急『燕』驀進す(『死ぬほど愛した』に収録)
-一件落着!(『合本・青春殺人事件』に収録)
-祖神の声(新潮文庫『ミステリー大全集2 ミステリー日本地図』に収録)
-臼杵2時間52分の危機(天山文庫『トラベル推理傑作選 日本縦断殺人』に収録)