『殺人事件』殺人事件

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1991年5月 双葉社 FUTABA NOVELS 1993年3月 双葉社 双葉文庫  [[薩次&キリコシリーズ]]が講談社を離れ、タイトルも“架空交通機関”にこだらなくなった新展開の第1作(*)。以後、本シリーズは特定の出版社に定住しないまま、様々な題材を扱うことになる。そして、本作の枕詞は“殺人事件”となり、推理小説そのものを題材にした連続殺人が展開される。また、[[薩次]]と[[キリコ]]の結婚問題が大きくクローズアップされ、本作以降は薩次の迷いとキリコの焦りがシリーズの縦糸になる。  事件は、推理作家志望者たちの勉強会を舞台にした連続殺人で、トリックやダイイングメッセージなど謎解きの要素が強い。  また、前述の薩次とキリコの関係や、[[夕刊サン]]のカルチャーセンター事業、本作でプライベートの一端が明らかになる[[水上]]刑事の活躍、作家・辻真先の存在など、シリーズファンを喜ばせる見所も多い。  おなじみの夕刊サンがカルチャーセンター事業に進出し、[[克郎>可能克郎]]の誘いで薩次が創作講座の講師を引き受けることになった。  しかし、主婦層の圧倒的な不支持を誇る夕刊サンの主宰で生徒が集まるわけもなく、事業は頓挫した。薩次は、セミプロから女子高生まで集まった7人の生徒が自主的に勉強会を開くことになると聞いて、その講師をボランティアで引き受ける。  キリコを加えた一同が、リーダー格のセミプロ作家・長尾の家に集まった夜、メンバーの一人・小早川佳那が、長尾家のある三軒茶屋から遠く離れた湯河原で死体となって発見された。しかも、その死に方は彼女が書いていた小説そのままだった。  薩次とキリコは事件解決に乗り出すが、生徒達の習作をなぞるような事件は続いていく。 *前作「沖縄県営鉄道殺人事件」と本作との間に「[[合本・青春殺人事件]]」があるが、「合本~」は過去の作品の再編集に短いエピソードを加筆したものなので、事実上は本作が新展開の初作になる。  
1991年5月 双葉社 FUTABA NOVELS 1993年3月 双葉社 双葉文庫  [[薩次&キリコシリーズ]]が講談社を離れ、タイトルも“架空交通機関”にこだらなくなった新展開の第1作(注)。以後、本シリーズは特定の出版社に定住しないまま、様々な題材を扱うことになる。そして、本作の枕詞は“殺人事件”となり、推理小説そのものを題材にした連続殺人が展開される。また、[[薩次>牧薩次]]と[[キリコ>可能キリコ]]の結婚問題が大きくクローズアップされ、本作以降は薩次の迷いとキリコの焦りがシリーズの縦糸になる。  事件は、推理作家志望者たちの勉強会を舞台にした連続殺人で、トリックやダイイングメッセージなど謎解きの要素が強い。  また、前述の薩次とキリコの関係や、[[夕刊サン]]のカルチャーセンター事業、本作でプライベートの一端が明らかになる[[水上]]刑事の活躍、作家・辻真先の存在など、シリーズファンを喜ばせる見所も多い。  おなじみの夕刊サンがカルチャーセンター事業に進出し、[[克郎>可能克郎]]の誘いで薩次が創作講座の講師を引き受けることになった。  しかし、主婦層の圧倒的な不支持を誇る夕刊サンの主宰で生徒が集まるわけもなく、事業は頓挫した。薩次は、セミプロから女子高生まで集まった7人の生徒が自主的に勉強会を開くことになると聞いて、その講師をボランティアで引き受ける。  キリコを加えた一同が、リーダー格のセミプロ作家・長尾の家に集まった夜、メンバーの一人・小早川佳那が、長尾家のある三軒茶屋から遠く離れた湯河原で死体となって発見された。しかも、その死に方は彼女が書いていた小説そのままだった。  薩次とキリコは事件解決に乗り出すが、生徒達の習作をなぞるような事件は続いていく。 注:前作「沖縄県営鉄道殺人事件」と本作との間に「[[合本・青春殺人事件]]」があるが、「合本~」は過去の作品の再編集に短いエピソードを加筆したものなので、事実上は本作が新展開の初作になる。  

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