知床岬に夏は死ぬ


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1990年9月
中央公論社 C-NOVELS

 三津木新哉(未)綾川くるみの仲が進展する中、新哉の学生時代の恋愛が発端となって起きた事件にくるみが巻き込まれていく。
 いつものトリオが、くるみとユーカリ&新哉に分かれ、物語は作者お得意のトラベルミステリーとして、礼文島、稚内、網走、知床半島等、道北から道東へと幅広く展開していく。また、時刻表トリックやアリバイトリックもてんこ盛りである。

 しかし、物語の主眼はそうしたミステリー要素ではなく、新哉の過ぎ去った青春時代の思い出と、それを垣間見て揺れるくるみの心、そして新哉に思いを寄せていた女性たちの悲しい運命など、恋愛ドラマとしての印象が強い。

 地方巡業中の新哉の留守宅を主婦気取りで掃除していたくるみは、新哉の学生時代の恋人・イトウフミコを名乗る女性から自殺予告の電話を受け、単身北海道へ飛ぶ。そして、稚内で伊藤扶美子を名乗る女性と出会ったくるみは、不思議な殺人事件に巻き込まれていく。
 一方、くるみの書き置きを読んだ新哉も、ユーカリと共に後を追って扶美子の故郷・知床へ向かい、偶然出会った利根敬助(未)の協力を得てくるみと扶美子の行方を追う。だが、その捜索行の途中、彼らは知床五湖で刺殺された男性の死体を発見した。その男性は、学生時代に新哉に思いを寄せていた友人・中島文子の夫だった。
 伊藤扶美子が死体で発見され、くるみが殺人容疑をかけられる中、ユーカリは新哉の過去に端を発する連続殺人の謎に挑んでいく。










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