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鷲ノ巣駅


二海郡八雲町花浦に位置する無人駅であった。駅ナンバリングはH53であった。
2014年5月12日から2016年3月25日までは北海道最西端の駅だった。

鷲ノ巣駅の様子

駅看板1 駅看板2
駅の風景1函館方面を望む) 駅の風景2長万部方面を望む)
待合室内のようす 道道に繋がる一本道
道道から駅の方向を望む 駅看板3
函館バス「鷲の巣信号所前」停留所(上り) バス停周辺の風景

駅情報

 2面2線構造の駅で、上下線ホームは構内踏切で結ばれていた。ホームは比較的簡素な構造で、有効長は上り線が2両分、下り線が1両分と短いものだった。駅舎はなかったが、上り線ホームの隣に小さな建物が立っており、内部には待合室や汲み取り式のトイレがあった。

 駅周辺は林が広がり民家などの建物は見当たらず、東に向かって舗装のされていない一本道が続いているのみである。こうした景観が秘境駅の雰囲気を醸し出している。また、この一本道を150mほど進むと道道1029号線に出ることができ、その近くには函館バスの「鷲の巣信号所前」停留所があるほか、国道5号線(大沼国道)が通っている。バス停の名盤は上り(函館ゆき)のみ「鷲の木信号場前」となっている。

 バス停の名前からも分かるように、当駅はかつて信号所であった。1944年9月1日に「鷲ノ巣信号所」として開設され1949年8月1日に仮乗降場化、1962年9月30日に再び信号所化された後、1987年4月1日に駅に昇格されて現在に至る[1]

 なお2014年5月12日からは北海道最西端の駅となった。これは江差線木古内 - 江差間の廃止によるもので,それまで北海道最西端の駅は旧江差線の上ノ国駅であった[2]
 この駅から函館寄りは複線、長万部よりは隣の山崎まで単線となっている。
 2016年3月26日をもって廃駅となり、再び信号場に格下げされた。
現在駅跡にあったホームおよび待合室は解体されており、業務用の建物が1軒残されているのみである。
信号場東側の跨線橋から信号場構内を見ることができる。
駅入口跡 信号場建屋
鷲ノ巣信号場構内

参考


[1] 矢代新一郎編集(2008)『日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道』 今尾恵介監修,新潮社.
[2] Googleマップ.

[2013/07/13,奈サク]
[2014/06/16,奈サク(追記)]
[最終更新:2020/03/28,乗リツ]

隣接駅


八雲(H54)←鷲ノ巣(H53)→山崎(H52)



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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)

最終更新:2020年03月28日 01:21
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