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八雲駅
函館本線


二海郡八雲町本町に位置する八雲町の中心駅である。駅ナンバリングはH54である。

八雲駅の様子


駅看板1 駅看板2
駅看板3 名所案内(クリックで拡大可)
駅の風景1函館方面を望む) 駅の風景2長万部方面を望む)
駅舎内のようす 八雲町特産品展示コーナー
八雲町のPR(クリックで拡大可) 展示品の塩
駅前広場のようす 函館バス「八雲駅前」停留所
2017年度以降の駅看板1 2017年度以降の駅看板2

駅情報


 2面3線構造の駅で、加えて側線が数本敷かれている。上下線ホームは跨線橋で結ばれている。駅舎は上り線ホームに隣接しており、中にはみどりの窓口やキヨスク、八雲町の特産品展示コーナーがある。また八雲町の中心駅であることから、特急北斗・スーパー北斗も全列車が停車する。かつて運行されていた寝台特急北斗星・カシオペアや快速アイリスも停車していた(ただし当時のスーパー北斗15号は通過していた)。

 駅前には函館バスの「八雲駅前」停留所があるほか、宿泊施設や飲食店が数件見られる。周囲には市街地が広がっており、駅から北東向きに150mほど進んだところに郵便局が、北西向きに300mほど進んだところにローソンがある。

 現在の八雲町は太平洋(内浦湾)と日本海に面していることから、日本で唯一「二つの海を持つ町」であることが前述の特産品展示コーナーや当町のホームページでアピールされている。「二海郡」という郡名もこれに由来するという[1]。また北海道における木彫熊発祥の地でもあるとのことである。

 大正時代には,八雲駅と瀬棚を利別経由で結ぶ路線が計画されていた。当時太平洋側(内浦湾側)と瀬棚を結ぶ路線は国縫駅を起点とすることが鉄道院で決定されていたが、沿線の農林業や地下資源開発に鉄道が大きく貢献するという理由などから八雲駅を起点とした路線を建設せよとする誘致運動が起こった。努力の甲斐あり、その後鉄道敷設法に「胆振国八雲ヨリ後志国利別ニ至ル鉄道」が建設されるべき路線として登録されている。しかし既に国縫と瀬棚の間で定期馬車の運行実績があったという事情などから、大正15(1926)年に国縫駅起点の路線建設が開始され昭和7(1932)年に全通し、結局八雲駅起点の路線は計画のままで終わってしまった。因みにここで開通した国縫駅起点の路線は、昭和62(1987)年3月16日に廃止された国鉄瀬棚線の前身であった[2][3]

 なお,現在北海道新幹線の新駅として新八雲駅(仮称)が計画されているが、この駅は現八雲駅に隣接するのではなく春日地区という当駅から西向きに3kmほど離れた位置に建設される予定である[4][5]

参考



[2013/07/13,奈サク]
[2017/02/24, 乗リツ]

隣接駅


山越(H55)←八雲(H54)→鷲ノ巣(H53)(廃)



Copyright c 1997-2013 北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)

最終更新:2020年06月09日 03:21
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