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名寄駅
宗谷本線


名寄市東1条6丁目にある名寄市の中心駅であり、かつては名寄本線・深名線の分岐駅であった。駅ナンバリングはW48である。

名寄駅の様子


駅看板1 駅看板2
駅の風景(旭川方面を望む) ホームから見えるJR貨物名寄駅
駅舎内のようす 駅前広場の風景
改装前の旧駅舎 冬季

駅情報

 2面3線構造の駅である。駅舎は西側の1番ホームに接しており、内部にはみどりの窓口やツインクルプラザ、キヨスクがある。

 名寄市の中心駅であり、特急列車を含め全ての旅客列車が停車する。普通・快速列車は当駅発着のものが多く、当駅-旭川駅間を結ぶ快速「なよろ」も1日4往復設定されている。特急列車高速化に向けた宗谷本線の軌道改良工事は当駅が北端となっており、旭川方面から爆走してきた特急「宗谷」、「サロベツ」は当駅を境にまるで掌を返したかのようにのんびりと走るようになる。また駅の北側にはJR貨物名寄駅があり、敷地内に大量のコンテナが並べられている。ただしJR貨物名寄駅はオフレールステーションであるため、貨物列車の発着はない。

 かつては旧国鉄・JRの名寄本線・深名線が分岐しており、ともに駅の南側から線路が延びていた。

バス情報

「名寄駅前」停留所1(ジェイ・アール北海道バス) 「名寄駅前」停留所2(名士バス)
「名寄駅前」停留所3(道北・中央・宗谷バス) 駅前交流プラザ「よろーな」
ジェイ・アール北海道バス(深名線) 名士バス(左:恩根内線、右:なよろコミュニティバス)
駅前にはジェイ・アール北海道バス、名士バス、道北バス、中央バス、宗谷バスが使用する「名寄駅前」停留所があり、旧名寄本線・深名線の代替バスや札幌への都市間バス、市街地を走るコミュニティバス等が発着している。駅前広場の南側には駅前交流プラザ「よろーな」という施設があり、観光案内コーナーやバス案内所等が入っている。

 周辺は市街地となっており、駅前広場の西側を道道540号線が通っている。この道道を渡って西へ進み、1つ目の交差点を右折して150mほど進むとローソンが、2つ目の交差点を左折して100mほど進むと郵便局が、逆に右折して100mほど進むとセブンイレブンがある。また、駅前広場から道道を800mほど南へ進んだところにある交差点を左折し、宗谷本線の線路を渡ると名寄公園の南口にたどり着く。
2018年には駅舎が改装され、開業当初に近い姿に復元された。

キマロキ編成

駅南側の陸橋から稚内方面を望む 同陸橋から旭川側を望む
かつて残されていた旧名寄本線の線路 「キマロキ編成」(クリックで拡大可)
|「キマロキ編成」の説明1(クリックで拡大可)|「キマロキ編成」の説明2(クリックで拡大可)|}
 名寄駅を訪れるなら「キマロキ編成」は見逃せない。「キマロキ編成」とは,かつて豪雪地帯で雪かきに使用されていた列車編成の愛称で、順に連結された機関車、マックレー車、ロータリー車、機関車のそれぞれの頭文字から名付けられた。北海道内陸部や東北地方、北陸地方では線路両側に高い雪壁ができることが多く、ラッセル式の車両を用いた除雪が困難であった。そこで、線路両側の雪をかき集めるマックレー車と、かき集めた雪を遠くへ飛ばすロータリー車が使用されることとなり、これらの車両を蒸気機関車2両が牽引・後押ししていた。

 「キマロキ編成」は名寄公園の南口付近で展示保存されており、宗谷本線の列車からもその姿を見ることができる。保存車両は南側から順に、機関車の59601、マックレー車のキ911、ロータリー車のキ604、機関車のD51398、車掌車のヨ4456である。「キマロキ編成」は日本国内でも名寄公園にしか保存されておらず、2010年にはJR北海道により準鉄道記念物に指定されている。なお車両が展示されている場所は旧名寄本線のルート上にあり、線路は緩いカーブを描いている。なおキマロキ編成は冬季(毎年10月中旬~翌年4月下旬)は雪から守るためにブルーシートに覆われる
[2013/09/15,奈サク]
[最終訪問:2018/12/22, 乗リツ]

隣接駅


東風連(W47)←名寄(W48)→日進(W49)



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(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)

最終更新:2019年04月19日 10:01
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