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大沼駅


亀田郡七飯町字大沼町に位置する駅で、函館本線の2つの支線が分岐している。駅ナンバリングはH68である。

大沼駅の様子


駅看板1 駅看板2
駅看板3 駅看板4
駅の風景1函館方面を望む) 駅の風景2方面を望む)
注意書き1(クリックで拡大) 注意書き2
駅舎内の様子 D51型の模型(クリックで拡大)
D51型の諸元(クリックで拡大) 「大沼駅小史」(クリックで拡大)
駅前広場の風景 駅前広場のモニュメント
「大沼駅の歩み」(クリックで拡大) 函館バス「大沼駅」停留所

駅情報


 2面3線の地上駅で、加えて側線が数本敷かれている。ホームは跨線橋で結ばれている。駅舎は東側の1番ホームに隣接しており、内部には待合室とみどりの窓口(営業時間は8:45~16:00)があるほか、「デゴイチ」の愛称で知られるD51型蒸気機関車の1/42模型が展示されている。

 函館本線は当駅の南北でそれぞれ支線が分岐している。1つ目は七飯-大沼間を藤城地区経由で結ぶ路線(通称:藤城線)で、1966年10月1日に全通、2つ目は大沼-間を渡島砂原駅経由で結ぶ路線(通称:砂原線)で、1945年6月1日に全通した[1][3]。もともと函館本線には七飯-仁山(1987年4月1日までは信号所)-大沼-駒ケ岳-森というルートが存在したのだが、このルートには急勾配が存在することから、比較的勾配の緩いこれらの支線が新たに建設されることとなった。2014年8月1日時点のダイヤでは、下りの特急列車と貨物列車は藤城線経由、上りの貨物列車は砂原線経由で運転されている。

 当駅は2度にわたって駅名変更が行われている。1903年6月28日に「大沼」駅として開業した後、1920年6月15日に「軍川」(いくさがわ)駅に改められ、1964年6月1日に再び「大沼」駅に戻されて現在に至る。ちなみに当駅が「軍川」駅を名乗っていた1920年6月15日-1964年5月1日の期間は、隣の現大沼公園駅が「大沼」駅を名乗っていた[1][2][3]

 現在、大沼国定公園の観光の玄関口は大沼公園駅が担っている。しかし、函館方面から普通列車でやって来た乗客が名前の似ている当駅で誤って降車してしまうことがあるようで、ホームや跨線橋には「大沼公園駅は隣の駅です」という旨を知らせる注意書きが見られる。なお、当駅から大沼公園駅までの移動距離は道道338号線経由で約1,500mであり、決して歩けない距離ではない。

 駅の東側には集落が広がっているが、大沼公園駅と比べると周辺は閑散とした印象を受ける。駅前広場には自動販売機や電話ボックス、からまつハイヤーの乗り場がある。また、駅前広場から東へ伸びる道を100mほど進むと道道43号線ならびに道道338号線に接する交差点があり、この交差点のすぐ北側には函館バスの「大沼駅前」停留所が、すぐ南側にはセブンイレブンが、さらに南側約250mのところにはサンクスがある。

 大沼駅前バス停には函館と鹿部を結ぶバスが1日3往復停車する。ただし、すべての便が大沼駅前に停まり、一度大沼公園に寄ってからもう一度大沼駅前に停まる。つまり、大沼駅前バス停には同じバスが2回停まることになる。

 2017年4月から7月にかけて放送されたテレビアニメ『冴えない彼女の育て方♭』のオープニングで登場する駅は大沼駅とされている。

参考


[1] 矢代新一郎編集(2008)『日本鉄道旅行地図帳 1号 北海道』 今尾恵介監修,新潮社.
[2] 『大沼駅小史』(駅舎の壁面に設置された説明板).
[3] 『大沼駅の歩み』(駅前広場に設置された説明板).

[2014/07/21,奈サク]
[最終更新:2016/09/05、乗リツ]

隣接駅


仁山(H69)  ←  大沼(H68)  →  大沼公園(H67)/池田園(N71)



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最終更新:2018年08月21日 02:48
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