#1 - May20 / 2008




 諸般の事情により4月から,北大に籍を残したまま東京の某大学の研究室に通うことになりました.東京出身の私にとって,7年ぶりの東京生活です.

 さて,東京での鉄道利用にあると便利なのが Suica と PASMO.今日ではどちらか1枚あれば首都圏の多くの鉄道・バスに乗ることができます.

 そんなわけで毎日 Suica と PASMO を使う生活をしているわけですが,驚いたのが自動改札機の反応の速さ.いつ改良が行われたのか,Suica 登場当時とは比べものにならないくらい速くなっています.Suica 登場当時は改札機の前で一歩足を止めるくらいの気持ちでカードをかざさなければならなかったんですけどね.こちらに来てから 200 回近く改札を通過していますが,何も考えずに歩いて引っかかったのは5回だけ.登場当時は出場時に足を止めずに通過したら背中で改札の扉が閉まり,もしやと思って調べてもらうとカードに出場記録が残っておらず,危うく不正乗車扱いでカードが2度と使用できなくなるところであった・・・なんてことが何度かあったものです.

 よく見かける「確実にタッチして下さい」「タッチは1秒」といった標語は,「タッチさせることで時間を稼ぎ,読み取りエラーを防ぐ」ための戦略のようです.神経質に押しつけていく人をちょろちょろ見かけますが,重要なのは読み取り部の上で一定時間静止させること.JR 東日本によれば,10cm くらいまで離しても反応するそうです.

 知らぬ間に改良されていたのは反応速度だけではないようで.読み取り部にカードを縦にかざしてもしっかり反応してくれるようになっています.昔は反応してくれなかったんですよ.さらに驚いたのが,読み取り部とカードの間に英世先生を 62 人挟み込んでも反応すること.紙幣に使われる磁気インクが電波を遮断してしまうのか,昔は漱石先生 30 人挟んだら反応してくれなかったんですよー.「財布の中にカードを入れて使うときは,カードの場所に気を付けないと反応が悪い」と囁かれたものです.

 しかし機械の個体差もあるようで,縦にかざしてもスッと反応する機械がある一方,縦ではいつまで経っても反応してくれない機械が存在したり.もっとも,カードを縦にしてかざすとか,わざわざ紙幣の束に包んで使うなんていうのは,一部のひねくれ者だけでしょうけどね.

 ところで先日,都営地下鉄某駅の改札にて,きちんとタッチしているのに3回連続で「きちんとタッチして下さい」と弾かれまして.あれは Suica で通ろうとしたのがいけなかったんでしょうか.「JR 線じゃないんだから PASMO を使え」という嫌がらせ.はたまた誰かが私を陥れようとしていたとか,某国の陰謀とか・・・4度目にはちゃんと通れたんですけどね.「やっぱり気むずかしい機械だなぁ」と感じるのは私だけでしょうか.

[取材・文責:雅]




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