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新中小国信号所
津軽線・海峡線


津軽今別駅と中小国駅の間にある,JR 北海道と JR 東日本の分岐点である.

新中小国信号所の様子


青森側から函館方面を望む 分界点標識
新幹線合流予定地(津軽線大平駅から) 新幹線合流予定地(函館行き列車内から)


駅情報

 信号場とは,「専ら列車の行き違い又は待ち合わせを行うために使用される場所」であり,平たく言えば「客扱いを行わない駅」である.
 海峡線と JR 東日本・津軽線の分岐点となっており,西側から津軽線上下線,海峡線下り,海峡線待避線,海峡線上り線の順に並んでいる.北側へは津軽線(三厩方面・単線)と海峡線(函館方面・複線)が伸び,南側へは4線全てが合流して青森方面へ線路が続いている.この南側の合流点近くに JR 北海道と JR 東日本の分界点標識が建っている.

 周辺は田園地帯であり,西側には県道が併走している.民家も多く,線路際に防音壁が多く建てられている.
 函館方面行きの列車に乗ってこの信号場を過ぎるとまもなく,上下線の線路が距離を取りつつ大きく右へカーブする地点がある.北海道新幹線完成の暁には,この海峡線の線路の間に割り込むようにして新幹線が合流する計画になっている.

 時刻表などを見ると JR 北海道と JR 東日本の境界駅は,この信号場からひとつ青森側の中小国駅であると紹介されている.厳密には「JR 北海道」はこの信号場までなのだが,前述の通りここは客扱いを行う駅ではないため,運賃計算上は中小国駅が境界駅とされる.しかし青森~函館方面を結ぶ列車は全て中小国を通過するため,実質的な境界駅はふたつ青森側の蟹田駅である.よって,当企画では新中小国の隣接駅を蟹田駅としている.
 参考までに中小国駅は1面1線の無人駅であり,周囲は田園地帯となっている.民家も多いが,商店・郵便局の類は近所に存在しない.健脚な人で新中小国信号場から徒歩 20 分,蟹田駅から徒歩 50 分程度である.駅前の国道を地元自治体が運営するコミュニティバスが1日何往復かしているようだが,会社経営の路線バスのように停車場が明示的ではないため,余所者は利用を期待しない方が良いと思われる.

[2007/09/22,雅]

隣接駅


蟹田・中小国  ←  新中小国(信)  →  津軽今別
   (JR東日本)                新中小国(信)  →  大平(JR東日本)




Copyright c 1997-2008 北海道大学鉄道研究会
(Hokkaido University Railway Research Group, Japan)

最終更新:2008年12月06日 16:34
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